妖怪アパートの幽雅な日常 2 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762991

作品紹介・あらすじ

半年間の寮生活を経て、寿荘に舞い戻ってきた夕士。妖怪、人間入り乱れての日々がふたたび始まった。ある日手にした「魔道書」の封印を解き、妖魔たちを呼び出してしまった夕士は、除霊師の卵・秋音に素質を見込まれ、霊力アップの過酷な修行をするはめに…。大ブレイクの好評シリーズ、怒涛の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第二弾。
    半年間の寮生活を経て、寿荘に戻ってきた稲葉夕士。
    夕士は「魔道書」の封印を解いた事から、素質を見込まれ、新米魔道士として修行を始める事になる。
    ここから物語は始まるんだな、って感じでワクワクする。
    すると第一巻は、ほんの序章だったのかな。

    夕士の親友である長谷くん。
    これがまた、こんな高校生いるか?!
    って感じの男前。
    幼なじみの二人は、改めて友情を確認するのかな。
    こんな友達がいるって、素晴らしい。
    そして相変わらず、賄い担当るり子さん(幽霊!)のお料理が美味しそう。
    春爛漫の美しいだろうお料理、私も食べたい…。

    これからの夕士の成長が楽しみだな。

  • 前巻よりもさらに内容がライトになり、相変わらず読みやすいけれどサラッと浅く終わってしまった印象…

    前巻終わりで、再び妖怪アパートに住むことになった高校生の稲葉夕士。
    両親の予期せぬ事故死により、叔父の家で言い出せない寂しさを抱えながら中学時代を過ごしていた夕士は、妖怪アパートに住むようになり、鬱屈していた気持ちが上向きになっていく。
    前巻のあらすじは、今回の本編冒頭にて説明されているが、1巻のネタバレにはなってしまうので、順番に読まれることをオススメする。

    さて今回は、古本屋なるこれまた怪しげな人物が、魔道書を妖怪アパートに持ち込んだことが起点となる。
    長らく主のいなかった魔道書だったが、なぜかその魔道書が新たな主として選んだのが夕士だった。
    しかし魔道書は主の霊力、つまり命を吸って発動する。
    貧弱な夕士の霊力では、命を削られて倒れるだけ…
    ということで夕士はおなじく妖怪アパートに住む秋音に半ば強引に、過酷な修行の道へと連れこまれるのだった…

    今回は親友の長谷(男)との話と、魔道書の話が半分ずつ混ざり合って展開するお話だった。
    人や人じゃないものとの絆、自分の居場所を作っていく…みたいなことをメインに、妖怪要素で読みやすくしながら、真正面から書いているシリーズなのだとおもう。
    しかしその分、かなり話運びがあっさりしていて、深めの話が好みの場合は、圧倒的に物足りなさを感じるとおもう。
    この辺は好みの問題なので、仕方ないといえる。
    でもまあ考えてみれば、中学生の頃に読んでいた講談社ティーンズハートの中にも、これくらいあっさりライトなお話、あったな…
    頁数も少ないので、1冊30分ほどで読み切れた。

    次の3巻は、文庫の裏あらすじを見るかぎり、魔道書の話延長戦+学校の怪談がミックスされているよう。
    (主人公・稲葉夕士は、商業高校の2年生である)
    完結しているシリーズであり、サラッと読めるので、最終巻まで読み進めてみようかな?!とおもう。

  • 楽しい本ですね。
    いろいろな人 いや妖怪たち
    いろいろ勉強になる本ではないでしょうか

  • 中身があるような、ないような?でも私的には面白かった。

  • 【あらすじ】
    半年間の寮生活を経て、寿荘に舞い戻ってきた夕士。妖怪、人間入り乱れての日々がふたたび始まった。ある日手にした「魔道書」の封印を解き、妖魔たちを呼び出してしまった夕士は、除霊師の卵・秋音に素質を見込まれ、霊力アップの過酷な修行をするはめに……。大ブレイクの好評シリーズ、怒濤の第2弾!

    【感想】

  • 再読3回目。
    あり得ないことが次々起こる、第2弾。抵抗しながらも受け入れて、日々成長する主人公の健気なことよ。でも、そんな非日常の物語が、日常の地続きにあるかもしれない、と思わせるのはすごいなぁ。

  • 夕士君が妖怪アパートに帰ってきて、今度は古本屋に出会って、同時に魔道書とも出会います。
    この魔道書との出会いは夕士君の人生に大きな変化をもたらします!
    長谷とのちょっとした冒険もあって面白いです!

  • 幼馴染の長谷もなかなかいい性格。
    1に引き続きおもしろい。魔道書の登場。
    アニメでみたいなあ。

  • 半年間の寮生活を経て、寿荘に舞い戻ってきた夕士。妖怪、人間の入り乱れての日々がふたたび始まった。ある日手にした「魔道書」の封印を解き、妖魔たちを呼び出してしまった夕士は、除霊師の卵・秋音に素質を見込まれ、霊力アップの過酷な修行をするはめに…。大ブレイクの好評シリーズ、怒濤の第二弾。

  • 妖怪アパートシリーズ2巻。
    一歩ずつ深みにはまっていくのがおもしろい。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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