特殊防諜班 標的反撃 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763240

作品紹介・あらすじ

全面対決、続く死闘!!
警視庁外事課の捜査員が射殺され、違法輸出問題が騒ぎになるなか、「新人類委員会」の新たな陰謀が始動する。真田、恵理、ザミル、危うし。

警視庁公安部の2人の捜査員が品川埠頭で射殺された。それが事件の発端だった。十支族の末裔、芳賀一族抹殺を狙う新人類委員会は謎の男、コワルスキーを送り込む。特殊防諜班、真田は恵理たちを守って反撃する。闇の文書「プロトコル」とは何を意味するのか。『新人類戦線「ユダヤ・プロトコルの標的」』改題。

感想・レビュー・書評

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  • またもや取り逃がしたか、と思ったその刹那、グレネードランチャーでようやくシュトルムを仕留めることに成功の本作。相手の罠にはまったとはいえ、恵理に恋心が芽生えてしまうという、恵理ファンがやきもきする展開に。

    真田の出生の秘密(かもしれない?)も少しづつ明らかになり、芳賀一族とのつながりがあったかもしれない、という運命的な内容は次作への期待を膨らませてくれます。解説にもあるとおり、次巻ではもっとすごい相手が登場するとあるので、必読ですね。

    そして、ラストの恵理の「えーい。隙あり」の真田とのやりとり、いいですね。ニンマリしてしまいます。今野氏の描く女性キャラはこんな感じで非常に魅力的に見えますし、実写版を見たくなります。誰かが演じるのではなく、小説の内容そのものが実写されればいいのに、と毎回思ってしまいます。

  • シリーズ3作目。
    1、2作目と流れが大体同じで少し退屈になってきた。
    今作は不思議パワーを持つ恵理ちゃんが恋をする。
    お年頃ですもんね。

    緊急措置を発動し『ただいまからあなたの指揮下に入ります』のセリフがお気に入り。
    戦隊モノっぽくて格好いい。

  • 既読本。記録のため登録

  • 今回は真田さんもザミルさんも危ないです。かなり苦戦を強いられた
    コワルスキーはあたまがよくて心も読めるやつ!
    恵理さんも危うくあやつられるところだった。

    まだ、カール・シュトルムは生きている気がする〜(ノ*0*)ノ 次作が楽しみです。

  • <売>
    「特殊防諜班」の第三巻。実はこの本達には ”第何巻” という記述が表面には一切無い。何故無いのだろう。でもちょっと考えるとすぐに分かってしまう。

    第何巻とか書いてしまうと読者の皆んなが第1巻から読もうとして,本屋で目の前に人気作家今野敏乃介の文庫本が一冊あっても誰も買おうとしないからだと思う。
    シリーズものなら誰だってのっけから読みたいものだ。本屋さん側にすればシリーズ全巻をいつも棚に揃えておくのはそれなりに大変だと思うし,買う側も数冊の本をいっぺんに買うのはまあイロイロと大変なのだ。だから ”第何巻” の表記は無いのだ。あくまでも僕の推察だけれどが。

    そりゃあ最初から”第何巻”って堂々と宣伝的売り文句にしている本も沢山ある。でもそういう本は雑誌掲載時から長く続くシリーズものだと分かっていて,隠そうたってそうはいかないモノなのだ。それにそんな作品を有名雑誌に載せられる作家さんは十中八九”リアル超売れっ子有名作家” なのだから。

    今作『・・・班標的反撃』は初出でも連載形式ではたぶん無くて”書きおろし”での発刊だったのだと思う(明確な根拠は無いが)。 その後何度も改題をして文庫化していった際に第何巻と表に書いてかなり苦い思いをしたことがあったのかもしれない。誰が? ってもちろん出版社がですけどね。

    あ,ともかくこの本が後の例えば『隠蔽捜査』に繋がる著者の深い読みから出来ていて大変に面白い作品であることを追記して置く。高言すまなかった。

  • コワルスキーも協力者になるかなあ・

  • こちらも文句なし!

  • このシリーズでは民族や宗教の話がベース。今野せんせーの話だとすっと興味持てちゃうという贔屓目評価。
    女子高生の芳賀理恵がコワルスキーに抱かれて喜んでたという予知夢を見たってところで、あれ?これ読んだことあるかもと。エロをきっかけに記憶が蘇り、2度めの再読ということがわかりました。ちなみにストーリーにエロはなしです。カールの死んだ死んだ詐欺な感じがプンプンします。

  • ヒロインは精神感応の能力がある古代からの血脈の末裔ですが、よりによって敵の精神に乗り込み偽の感情に振り回され「惚れ」てしまう!

  • 特殊防諜班シリーズ3作目。『失われた十支族』の末裔、芳賀舎念と恵理の命を狙う『新人類委員会』のカール・シュトルム。今回の真田への緊急措置令は‥‥なんだっけ?だんだん火器類が派手になってきて、真田の仕事が曖昧になってきて、司令コードは水戸黄門の印籠と化してきている。でも、面白いから良いや。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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