空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

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著者 : 池井戸潤
  • 講談社 (2009年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764537

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空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • そんな大それたことは俺にはできない。だからお前を尊敬していたんだ。
    ホープ自動車と闘ったところで何も残らない。そんなことより、事件を風化させないことのほうが大切だと思います。それは法律やお金とは関係のないことです。

    どうしたら納得できるんやろ。悪事を働かれた場合に、それを許すか許さないかの基準はどこなのだろうか。許すことで得られる自尊心の充実(見せかけかもしれない)と結局損したんだなで終わる虚しさ、許さないことで感じる己の器の小ささと嫌いな人に向かい合い続ける嫌悪感。また、相手の謝罪と補償金の誠実さと。
    こっちが相手に敵意を向け続ける限り、相手も自然と敵意を返すもの。どうしたら相手の心からの反省を聞くことができるのか。

  • 事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない―。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、感動の傑作エンターテインメント小説。

  • 面白かった!

    沢田がいちばん嫌な奴だったが、あいつはほぼ無傷で残念だった。

  • ちゃんと、最後には正しいことが勝つので、安心して読める。
    途中は、色んなことがうまくいかず、どんどん追い詰められていく赤松社長に、ハラハラしたり、悪いことをしているのに平気な顔で勝ち誇っているホープ自動車や銀行の人らにムカついたりしたけど、最後はちゃんと逆転して、正義は勝つ!みたいな様子で終わって、その圧倒的な正しさが、読んでいて気持ちが良かった。

  • スカッと大円団。
    池井戸さんの本はおさまるべきところにすべてがしっかり収束される終わり方で、後味抜群。


    それにしてもモデルになっているらしきこの自動車メーカー、この間も軽自動車の燃費データ不正やってた記憶が。罪罰体質はまったく変わってないってことかな。

  • 池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ 下巻」読了。面白かったというより、清々しい気分になった。たくさんの人に読んでもらいたい作品。部品返還を求める赤松社長と秘策を持って臨んだ沢田の打合せに始まり、読めば読むほど、いろんな分岐点が存在する。中小企業と大企業の内部事情、はたまたPTAの会合に至るまで。立場の異なるたくさんの人物が描かれてます。そのなかでも、赤松社長の人情味あふれる行動が一番♪ページ数は多いですが、読みやすいです。会社勤めの人に特にオススメ。

  • 池井戸さんの本は、我慢我慢で最後に一発逆転のパターンなので、(いつかは勝つ!)とは分かっていても本当にストレスが溜まる!特にこの本は、先に読んだいくつかの作品よりスッキリ感が少なめ。奥歯を噛みしめながら徹夜して読んだ。
    「○○!中小企業を舐めるな~!!!」(○○は主にホープ自動車の人間である)と
    叫びながら。それはそうと、はるな銀行!どこで裏切るのかとはらはらしたが、めちゃめちゃ誠実な銀行だった。読みながら何回もお礼を言ってしまった(笑)
    「正義は我にあり!」佃社長も言ってたよな!

  • 人身事故を起こして潰れそうな赤松トレーラー
    リコール隠しに走るホープ自動車
    ホープ自動車への再建融資を検討するホープ銀行の3社がストーリーの中心。赤松の子供が通う学校でのイジメ事件なんかも絡んで物語は展開する。

    最終的には、赤松の集めた証拠が警察を動かし、社内政治に負けたホープ自動車の沢田の内部告発が決めてとなり、ホープ自動車のリコール隠しが明るみになるというストーリー。

    池井戸潤の本は毎回ストーリーが一緒だけど外れがない。

    勧善懲悪。実際、会社にはそこまで純粋な悪はいないと思うがそれは自分がウブなだけかな。

    印象的だったのは、
    ホープ自動車やはり沢田の思い悩みの部分。

    自分がリコール隠しに、協力すれば希望の部署に行ける。そこでなんのために働くのかを逡巡する。20代は必死に顧客に向いて仕事をするが30代になってスタッフになり、政治にどっぷりつかっていく。大企業である会社は絶対に潰れない船であり、その中でいかに自分の利益を最大化するかの戦いに明け暮れる人達。
    沢田は結局リコール隠しに、協力する選択をするが、最終的に自分がそこで政治に負けたことに気づく。

    営業フロントにいると全く見えないけど、うちの会社もふたを開ければそんな感じなのかもしれない。サラリーマンを続ける意味を考えさせる本。

  • 最後は、スカッとした読後感で良かった。最後まで、真相を追い続け、メーカーとの問題、学校のPTAの問題など、様々なこんなんが降り注ぐが、諦めずに最後まで見解を述べ闘う姿に胸が熱くなるほどだった。メーカーの隠蔽体質、学校のPTAのボス的存在、自分より下の人に対してとことんいじめる所謂女王蜂の存在など気分が萎える場面もあった。それらにめげずに家族、従業員、自分の味方にしてくれる存在を信じ、彼らに支えられながらメーカーの不正等が暴き、最後に暴かれ、因果応報だと感じ、正義は勝つとはこのようなことだと体感させた。

  • 下巻に入っても、赤松社長の苦難の日々はなかなか出口が見えなくて、今に見てろ! と何度心の中で叫んだことか…。
    生ぬるい企業風土に胡坐をかいて、ひたすら保身に走るホープ自動車の面々。こうした隠蔽体質がもとで実際に事故が起きたかと思うと、痛快なラストにも苦みが混じる。
    大手だから、老舗だから、有名だから、きっと間違いないだろう。自分もついそんなイメージにとらわれてしまう。先入観ってつくづく危ういものだなぁ。

  • 評価は5。

    内容(BOOKデーターベース)
    事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない―。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、感動の傑作エンターテインメント小説。

    最後まで夢中で読んでしまった。期待を裏切らない最後。微力だって信じて踏ん張れば人生は最後にどんでん返しがあるはず!
    そう信じなければ日々やりきれない私達下々の夢を叶える小説だった。
    現実はこの逆で悪は必ず勝つんだけど・・・せめて本の中だけでは夢みたい~と思うサラリーマンの夢を叶えた本だった。この作家・・はずれないなぁ~全て引き込まれちゃう。

  • 勧善懲悪の結論ありきの安心感がいいです。ただ、時代劇っぽい刑事の言葉が古臭くリアリティが欠けているというより、気恥ずかしい。

  • 一級のエンターテインメント。

    重厚だし、とても長い話なんだけど、まったく飽きることなく最初から最後まで楽しめた。

    これほど感動したり、怒ったり、様々な感情を沸き立たせてくれる小説はそうないと思う。

    読めばわかると思うけど、ホープ自動車という、ホープグループを含めた巨大企業の驕りみたいなものが、実在の企業とリンクしているので、そこに現実感があるのだ。

    それにしても、池井戸潤、安心して楽しめるね。

  • 389

    2017年では23冊目

  • 大手自動車会社の不正に立ち向かう中小企業の社長の話し。実話が元になっていてリアリティがあります。大企業のおごり、中小企業の弱さ、小学校PTAの大変さなど色々な側面の話しが盛り込まれてあり面白かったです。働く上で何が大事なのか、個性豊かな登場人物によって考えさせられます。

  • 一気読みまちがいなし

  • 11月-12。4.0点。
    下巻。タイヤ脱落事故は、メーカーのリコール隠しなのか。
    中小企業社長の、孤独な戦い。

    あっという間に読んだ。予言ともとれる、ある自動車メーカーの話。
    さすがに面白い。

  • 終始面白い内容で一気に読めた。 下町ロケットと同じパターンで、絶対に正義が勝つと分かっているのに次はどう展開する、早くあの嫌な奴をやっつけろと気が気でなくなってしまう。 池井戸作品、そんなには読んでないけど、やっぱり面白いなぁ。

  • 友人が三○の高級車を買おうとしていた頃に読んだ。買うのを止めたくなった。そうしたら案の定、今・・・・

  • 自分の仕事が誰かのためになっていますように。誰かを傷つけていませんように

  • 後半は働く姿勢とか企業倫理とか熱くなる内容だった。

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空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)の作品紹介

事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない-。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、感動の傑作エンターテインメント小説。

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)のKindle版

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