『瑠璃城』殺人事件 (講談社文庫)

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著者 : 北山猛邦
  • 講談社 (2008年3月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062759960

『瑠璃城』殺人事件 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 最近読んだのは、オルゴーリェンヌと人狼作家。
    確か昔にクロック城とアリスミラーを読んでいるはずなのです。

    城シリーズに関しては、ほぼ記憶は無いのですが、人狼作家では大活y……モゴモゴな、なんでもないのですトマト

    雰囲気としては、「瑠璃城」なんて漢字のお城だけどバッチリオルゴーリェンヌ風。
    SFと言うか、ファンタジーと言うか。
    「生まれ変わり」とゆーミラクルが何故か大前提。
    大前提なわけだから勿論その仕組みや因縁は省かれてるのです。

    リプレイ物とか好きなしーなは取り敢えずハードルとしてはクリア。ヨカタ

    冒頭のシーンで登場するのは若干昔のラノベ……と言うかライトな長野まゆみ風味なキャラと世界。
    オルゴーリェンヌで予想はしていたのでここもクリア。ヨカタ

    3つの世界?時空?時代?と、謎の図書館。
    それぞれの世代?に起きる事件と謎。
    そして必ず共通して登場する不思議な探偵。

    何故一人の探偵が時空や空間を超えてあちこちの世代を行き来できるのかはどうやら大前提の中のひとつらしい。
    ので、そう言うもの。って納得するしかないのでしょうね。

    ストーリーの中で大事なのは、やっぱりその世代毎に起こる殺人事件だと思うので、それぞれの解決と、繋がっている謎の解決。
    こっちなのですよね。
    そっちの方は流石「物理トリック(物理)」と言う感じで、マップや見取り図がしっかり提示されているので
    時間をかけて考えようとしたら、きっと味のある謎と解決になっていると思うのです

    ただ読んでいると先が気になってしまって、じっくり時間をかけて何度も読んだり考えたり……はできないかも。

    最後の謎解き?は、それまで考えても分からないし
    「へ、へえ……」とゆー感心程度。
    物語の世界観やストーリーにはとってもマッチしていて
    読了感にほんのりプラスされて良いのですよね

  • 本作は北山先生が「SF」[ロマンス][歴史][推理]その4つのキーワードをフィーリング ラッキーした産物かな?

  • 微妙。
    アリスミラー城に期待。

  • 『記憶は遺伝子にではなく、脳神経に宿る。遺伝子を抜き取って他人に移したところで記憶は移らないし、同様に遺伝によって自分の子孫が自分の記憶を受け継ぐこともない。

    人を人となす記憶はただ、一度限りなんだ。前にも後にも続かない。孤独と云えば孤独だ。たった一度の人生。だから人々は、もう一度生まれ変わることができたならと願う。』

    時空を超えたミステリ。物理トリックは楽しめたが、それをとりまく物語は物足りなかった。『ミステリ・オペラ』は超えられないか…。

  • 北山猛邦の「城」シリーズ2作目、『『璃城』殺人事件』を読了。

    「生まれ変わり」がテーマになっている。中にはそういうSF要素は本格ミステリには不必要、或いは現実的にあり得ないからその時点で本格ではない、なんて考えの人もいるかもしれないが、それは違うだろう。特に本作ではストーリーを語る上で必要になる。

    そう、SF要素は「ストーリーを語る上で」必要なものの1つに過ぎないのであって、トリックなどは本格ミステリのそれに違いない。

    トリックと言えば、本作のトリックはなかなか面白い。かなりの労力と、危険なものを使用する。いや、それは当たり前か。

    ストーリーは主に三つの時代が舞台。それぞれ国も違い、それぞれの時代で密室殺人や死体消失など、有り得ないような事件が起きる。
    そしてそれらに隠れたある男女の恋の行方は如何に?これらも見どころだろう。

    北山猛邦の2作目、なかなか面白く読ませていただいた。その内に残りの「城」シリーズも読まなければ。

  • 城シリーズ2作品目。
    物語的には1作品目と特に関連は無い。

    型破りなトリック過ぎてうっかり笑いが出てしまう程だった。
    こんなんあり!?と思ってしまったけど、自分的には面白く読めたのでありと言うことで。
    ミステリーと言うよりは、ミステリーとSF要素を含んだファンタジー小説と思った方がいいかも知れない。
    ラストがとても爽やか。
    とんでも設定の衝撃が薄れるくらいに良いラストでした。

  • ゲーム界で一部の名作を生んだ
    惹かれ合う男女プラスその関係者が
    時代を超えて生まれ変わり物語を展開していくという
    『久遠の絆』をはじめとする転生ものという設定に
    本格ミステリーの要素を持ってきた感じですが
    私には稚拙な出来に思えました。

    独自の作品世界をを作り出すことにも
    本格ミステリーとして驚きの物理トリックを練り込むことにも
    どちらについても中途半端で満足のいくものではなく
    特に借りてきた設定・作品世界を収束させることなく
    投げっぱなしで終わる姿勢に疑問を感じました。

  • 何度も生まれ変わっては殺しあう運命にある男女。
    この繰り返しに終止符を打とうと抗う、国と時代を超えた壮大な物語であり、前世でどのように死んだのかという謎を「生まれ変わり」という特殊設定で時代や人物を巧みにトリックに使ったミステリーでもあります。

    1989年日本「最果ての図書館」での事件。
    1243年フランス「瑠璃城」での6人の騎士の消失と首切り事件。
    1916年第一次世界大戦時の地下壕での4人の死体消失事件。

    これらのミステリーと「生まれ変わり」の行方というファンタジー楽しめる1冊でした。
    不可思議な展開と暗い雰囲気が素晴らしいです。

    この作品世界では時間が一方から一方に流れ続けているわけではなく、点から点、過去から未来へ、未来から過去へと動きます。
    1243年のフランスでの事件があり、その記憶を持ったまま1916年に生まれ変わる、という素直な流れではないのが混乱しました。

    生まれ変わっては殺しあうという悲劇的な運命が悲壮感と緊迫感に溢れていますが、時と場所を自在に飛び越える能力を持つ自称「探偵」の行ったり来たりがタイムパラドックスのドタバタを連想させ、この存在が異彩を放っています。
    わけのわからない世界に「探偵」が現れるのは楽しいです。

    ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・












    「重複」という現象が、事件のトリックだけでなく動機にも強く影響しているのがおもしろいです。
    自分で死ぬか、お互いに殺しあうしか死なない、というのも恐怖感がありました。

    ~1243年の6人の騎士の事件~
    あからさまにあやしい十字の建造物と親切な地図があるので、大体のトリックは想像できます。
    でもこれは派手でおもしろいです。
    フランスの城、人間消失、隠し扉、狂気の王と雰囲気は最高でした。

    ~1916年死体消失事件~
    このトリックは水かさが変わったりしないのかな?
    この時代での樹徒との対決は怖くて楽しいです。
    気付けば周囲の人々がみな死んでいる、というのはゾワゾワします。

    ~1989年日本「最果ての図書館」での事件~
    血を吸い込んだ散らばった本、吊るされた生首とおどろおどろしい現場が良いです。
    本のドミノは音がうるさそうなので気付きそうですが、首の使い方といいおもしろいトリックでした。
    星のマークが現場の異様さに加え、図書館での密室と殺害トリックに利用されていて上手いです。

    図書館で現れた老人、そして最後には胸がじ~んとします。
    このラストもまた点のひとつというのが儚いです。
    地図に書かれた真相にはハッとさせられますが、何故あんなところにあんな形で書いてあったのかよく分かりませんでした…。

  • 世界観が独特な北山さんの長編ミステリ。一作目よりはだいぶ良くなった印象でなかなか楽しめました。

  • 生まれかわるたびに殺しあう運命にある男女3人の物語。ミステリーだけどファンタジー。どんなラストを迎えるのか気になって仕方ないお話でした。面白かった。

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