新装版 46番目の密室 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 245
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764278

感想・レビュー・書評

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  • 火村英生シリーズ一作目。
    このシリーズはいくつか読了済なんですけど、これはまだ読めてなかったんです。
    それでたまたまX(旧Twitter)見てたら、なんとこの「46番目の密室」がミュージカル化するそうな...火村とアリスが推理しながら歌うの...?踊るの...?想像がつかない...めっちゃ気になる...

    閑話休題。

    改めて読んだ感想としては、解説で綾辻行人さんが仰られてるように、「推理小説って良いなぁ、素敵だなぁ」となりました。
    デカいインパクトや大どんでん返しこそありませんが、そのストロングスタイルな直球勝負がたまには心地良かったりするんです...!




    • じゃおさん
      こんにちは。いつも本棚や感想、楽しく拝見しています。

      ミュージカルですか♪
      面白い情報、ありがとうございます!
      こんにちは。いつも本棚や感想、楽しく拝見しています。

      ミュージカルですか♪
      面白い情報、ありがとうございます!
      2023/08/23
    • MO-FUさん
      ありがとうございます!!
      メディアミックス化はあるにしてもミュージカルは完全に予想の範囲外でしたw
      ありがとうございます!!
      メディアミックス化はあるにしてもミュージカルは完全に予想の範囲外でしたw
      2023/08/23
  • 読みたかった作家アリスシリーズの1冊目。
    悩んで新装版を読むことにしたが、あとがきと解説が旧版と新装版の両方読めてお得だったと思う。

    事件発生までの導入部、事件発生から犯人発覚までの捜査過程、探偵の推理と犯人の自白、どれをとっても落ち着いていたなという印象が強い。
    そろそろ誰か死ぬなと思った時(我ながらひどい思考だが)、丁寧な書き方だなぁ…なんて考えてしまったくらい。
    どこもかしこもじっくり。
    火村先生が警察に協力を依頼されるという状況故に、情報がすんなり入ってきたのもストレスなく読めた理由の一つかもしれない。
    こんなにやきもきしない推理小説は初めてではないか。
    その分最後の謎解きも変に落ち着いて「なるほどね」って感じで読んでしまって、良かったんだか悪かったんだか。

    作中のアリスさん(年上だからさん付け)は、学生アリスシリーズのアリス(年下だから呼び捨て)に似ている。
    抜群の安心感(笑)
    火村先生は思っていたより印象が薄いような?
    本領発揮はこれからかな?と期待してしまう。
    近々2冊目も読みたい。

    • 九月猫さん
      takanatsuさん、作家アリスシリーズにいらっしゃいませ~♪

      有栖さん、形態や版が変わるたびにあとがきが増えるんですよね。
      素晴...
      takanatsuさん、作家アリスシリーズにいらっしゃいませ~♪

      有栖さん、形態や版が変わるたびにあとがきが増えるんですよね。
      素晴らしいサービス精神だなぁ♪と、お人柄も含めて一番好きな作家さんだけに、
      ますます好きになる反面、すぐに読みたいファン(正確には、文庫までは待つけれど
      すぐに読むつもりで長く積んでしまうダラな私のようなファン)は・・・せつない(笑)

      あ、火村先生ですが、
      >本領発揮はこれからかな?
      これからです(笑)徐々に、徐々に。です( *´艸`)

      「46番目…」は、ミステリとしてはしっかりどっしり安定ながら、
      シリーズとしては少し地味なイメージです。
      たくさん出ているぶん、作家シリーズはミステリとして出来不出来があるのも確かで・・・
      角川で出ている初期作品で不評な作品もありますが、私はどれも大好きです(ひいき目?)。

      takanatsuさんが、作家アリスの世界も楽しんでくださいますように♪
      2014/06/13
    • takanatsuさん
      takanatsuさん (2014-06-13)
      削除

      九月猫さん、コメントありがとうございます!
      やっと読めましたぁ♪
      「ま...
      takanatsuさん (2014-06-13)
      削除

      九月猫さん、コメントありがとうございます!
      やっと読めましたぁ♪
      「ますます好きになる反面、すぐに読みたいファン(正確には、文庫までは待つけれど
      すぐに読むつもりで長く積んでしまうダラな私のようなファン)は・・・せつない(笑)」
      ですね(笑)
      リアルタイムで読みたいファン心理もありますよね。
      後から知ったとしても手直しする最初のものが読みたいような気もしてみたり…。
      私は今回旧版と新装版どちらにするかすごく悩みました…。だって全部新装版になってないんですもん(笑)!

      「これからです(笑)徐々に、徐々に。です( *´艸`)」
      やはりそうなのですね(笑)
      それは楽しみです♪

      「角川で出ている初期作品で不評な作品もありますが、私はどれも大好きです(ひいき目?)。」
      いいなぁ。愛ですね♪私まで嬉しくなってしまいます。
      作家シリーズはたくさんあってそうそう読破出来そうもありませんし、安心して(笑)次々と読んでいこうと思います。
      とっても楽しみです♪
      2014/06/13
  • 45もの密室トリックを発表してきた推理小説の巨匠・真壁。彼が主催したクリスマス会で、彼自身が密室で殺された。彼は自ら考案した46番目のトリックで殺されたのか。臨床犯罪学者の火村と相棒のアリスが謎を解くシリーズ第一作。

    ドラマ『火村英生の推理』の第1シーズンは見ていて、そういえば原作は未読だったと手に取った一冊。いきなりドラマでは描かれていなかった事件でびっくりした。火村とアリスのかけ合いが楽しい。火村はドラマよりもハキハキしてる印象。掛け金の確認シーンで「な?」とドヤる火村が好き。アリスが単なる助手というわけではなく、火村と違う推理を出して別の可能性を示唆するところが面白い。

    情報量が整理されていて読みやすく、物語の流れがスムーズでストレスがないところが絶妙。王道な密室ミステリで、論理的に伏線を回収してくれる安心感があった。ただ、密室の必然性とかトリックはもう少しインパクトが欲しかったかも。テーマのことを考えてあえてこうしたのかなとも考えられるのでそこは難しい。動機についてもそれが伏線だったのか!とやられた気分。「人間というのは恐ろしいほどの複雑さと呆れるほどの単純さの混血児」というセリフが胸に残るね。

    作中で登場する密室トリックを集めた本は面白そうで読んでみたい。あと、クイーン作品も読んだことがないのでこれを機に挑戦してみたくなった。

  • 本格的なミステリ好きには面白いと思うが、ミステリ好きとは言えない自分にとっては「謎解きのために作った殺人事件」という感じがして、そこまで盛り上がらずに終わってしまった。

  • 有栖川有栖さんの本を初めて読んでみました。
    最初は登場人物の多さに、難しいなと感じましたが、話が進むに連れ、メインの火村先生と有栖川のコンビにどんどん引き寄せられていきました。
    火村先生の推理が素晴らしくて、今後も先生の推理を読んでいきたいなと思ったのと共に、先生が「人を殺したい」と思ったことがあるという点についていつか語られるのかな。

  • 誰が犯人なのか、どんなトリックで犯行が行われたのかを考えながら読み進めていくのがきっと推理小説の醍醐味なのだと思うが、恥ずかしながら推理小説をあまり読む機会がない私にとってこの46番目の密室という本格推理小説はついていくのが精一杯というところだった。

  • 推理小説の熱が覚めない内と読んだミステリー。密室のトリックはすぐ分かるもの。読みやすいけど、それほど面白いとは思わなかった。

  • 王道ミステリーで面白かったです。動機にはびっくりしましたが、トリックは綺麗にわかってスッキリしました。

  • ★3.6
    久々に読んだ作家アリスシリーズ。やっぱり抜群の読みやすさは長編で光ると思う。

  • 火村英生シリーズ第1作。
    「密室を愛し、密室を憎む、すべての人々に」の巻頭辞のとおり、密室愛にあふれる1冊。

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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