獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764469

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の少女が、暮らす故郷の村から逃れ、その先で出会った人に育てられるなか、新たな目的に目覚めていきます。故郷から逃れるときに母と別れてしまい、しかもその生死も絶望的という状況、そしてそれを行ったのが故郷の親族ともいえる人々であったこと、そういった特殊な背景を持つことになった少女エリン。そんなエリンを救った蜂飼いのジョウン。山奥で蜂を飼うという暮らしによって、人ともあまり交わらず、動物と暮らす日々により、エリンは生き物に対する興味を伸ばしていきます。それを父親のようにジョウンは育て、見守っていきます。幼くして悲惨な過去を背負ってしまった少女が、それを癒し、苦難にも立ち向かえるものに目覚めていく物語にわくわくしながら読ませていただきました。

  • 記録

  • 日本のファンタジーといえば、上橋菜穂子氏は外せない。そんなことを聞きながらまだ作品を読んだことはなく。
    気になっていたので、こちらを購入しました。

    独特な表現。文字を追っているのに、ずっと映画を見ているようで、何が起きるのか、緊張とドキドキが続く。

    主人公のエリンは壮絶な経験をし、死と向き合う。
    でも持ち前の溢れ出る探究心が、エリンの生きる標となり、その後の彼女の支えにもなっていく。
    素直で逞しいけれど、繊細。

    王獣とどうなるのか、早く次巻が読みたい。

  • ファンタジー苦手だけど、面白かった。

  • 小学生の時に初めて読んで大好きになった本

  • 7年ほど前にNHKで放送されていたアニメ「獣の奏者エリン」の原作本である。
    私はこのアニメを知らなかったのだが、Ayanariyaのレパートリーとして、このテーマソングをやろうという事になった。
    ならば読んでおかなきゃと。
    全5冊からなる長編ファンタジー小説の、これは1冊目。
    私はファンタジー系の小説はあまり読まないのだが、これは面白い。
    2冊目以降も期待大だ。

    で、テーマソングはNHKがスキマスイッチに依頼し作詞作曲している。
    題名は「雫」。
    なかなか感動的な曲です。

  • 子供の頃買ってもらった世界文庫集50巻を夢中になって読んだのが私の本好きの始まり。一冊一冊面白くて本の世界に浸った。何十年も経ってその頃の気持ちを思い出す様に最後まで一気に読んだ。闘蛇と王獣が住む世界観の深さ、主人公エリンが誰にも替えられない使命と一人の女性としての人生の間で苦悩し葛藤する姿は胸が熱くなる。是非外伝まで全冊読んでほしい。

  • エリンの人生いきなりハードすぎる。
    エリンとジョウンの蜂飼い暮らしがずっと続けばいいのに、、、

  • 少し都合がよすぎる展開が気にかかりました。
    しかし、とても読みやすくて良いと思います。

  • 読み進めれば読み進めるほどワクワクして、どんどん続きを読みたくなる本だった。
    Kindleでシリーズ5冊合本版を登録したので、全作読みたいと思えた!

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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