自殺のサインを読みとる 改訂版 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759434

作品紹介・あらすじ

一年に三万人以上の人間が自殺で亡くなっている。しかし「死の意志が固まっている人」はいない。周囲の人間が気を遣えば自殺は予防できるのだ。性格や体験などから発する「自殺のサイン」はどう発見すればよいのか。背後に隠れる心の病を見つける方法と治療を、第1章を最新の知見で全面的に改訂して解説。

感想・レビュー・書評

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  • 多少、データが古いのは仕方ないにしても、多くのページを割いた 5 章のライフサイクルと自死の関係は興味深い。その分、2〜4 章の印象が薄くなってしまい、表題から期待される内容とはちょっと違ってしまっている気がする。

  • 2008.12.23買取

  • 仕事の上で最近よく取り扱ううつ病患者さんと、自殺の問題について、一般的な立場から知識を得たかったのだが、読み物として読むには固すぎ、医療関係者向けとしては浅すぎて、やや微妙なスタンスの本だった。筆者の言いたいコトはとてもよくわかるのだが、医療関係者の本に特有の、まず統計から入るという切り込み方がなんともなあ…毎日いやになるほどエビデンスエビデンス言われているので、習い性となっているのかねえ。一般論や疾病の分類などははぶいて、もうちょっと具体的な症例を増やしてもらえたらありがたかった。

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著者プロフィール

防衛医科大学校・防衛医学研究センター・教授。精神科医。
著書:『自殺予防』(岩波新書)、『自殺、そして遺された人々』(新興医学出版社)、『医療者が知っておきたい自殺のリスクマネジメント』『自殺のポストベンション:遺された人々への心のケア』(医学書院)、『新訂増補 自殺の危険』(金剛出版)、など。
訳書:ヘンディン『アメリカの自殺』(明石書店)、シュナイドマン『アーサーはなぜ自殺したのか』(誠信書房)など。

「2007年 『自殺で遺された人たち(サバイバー)のサポートガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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