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みんなの感想・レビュー・書評
友人の「2011年に読んだ本リスト」からのおすすめで。
苗と蘭子、一弦琴に魅せられたふたりの女の生き様。
浦野所有。
私の好きな「女の一生モノ」の長編で、直木賞を受賞しています。NHKの連ドラにもなったので、特定の年齢層での知名度は抜群。琴の講師をつとめ、幕末・明治・大正を生きた女性の物語です。
宮尾登美子といえば大河ドラマの原作でもおなじみの歴史小説家ですが、それにしても書き方が独特すぎる! 一瞬、とまどいますよ。
まず、マル(句点)がなかなか出てこない。すなわち、1文が長い。
それと、先に種明かしをしてから物語を進めるんですね。たとえば、「○○が壮絶な一生を閉じたのは、それからひと月ほど過ぎたころだった」とかいう文面が突然現れるんですよ。それまで主役級に扱われていた人間の死が唐突に宣言されて、そのあと数ページにわたって、死に至るストーリーを説明するという書き方です。
そんなこんなで、驚きに満ち満ちた作品でもありました。
直木賞受賞作品。
長い人生の節目節目に“琴”がある。
明治の身分格差の話や、
そのときの女性の置かれていた立場なんかも興味深い。
なんせまた長編なもんで只今半身浴タイムの相棒です。
さきほど、読破。
前半の主人公笛と、後半の主人公蘭子(美しい名前にはとげがあるように、高慢ちきな性格)
の女の闘いのドラマ。
個人的に、蘭子は宮尾作品の中で嫌な女ナンバーワンになっちゃいました。

宮尾登美子さんは寺田虎彦邸で一絃の琴の奏者、人間国宝秋沢久寿栄さんの演奏に感動され、この本を描くきっかけになったとあとがきにありました。
読み終わって、いま、一絃の琴の音色を聴きたくなり、ネットで検...






