終決者たち(下) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758543

感想・レビュー・書評

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  • 凶器である拳銃に残されたDNA。
    合致したチンピラの電話の盗聴と動かすための新聞記事を仕掛ける。
    この作戦にまつわるエピソードで下巻の半分を使う。

    チンピラは殺されてしまい、その作戦は大失敗。
    窮地のボッシュ、復帰3日目で馘首か?

    アーヴィングの勝ち誇った態度に反発するボッシュ。
    その反応としてアーヴィングの部下がボッシュの家を訪問する。
    彼の話で、更に失敗を噛み締めるボッシュだが、
    記録を読み返して殺された少女の部屋が保存されていることに目を付けて新たな証拠を入手する。

    更にチンピラ殺害の時の電話のからくりに目を付けて、ついに犯人を確定する。
    警察を去らざるを得なくなるアーヴィングとほろ苦い結末。

  • 上下巻のうち前半80%くらいは面白いような、面白くないような構成。ラストスパートの展開に読み応えあり。

  • 久しぶりのボッシュシリーズ傑作だ。
    警官に復帰したボッシュは17年前の女子高生殺人事件を追う。
    ライダーとのコンビは流れも良く変な膠着は無い。ボッシュは妻と子供が絡むと途端に偏屈なジジイになってしまうので心配だった。

  • 本作のクライマックスは、LAPDアカデミーでの卒業式のシーンでは無いでしょうか?ここで、天敵との戦いに一旦幕が下りた形になるようです。(ま、その後、別の形で再び相見えることになるようですが)

    それはそれとして、この作品は、一つの完成形の様な感じがしますね。ここに至るまでのボッシュは、何かにとりつかれたような感じですが、この作品でなそういう雰囲気は(殆ど)無く、事件解決のみに邁進している様に思えました。

  • 目論見違いなどあるも、ボッシュ大活躍。シリーズの中でも上位に入る面白さだと。大満足。

  • やっぱり面白い。

  • ロス市警ヘ復帰 キズミン・ライダー コールドケース 再捜査 17年前の殺人事件 新たな手がかり 被害者の高校ヘ 家族の崩壊 操作妨害の圧力 暴動回避 罠 容疑者殺害 携帯電話 真相 犯人殺害 新たな局面に

  • (上巻より)
    捜査対象の事件がお宮入りになった事件で、臨場感がないからか、
    娘や元妻との人間関係に進展がないからか。

    相棒キズとの捜査がもっと阿吽の呼吸で展開していくのを、
    望んでいたからかもしれない。

  • 3月31日読了。図書館。

  • ロサンジェルス市警に復帰したボッシュ。組織の中を再び生き始めるボッシュの葛藤が、物語に味を持たせる。

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著者プロフィール

Michael Connelly:1956年生まれ。LAタイムズ元記者。代表作としてはボッシュ・シリーズ、リンカーン弁護士シリーズがあり、当代随一のストーリーテラー。

「2023年 『正義の弧(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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