ハチミツドロップス (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 224
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062760935

作品紹介・あらすじ

かけがえのない居場所。そこが突然なくなるなんて
YA(ヤングアダルト)の新たな旗手 草野たきが描く傑作長編!

お気楽なソフトボール部のキャプテン、カズ。クールな高橋。坂本竜馬フリークの真樹。ちょっとエッチな田辺さんに、運動神経ゼロの矢部さん。愉快な仲間たちとの部活のかたわら、直斗との恋も絶好調。だけど、ハチミツのように甘かった中学生ライフが一変。真面目な1年生が入部して、立場がなくなってしまう。

感想・レビュー・書評

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  • #ハチミツドロップス
    #草野たき
    #YA
    #読了
    甘酸っぱいです。部活、恋愛、友だち。自分らしさを演じることに対するジレンマ。そういうのを小説で体験しておくのはとてもいい。みんな弱さを持っている。いつまでも同じ場所にはいられない。甘酸っぱいです。また好きな作家さん増えました!

  • 小6の娘が、「ハーブガーデン」を借りてきてから、草野たきさんの本は3冊目。
    こちらも、終わり方が「ハーブガーデン」「透きとおった糸をのばして」と同じようにほんのり未来を感じさせつつ何となくのフェードアウトなので、色々気になるまま。。。
    (特に両親のこと)
    でも、主人公のカズをはじめ、周りの人々も家族も、皆がそれぞれに一生懸命生きているところが良い。

  • 女子中学生の青春の物語。
    まだまだ楽しいことだけが興味のあることで、恋の話が中心。
    誰もが自分の本心を隠して自分らしさを装う。
    そんなことが無意味だとわかった時にどうするか。

  • 立場が自分と同じすぎてびっくりした。
    登場人物それぞれに共感できて凄い愛着が湧いた。
    もっと早くに出会いたかった

  • 今まで自分たちを守ってくれた、ぬくぬくとした“ハチミツドロップス”がなくなり、自分と向き合わなければならなくなった果豆子たち。今までは自分をごまかし、世の中をナナメから見ていても済んだけれど、シェルターがなくなった今、理想とはかけ離れた現実を向き合わなければならなくなった。そのあたりがまさに中学生の葛藤という感じで、読んでいてほっこりしました。草野たきさんの文章、やっぱり好きです。

  • 無理をせずに自分に素直になれるといいなぁと思う。自分の気持ちに正直になるって時には難しいけど。

  • カズの痛い感じがどうにも苦痛だった。そういう痛い時期とかまあみんな通る道でもあるんだけど…。

  • 「カズスイッチ 強」に共感。

  • うすかったからすぐ読めた
    ワンピース新刊で締めかな

    中学生の友情と恋愛と家族の事情と

    彼氏に降られるけど強がる姿が切ない

    うすいから読みやすいけどつまってる
    さすが上手いな、草野たき

  • うさぎドロップとかはちみつとクローバーとかと混じっているようなタイトルだと思い借りた本。
    青春恋愛小説だけど、心地よいハチミツドロップスからの脱出を描いている。

    ハチミツドロップスというとどうも善いイメージしかわかないけれど、ここでは「ドロップアウト集団のくせに部活の甘くておいしい部分だけ味わっているやつら」。
    部活動の存在自体が幽霊部員だらけで実質たまり場のようなもの。
    グリーンウッド(魔の巣)も似たようなイメージだったな。

    高校時代にゲームばっかやってないで、こういった恋愛小説読んでいれば俺の人生少しは変わったのかも知れないな...

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業。99年『透き通った糸をのばして』(講談社)で第40回講談社児童文学新人賞、01年児童文芸新人賞を受賞。07年『ハーフ』(ポプラ社)で日本児童文学者協会賞を受賞。

「2016年 『Q→A』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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