NO.6[ナンバーシックス]#4 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761208

感想・レビュー・書評

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  • 信じていたものが揺らぐ、それほど怖いことはない

  • 再読。
    NO.6の虚像と西ブロックの真実。
    過酷な現実を見て知って、紫苑は確実に強くなった。
    守るものを知って失うことの怖さを覚えたネズミは、臆病になった。二人はちゃんと成長している。
    北風と太陽の話のように、正反対でありながらお互い無い部分を補い合って生きていく。
    ″きみという他者なしにぼくは生きられない。″
    相手がいるからこそ強くなれる。
    自分独りじゃないから諦める訳にはいかない。
    そんな強さに変わってゆくことをきっともう二人は気づいてるはず。

  • No.6で行われる人狩りの中、紫苑とネズミは矯正施設へ。
    ネズミがはじめて恐れた紫苑の内側。
    それに触れてからさらにネズミは変わった気がする。
    人が死んでいくことへの反応の薄さ、自分が生き抜くことしか考えられない状況がひしひし伝わってくる。

  • 紫苑がすぐに天然ぶりを発揮して
    人を助けようとするところに苛立ちあきれてるネズミなのに
    なんだかんだいって紫苑のことを守る、という姿勢なネズミに
    きゅんとする。

  • シリーズ4冊目

    41ページに印象的な言葉があった。
    しかし、メモするのを忘れて、図書館へ返してしまった。
    機械があれば、メモしておきたいと思う。

    前後を密接につなぐ巻であり、面白さを増すための布石といった役割。
    時々笑えるが、笑うことのできないテーマも徐々に増えてきた。

  • そろそろ物語が動き出しましたね!

  • 【図書館】
    西ブロックの人狩りが始まり、ネズミと紫苑がNo.6の矯正施設へ収容される。しかし、今後の二人の動きを考えると収容というより潜入と言ったほうが正しいかもしれない。
    このあたりの淡々とした人とその周りの描写が妙にリアルで、先にアニメを見ているせいか生々しく感じた。
    ネズミが紫苑の本質へと触れ始めて、戸惑い動揺する場面に共感した。読み手としてもネズミ同様、紫苑の本質が実は見えていなかったことにここにきて気付かされる。

  • この巻で矯正施設に入るのかと思ったらまだだったー。
    じらすなー。やっぱこれ、一冊で良くないか?笑

  • 幼馴染を救うため、矯正施設に入るまで。展開は遅い。

    たくさんの死者が出て、凄惨さが増してきた。

  • 人狩りなどの話が出てきて、暗い話になってきています。
    また、読んでいていろいろ考えさせられることが多いなと思いました。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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