空の境界(中) (講談社文庫)

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著者 : 奈須きのこ
制作 : 武内 崇 
  • 講談社 (2007年12月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759205

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空の境界(中) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • (上中下共通)
    割合淡々としたしゃべり口と、衒学趣味豊かな内容が良かったです。
    ジャンル的にはラノベなんだろうけど、もう少し普通小説に近い感じ。
    独特な魔術論とか、ちょっとした推理要素とかも愉しめましたね。
    分量多めに見えるけど、テンポが良いので長さを感じることもありませんでした。
    ちょっと、物語内の時間があっちこっちするので、登場人物が持っている知識のないようについては注意は必要ですね。
    オチもすっきりする感じで好み。

  •  式の2年間の昏睡状態。これが織の喪失と、式自身に関する記憶と人格の同一性を失わしめた。これあたりがよく判らなかったアニメーション版に比して、原作小説は明快で色々なことが漸う腑に落ちた。また、細かな心象描写と背景設定の説明があるので、流石に小説の方が物語を捕まえやすいのは間違いない。全3巻中第2巻。

  • 橙子と式の出会いや、荒耶宗蓮との戦いで、少しずつつながりが見えてきた。まだ、わからない部分も多いが、次巻で解明するのだろう。
    難解な表現が多く、出てくる概念も理解しながらというわけではないが、読み進めるのに大きな支障とならず読めてしまう。最後まで一気に読めてしまえそうだ。

  • 劇場版の鮮花がかわいい

  • 再読。
    「伽藍の洞」、しっとりとした雰囲気と、それまでになく前向きな式が良い。
    「矛盾螺旋」、シリーズで最も好きな話。巴のまっすぐさとその運命に泣く。橙子さんは格好良いし、荒耶もいいキャラだった。
    中巻、大好きです。

  • 雰囲気と量があいまって、こってりとしたラーメンみたいな印象。
    きちんと腰をすえて読まないと胃もたれしそう。

  • ーー風は止んだし、合図も鳴った。
    さあーーそろそろ本気で走りはじめなくちゃーー

    起源が"無価値"だったとしても、彼の行動の全てが無価値であったのか?

  • アニメと違うところが多々あって、面白かった。
    矛盾螺旋の最後のシーン。式が言った「なんだ、あの根性なし」が誰に向けられた言葉か分かったり…
    両儀式が出てきたり…
    アニメの中では、一番気に入ってる矛盾螺旋。楽しかったです。

  • 映像を見たあと、矛盾螺旋読みたさに購入。
    映像だけだと、誰に対してどんな思いで言った言葉なのか曖昧なところがあったので、原作者の意図をくむ意味でも読んでよかった。
    映像から入ると???となる作品だったので(視点の入れ替わり?に気付かなかった)、文章の映像化としては上手かったのではないだろうか。

  • 分厚い~と思ったけど、二時間弱で読み終わった。 

    今回は、本来の物語の始まりと、長くて複雑な螺旋のストーリー。
    うわー…ってシーンが続くから、駄目な人には駄目かも。でもアニメの方がすごかったかな。
    最終巻へゴー。

  • おもしろいんだけど読むの疲れる…。
    橙子さんがかっこいいのと、最後の式がかわいい。

  • (再読)橙子さんがカッコいい中巻。
    あとラストの式の可愛さはプライスレス。

  • 式と橙子が魔法坊主と戦う話

  • そもそも自分とは何かなんて、とても曖昧なことなんだよなあ。
    橙子さんの物質的な連続性にすら頓着しない自我意識観が、事故前の自分と今の自分との相違に囚われ続ける式のそれと、ものすごく対照的だった。上巻は「突き抜けた中二病かっけぇええ」という感じだったのですが、中巻は色んな人の思いがせつなくて泣きそうになった。無意味なんてことはない。無価値なんてこともなかった。

    荒耶さんがジョージ枠なのはもう見た瞬間にわかりました笑

  • 三人称と一人称を混交させ多角的にストーリーを進行させながらも、時系列を意図的にずらしているから、ひとつの迷路を色んなアングルから辿ってゆくかのような読み心地に浸れる。詩的な感情の断片を散りばめる文体も、あまり鼻につかない。

    でもこれ、ほどほどが肝心だろう。わけありの年少者―臙条巴が美少女を慕う余り、一人称で「おまえの為に死んでやる」「愛してる」なんて大真面目に繰り返すものだから、さすがに鼻白んだ。臆面なく初恋や家族愛を語り切れる真摯さも、度を超せば裏目に出る。

    主人公は先天的な二重人格者、加えて中巻では、人形を媒介にしてオリジナルの自我が曖昧になっている人物が数人登場する。伝奇と新本格のハイブリッドという器にはどうやら、「私」の不確定性というテーマが盛り込まれているようだ。ユングなんかは心理学といっても、オカルトなんて揶揄される一面がある。そういう意味でオカルティックな蘊蓄に流れているのが、やや勿体なく感じられる。とはいえ、これが作者の持ち味なのだろうから、ここのところは純粋に好みの問題なのかも知れない。

  • 式の入院中の描写がひとりという感じをだしてて泣けてきました。
    だけど
    黒桐がいたっということに気づいたところはなんとも言えず…。

  • あの夜から二年。眠りから目を覚ました式はあらゆるものの死を見ることが出来る直視の魔眼を手に入れていた。嫌だそんなもの見たくないのにー新たに始まり、続いていく両儀式の物語。
    ある夜、式は家族を殺したという少年に出会う。式は彼と共に殺害現場に訪れる。しかしそこには死んだはずの家族が生きていた。一方依頼を受けた黒桐と橙子はある場所にたどり着く。交わる二つの出来事、すべては式を手に入れるために仕組まれた罠だった。根源の渦を目指す荒耶宗蓮を式は打ち破ることが出来るのか。

    式の眼のことや根源、魔術師についての説明があり疑問が解決された巻だった。橙子さんの体や魔術師の対決、式と宗蓮のやりとりなど戦闘シーンが多く楽しかった。巴くんが悲しくて読み進めるのがなかなかつらかった。ただ利用されていた巴が宗蓮と戦うシーンはつらくもありうれしくもあった。解説に奈須きのこ作品からは孤独を感じるとあり納得した。Fateも月姫も(月姫は漫画しか読んでないが)同じ場所に立っている、言葉を交わしているのに決して同一にはなれないという拒絶の意思を感じる。誰かに受け入れて欲しい、誰かを受け止めたいという夢を見る一方で叶わないと諦める。まるで水面の月を掴むような願いだ。しかしわかり合うことが出来なくても寄り添うことは出来るはずだ。そういった希望を感じる巻だった。

  • 「根源の渦」を目指す孤高の魔術師・荒耶宗蓮。彼が作りだした太極の結界に、根源に繋がる存在である式は捕えられてしまう。この事態を打ち破ることは出来るのか…?

    やっとこさ面白くなってきた感じです。遅いかな? 橙子さんの語る抑止力の考え方が非常に興味深かったです。ユングが言うところの集合的無意識なんだろうけど。あと、ややネタバレになるけど長年アラヤ識について何なんだろうと思っていたら思わぬところで知識を得ました。
    面白いと思いつつも結構難解でした。というかちゃんとわかってない私。橙子さんかっこよかった……! 絶対この橙子さん人形だろうなって思ってたらホントにそうだったw いや本物か人形かわかんないけど、思った通りの展開になるとにやけてしまいますね。
    巴に涙した。普通の少年の家族愛によって計画が狂ったっていうのも痛快ですし。自分のため、ということの強さをあらためて実感しました。
    さて、ようやくらっきょ本腰入れれるようになったけど、宗蓮がラスボスだと思ってたらここで決着ついたので、下巻どうなることやら。楽しみです。

  • 面白かった。
    上巻に続き、今回は主に魔術師についての説明が描かれていて意外に感じたけれど(この小説のカラクリはそういうところにあったのか)、すんなり物語に入り込むことができた。難しいのに分かりやすい。壁を感じさせない。そしてまたかっこいい話が(嫌みなくわざとらしくなく)かっこよく描かれている。
    こんなに淡々と描かれている物語なのに、読んでいる間の心地好さが半端ない。
    黒桐の善人っぷりが好きだ。

  • 4.伽藍の洞、5.矛盾螺旋が収録されています。
    伽藍の洞では式が目覚めた直後を、矛盾螺旋では荒耶を中心として物語が進みます。
    矛盾螺旋はかなり好きなエピソードですね。
    荒耶vs式、荒耶vs橙子あたりが面白いです。
    巻末の解説も、ノベライズ版のようなトンチンカンなことではなく、本文にそった形になっていていい感じです。
    菊池秀行ですしね。
    やっぱり面白いです。
    ノベライズ版と変わった箇所がわかりませんが、ストーリーそのものに変更は無いように思います。

  • マンションの構造とかチョット?って思いました。
    やっぱり、「式」の性格が「式」と「織」の中間になったりとか凄く印象に残ってますなぁ・・・

    魔術のところは全く理解できませんでしたが、理解できないにも関わらず読ませてしまう奈須きのこの実力は凄いなぁと思いますね、やっぱり。

  • 空の境界の中でこの巻に収録されている矛盾螺旋が一番小説らしいのではなかろうか。
    巴の葛藤、家族愛、恋心、全てが胸を締め付けます。
    ストーリーにも疾走感があり、長めの話ですが一気に読める。
    ただ途中の魔術に関する云々は何度読んでも目が滑る。

  • 落ちが読めてしまった上、細部はともかくとして大筋はそれ通りになってしまったから、読むときのワクワク感に少し欠けました。
    マンションの構造とか、いろいろとツッコミどころも多かったように感じます。
    おもしろいだけにその辺が残念。

  • 高級志向のマンションにベランダがない時点で異常だったのだ!

  • 上巻では気にならなかった、キャラクターが世界観を延々と語るところが、全体のボリュームが増したせいか冗長に感じられてしまいました。そのためか、読むのに若干労力が必要でした。

    けど、式の一人称で語られるエピローグは好き。ずっと血なまぐさい場面が続いた分、爽快な内容が引き立っていて、とても好印象でした。

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空の境界(中) (講談社文庫)の作品紹介

"根源の渦"を目指す孤高の魔術師・荒耶宗蓮が張り巡らした、死そのものを体現化する太極の結界。あらゆるモノの死を視ることのできる両儀式の"直死の魔眼"は、この絶無の結界を打ち破れるのか-!?もはや伝説となった同人小説から出発し、"新伝綺"ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作-。

空の境界(中) (講談社文庫)のKindle版

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