「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)

  • 241人登録
  • 3.71評価
    • (20)
    • (25)
    • (37)
    • (4)
    • (0)
  • 38レビュー
著者 : 茂木健一郎
  • 講談社 (2008年12月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762328

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
東野 圭吾
ヘルマン ヘッセ
三島 由紀夫
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • まず、冒頭から「赤毛のアン」をまた読みたくなった。そして、読んでいくうちに、一番好きな本である理由が、どんどんわかっていった。確かに、アン・シャーリーの生き方に感動し夢心地になり、まるで一緒に生きている気分になる。そして、アンのように、自分で気づかないと幸福感は味わえない。そんな風に読み上げられるのは、大人になってからなのかもしれない。今が読み時かもしれない。この本を読んでいる間に、来春3月31日からNHK連続テレビ小説で「花子とアン」というタイトルのドラマが始まる。内容は、「赤毛のアン」最初の翻訳者である村岡花子さんの波乱な半生とのこと。「アンのゆりかご」(村岡花子さんの娘である村岡理恵さん著書)も読んでみたいと思った。

  • 赤毛のアンは、中学生の頃に読んだ。
    イメージは、お転婆なやつだ というような感じしか
    残っていなかった。茂木健一郎にしてみれば、『赤毛のアン様』という
    ほどのしたいぶりなのだ。原文で全部読破したというから、すごいのである。
    さらに彼は、原節子を女神に思っているようだが。

    この本は、その赤毛のアン様を、広い視点で考察しようという試みである。
    真摯な自分を貫き、偶然の出会いをどう活かし、今までの世界観が変わるような出来事を
    うけいれ、自分自身をどう変えるのか。
    それを、赤毛のアン様を通じて、明らかにしようというのだ。

    赤毛のアンの世界に、『敗戦体験』をしたという。
    それは、生活感に溢れていて、そこに行きたいと願望が生まれ、
    懸賞論文に応募し入賞して、カナダに行くことになったという。

    赤毛のアンの中にある 洗練されず、垢抜けしない『ぎこちなさ』の中に
    生命の躍動を感じた。
    アンの口ぐせ『ここは、想像力の広がる余地がある』
    まだ見ぬ世界。新しい感動。知らないこと。そこにアンは想像力を働かせる。
    そして、周りを感化させる。その源泉は、欠乏感に他ならなかった。

    アンは、見た目は赤毛で、ソバカスがあり、ガリガリに痩せ、器量も良くない。
    そういうハンディというか、コンプレックスを魅力のあるものに
    変換して行くことで、運命に出会いが始まる。
    ギルバートとの出会いは、最悪だったが、そのことが、大きな運命となる。
    成長するとともに、喪失して行くものがある。

    幸福であるということは、自分の居場所を見つけることだ。
    アンは、奇跡を起こした。それは、ひたむきに生きたからだ。

    茂木健一郎の生きるためのクオリアが、赤毛のアンを通して、
    爽やかに、説明されている。

  • ≪内容覚書≫
    脳科学者茂木健一郎が、「赤毛のアン」の魅力を語る。

    ≪感想≫
    自分が好きな本を、
    まるまる一冊分、語ってくれている本を読むって、
    なかなか貴重な経験。

    さすが、小難しいことを考える学者さんだけあって、
    私のような浅い読者では、気付かない視点が多く、
    とても面白かった。
    もちろん共感できる部分もあって嬉しくもなった。

    基本的に、本は楽しく読めればそれでいいと思っているが、
    たまに、こういう小難しく考えて読むことにも、
    挑戦してみようと思った。
    でも、多分、あんまりやらない(実力的にやれない)。

    それにしても、
    面白かったから原書に挑戦しよう、という辺りからして、
    私とは何かが違う。
    脳味噌の発達の神秘を感じた。不思議。

  • ・・・強烈なポテンシャル(想像力・優秀な成績・人気・・・)をもったアンが、世界をどんどん広げていって人にも認められて・・・
    広がるのは大学卒業まで。
    職業と住居と家族の3つが決定すると
    無限に幅広くなっていた行く道が
    結局は細い一本の小道になる。
    旗から見たらどんなに幅広そうな人の人生も結局は小道なんだと。
    自分が選択したその小道に咲く花を楽しむのが人生だと。


    はー 深かった。思春期の子供にぜひ読ませたい。

  • 著者と同年代の私も著者同様「赤毛のアン」が大好きで、シリーズは全て読みました。でも、なかなか「赤毛のアン」が好きとは、中年のおじさんとしては言い難いものです。でも、本書を読むと何故「赤毛のアン」が好きだったのか、共感をもって振り返えれるような気がします。結局ここには幸せの原型が書かれているんですね。人生に迷ったら「赤毛のアン」にひととき帰ってくるのもいいのかもしれません。

  • 読めてよかった~。
    こんな本読むと
    深められるし、作品がもっとすきになる。

    英語もがんばろ。

  • 脳科学者の茂木健一郎が長年にわたって考察した赤毛のアンの魅力。
    茂木さんは、アンの原文を読破し、カナダにも訪問したほどのファン。
    多くの人が好きなアンの生活風景…パッチワークや美味しそうな料理、お菓子づくり…だけにとどまるのではなく、さらに深くアンの魅力にせまる。

    それは大人になること。
    ピュアで強すぎる、想像力が炸裂していた彼女が大人しくなり、普通の女性になっていく、挫折の物語とも言える。
    運命を受け入れ、その中で最大限の幸福を目指すことをアンから学ぶ。
    その思想の基盤は、キリスト教や開拓者精神から。

    どんどん深まる考察に引き込まれていく。
    子供の頃に触れた魅力を、丁寧に言葉にしている。本当にアンが好き、好きと言うか、ライフワークに繋がるのが伝わってくる。

  • 展示中 2014.9~

  • 読んだことある人におすすめ。
    すっかり内容を忘れていて、この本を読んだ後に読みなおそうと思ったら、ネタバレが。

  • 「赤毛のアン」に出会って、茂木さんがどのように思ったか、今後幸せになるにはどうしたらよいかなどを思いついたままに書いた本。

全38件中 1 - 10件を表示

「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)の作品紹介

「十一歳の時、私はなぜ、"この作品には何かがある"と直覚したのだろう。最近になってやっと、その正体が見えてきた」。『赤毛のアン』には、「幸福」とは何か、その秘密が隠されている。「仮想」「受容」「奇蹟」「ひたむきさ」「偶有性」「セレンディピティ」…。茂木健一郎が読み解く「幸福論」。

「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)はこんな本です

「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)のKindle版

ツイートする