- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062758369
感想・レビュー・書評
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某経済新聞社の話。
一回買って読んだけど途中で辞めて、そっから半年、苦しみながら上巻だけなんとか読みきった
内容よりも、文章力のなさを感じる
全体に抑揚みたいのがなくて、読んでてここちよさがない。
話がわかりづらいうえに、セリフの説明口調がわざとらしくてみんなひねくれてるから、登場人物に移入できない。
中身はさもありなんてかんじで、某新聞社の内情を暴きたいなら別のかたちがあったんじゃないか、と。
そしたら続きも読んでみたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<作品紹介>
経済産業新聞・証券部の倉本は豪腕記者萩原を中心にした取材チームで、バブル崩壊を象徴するイトセン事件をスクープした。が、その初公判で「東経産内の協力者に一千万が支払われた」と検察が冒頭陳述をして社内は騒然となる。日本経済をリードしてきたと自負する経済紙の驕りをえぐり出す力作長編。
※感想は下巻読了後 -
日経新聞のスキャンダルを題材にした経済小説。
しかし、新聞報道という眼から
その時々の経済情勢を見ることができ、
読み応えのある本だと思った。
実際に日本経済新聞の元社長から「自分たちをモデルにした事実無根の内容で名誉を棄損された」として、単行本出版などの差止めと損害賠償・謝罪広告掲載を求めて東京地方裁判所に提訴されたそうだ。
乱気流 上
東京経済産業新聞・証券部の倉本は豪腕記者萩原を中心にした取材チームで、バブル崩壊を象徴するイトセン事件をスクープした。が、その初公判で「東経産内の協力者に一千万が支払われた」と検察が冒頭陳述をして社内は騒然となる。日本経済をリードしてきたと自負する経済紙の驕りをえぐり出す力作長編。
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0206275837 -
2009年6月か7月に読み終わった本
http://hydrocul.seesaa.net/article/129954772.html -
一企業人を取るか、一ジャーナリストを取るか、企業に属するジャーナリストならば誰もが葛藤するジレンマ。
後者を取るのが本来あるべき姿だが、こと日本においてはそれがものすごく難しい。何が共存共栄だよと思ってしまうが、もし自分だったらどうするだろうか、と考えると「ペン」なのか「パン」なのかという問いに「ペン」という答えを出せるかは微妙なラインだと思う。 -
日本経済新聞がモデルであることは間違いない。
リクルート問題、鶴田問題(会社の私物化)を題材にし、事実に即した内容で小説化している。
実際、高杉氏は鶴田元社長と島田元常務から名誉毀損で訴えられてもいる。
途中挿話も取り入れた長い長い小説で、どこまでがほんとの話でどこからが作り話なのかよくわからん。
山三、興日、ヤマト証券→山一、日興、大和証券
旭日、東毎、読広新聞→朝日、毎日、読売新聞
は用意に想像がつくけれど、これってどこの会社?・・・とわからないとイライラする。
(なんせ世事にウトイもんで。)
いずれにしてもちゃんとメスを入れる人がいないと、大会社の幹部はやりたい放題ってことなんですよね。
身を粉にして働いてる社員がいっぱいいるというのに。
内部告発というのは本当に勇気のいることだ。
犠牲がないと世の中が良くならないというのも悲しい事実です。
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リクルートを『理念なき膨張』と表現したことに感銘を受けた。
会話の内容に違和感を感じるが、それが大人の会話なんやろうと思う。 -
なんかなぁ。。
日経新聞社は株式を上場していない。
同社の株主は役員と社員、一部OBだけ。特定の個人大株主も、外部株主もいない。
役員の腐敗ぶりは想像を絶すると思われる。
2007/10/26 -
1980年代に発生した「リクルートコスモス事件」「イトマン事件」をバックに日本経済新聞の暗部を描き出した小説。 どこが創作で何処が事実か分からないが、実際に起こった事件であるためリアリティがある。 高杉良氏本人も間接的に登場しているところが興味深い。