てのひらの迷路 (講談社文庫)

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著者 : 石田衣良
  • 講談社 (2007年12月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759083

てのひらの迷路 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 短編集の集まりで、とても読み易く、面白かったです

  • 短篇ってあんまり読まないんだけど、、
    読みやすいっていう点
    話が完結せずに自分で想像できるっていう点
    では面白い。

    そして、この本は石田さんが
    読む人のことを考えずに書きたいように書いた本らしく、
    それが伝わる自由な話が多くて余計面白く感じた。

    片脚、左手(だっけ?)の話、
    不思議すぎて、
    想像したくてもできそうでできなくて。
    でも引き込まれるものがあった。

  • 24つからなるショートショート集です。おもしろいことに、最初と最後がエッセイ風で、真中がフィクションになっています。本当に短い話ばかりなので、ときどき手にとるにはもってこいの本だと思います。

  • ショートショート。

    24篇もあるので、好き嫌いは当然あるにしろ、全体的には良かった。

    他の短編集でもそうだけど、ノンフィクションベースが好き。
    無職の空、I氏の生活と意見、一人ぼっちの世界(若干泣きそうになってしまいました)。

    でも、タクシー、みたいなふわっとした、盛り上がりのないまったりとした作品も好き。

    この本では、各作品の前に講評を書いていて、それがまた読むポイントをすっきりさせたり、共感を呼んだりして、良い発想だなと思った。

  • 24篇のショートショートからなる本で、フィクションからエッセイに近いものまで
    いろいろな作品が楽しめます。

    個人的にお勧めします。特に、本が好きで、ほんのちょっと自分でも創作に携わりたいと思っているような人には。
    著者が楽しみながら書いた、という雰囲気が漂っています。ところどころにある、各話の前説のようなものも読んでいて楽しい。

    石田さんが書くと、恋愛がちょっと素敵なものに見えてきて、喜びたいような拗ねたいような気持ちになるのが不思議です。

  • 「臆面もない」の一言を捧げたいと思う、私小説風超短編集。これでもかと言いたげに、軽々と多才ぶりをひけらかしやがる石田に、クソーこんなんでやられへんぞと言いつつ、きっちりとしてやられてしまうけなげな私。作家って楽しいんやな、いい仕事やなって思っちゃうよ。もちろんどんな仕事もそれだけじゃないですけどね(笑)これ読んで、ホンマに作者は楽天家なんだなあと思った。この軽さ洒脱さが、マコトのあの性格につながるんだよな。やっぱり石田は天才だと思います。

  • 始めは面白かったが、後半はグダグダ感が否めない。

  • ショートショート

  • 石田衣良さんのショートショート。日常的な話から非日常的な 話まで。

  •  短編集です。
     実はこの作者さんは、テレビ番組に出てるのをみることの方が多くて、作品をそんなに読んだことないんですが、この短編集は好き。素直にそう思える作品でした。
    「小説」は「小説」なんですけど、作者さんの実体験を下にしたものであるとか、どちらかというと「私小説」に近い形。
     作者さんの人柄が滲み出してくるような小説でした。
     おまけに、一つ一つの小説の前に、作者さんが何を思ってその小説を書いたのか、解説がついている。
     普段、後書き等で作者さんの想いを見ることが多いのですが、多くの小説は、作者さんが小説を書き終わってから随分経ってから書かれていることが多いようで、皆さん「あとがき」を苦手としている人が多いような気がするんですよね。おまけに、時間が経っているので、何を思って作者さんがこの小説を書いたのか、とかいうそういうフレッシュさは失われていて、それはそれで楽しいんですが、この短編集の解説は、その小説の短編を書き始める前か、書き終わった直後に書かれているように感じられるもので、その作者さんの言葉まで含めて一つの作品なんだなあ……という感じ。

     かきむしられるような切なさも、ミステリーにつきものな、ハラハラドキドキ感もないですが、ほっと一息つきたくなるような、肩の力を抜きたくなるような時に読むのにはオススメの小説です。

  • 面白かった♪
    いわゆる『ショートショート』と呼ばれる、
    ページにしたら10ページくらいの超短編が24話。

    どれもこれもコンパクトに仕上げてるだけあって、
    ピンポイントで分かりやすく、とても読み易い。

    僕が一番好きだったのは『旅する本』。
    悩める人や困った人が『今、出逢うべき本』へと姿形を変え、
    時代から時代、人から人へと旅をする本。

    もしかしたら、世界中の何億冊という本の中の1冊くらいはそうかも知れないな?
    僕にとっては、あの頃に読んだあの本がそうなんじゃないかな?
    すごく感動して人生に迷ってたのを救って貰ったのに、なぜか手元にはもう無い。
    また誰かを救いに行ったのかな?

    米粒ほどの大きさだけど、
    とてつもない光を放つ宝石の様な素敵なファンタジーだと思った。

  • 読みやすい文章、企画も面白いとは思えたけど何故かとにかく、進まなかった、、、

  • 気軽に読めて、心に響く作品がいくつも入ってる。ジェラシーみたいに怖い話もあれば、ナンバーズのように感動的な話もある。魅力的な掌編集。

  • 超ショートショートな短編集。でも短い文章の中にも石田衣良ワールドがあり、それぞれのお話にじんわりくるものがありました。物語を作っていくステップを描かれた短編や、石田衣良さんが小説家になった経緯が描かれた短編もあり、ややエッセイ的な要素もあり、スラスラと読めました。

  • 24の掌篇小説です。
    私が好きなのは「完璧な砂時計」「銀紙の星」「最後と最後のひとつ前の嘘」です!
    短い物語はどれも読みやすく、短い中にも良い言葉が沢山落ちていました!

  • 再読。石田衣良さんは好んで読んでいるのですが、手元に置いているのはこの1冊だけ。「書棚と旅する男」にほれ込んで、いつでも好きな時に読めるように購入しました。連作短編集やスピンオフ短編集ではなく、貫くテーマもなく、多様性に満ちた完璧な、お手本のような短編集。必ず好きな一編が見つかるでしょう。おすすめです。

  • 石田衣良の短編集。ショートショートならではの面白さがあったり、スッキリ終わらないものまで、様々な物語。作者の体験談のものまであり、作者が小説家になったこともわかり、中々面白かった。

  • 短編24話。ミステリー、人々の生活のひとこま等

  • 全く別の人物を描いているが、それはおそらく石田衣良本人だろう。自身もそう語っている。
    母との死別、恋人との別れ、色々なことを経験して、今、石田衣良という人物はここにいる。

    自分ではできないけれど、少しもよどみなく想像させてくれる表現で、石田衣良ワールドに誘ってくれる。様々な技法で。ショートストーリーだからこそ楽しめる何かが、ここにはあるのだと思う。

  • 短編集は好きなのだが、特に個々の話が際立っていてよかった。

  • ショートショートだから読みやすかった。ショートショートだからすっきり終わらない話もあるけれど。
    それぞれの話の前にある解説などはエッセイのようで面白い。作者の創作活動が垣間見れたようでした。

  • 短編小説集。
    というか半分エッセイのような。

    「気ままで、自由」に書いたことがよくわかる。
    読む側もそんな気持ちでいいんだろうな。

  • 石田衣良を軽いところから入ってみようと手に取った一冊。

    一作品10ページ足らずのショートショート集。
    それぞれ、話が始まる前に短いコメントがあって、それのおかげでストーリーにすっと入りこめます。

    著者自身も言っているように、これは読者のことを全く考えずに作った本らしいです。
    確かに、強烈なオチがあるわけでもないし、ショートならではっていう話がほとんど。

    けれど、こういうのもいいかもと思える一冊でした。

    『書棚と旅する男』が好きになりました。

  • 平積みされてた時期に購入+続きを読了。
    当時は手の話とか、恐かった。

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