一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 481
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764087

感想・レビュー・書評

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  • 20220624

  • 高校生の時に読みました。
    まさに青春真っ只中に現れた素敵な作品。

    自分は運動部ではなかったけど、きらっきらした眩しい夏の青空みたいに、陸上部の青春を描くこの作品を夢中で読んでたな〜。
    連くんはマジイケメンのイメージで脳内再生されてた。

    ちなみにこの小説で「ヨンケイ」という言葉を覚えました。

  • 主人公が努力型なのはスポーツ小説あるあるだからいいとして、ちゃんと最初から才能も見初められていて、ありえないほど劇的な展開とかも少ないので天邪鬼な気持ちにならずに読める

  • 何と爽やかな読後感!主人公新二の心の動きが見事に描写されてました。ツイッターの投稿みたいな感じもして凄く新鮮。
    全三巻を通して、高校三年間のアスリートとしての新二のメンタル、フィジカル両方の成長を追体験できました。

  • 全く違うキャラクターの新二と連が、お互いや陸上部メンバーと一緒に様々な出来事を経験をすることで成長していく姿を瑞々しく綴ったお話。3巻まで一気に読んでしまいました。

  • 陸上部3部作最終章
    高校生が部活にかける気持ち、その年代特有の輝きが、おふざけが、真面目さが爽やかに描かれていた。
    上の大会へ行けた者、行けなかった者、うっかり行けた者、行けるはずが行けなかった者、それぞれにドラマがあり、何てことはない日常なんだけど、いつかそれが先の人生の支えになる話。


  • 青春小説。
    昔、部活で感じたあの場面や感情を、爽やかに描いている作品。

    陸上という素材は、個人戦だけでなく、リレーという団体戦も含まれていて、競技に打ち込む中でのモチベーションを多岐にわたって描くことができるなぁと思う。

    物事はゴールや結果より、誰とどんな風に頑張ったのかが大事なんだなーと再認識。

    ええ作品やった。

  • ラグビーワールドカップや東京2020に向けてスポーツブームが広がる中、何かスポーツを舞台にした小説が読みたいなーと思って読み始めました。本屋大賞受賞作品だけあって、描写のディテールが凄いです。陸上はオリンピックイヤーに観戦する程度ですがこの本を読むともっともっと陸上を知りたい、選手達の試合までの裏側を知りたいと思います。主人公の新二のお兄ちゃんに対する思いも男兄弟ならではの、一言では表すことの出来ない絆があるし、親友・連との切磋琢磨は青春を謳歌していて、なんて清々しいんだろう!と感じました。高校スポーツって本当に感動。一つ一つ、毎日の練習を積み上げて成長していく姿に虜になります。

  • 2019/06/20-06/27

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年、「サマータイムで」月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で98年、産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、99年に路傍の石文学賞を受賞。ほかの著書に『しゃべれども しゃべれども』『神様がくれた指』『黄色い目の魚』日本代表リレーチームを描くノンフィクション『夏から夏へ』などがある。http://www009.upp.sonet.ne.jp/umigarasuto/

「2009年 『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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