科戸の風 梟与力吟味帳 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764551

感想・レビュー・書評

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  • 『冬の蝶』から始まって、もう7冊めになる。
    藤堂逸馬を含む三人組の幼馴染に、女性2人のかけ合いも良い。
    今回の第1話 科戸の風~第4話の鎧の島が、書かれている。
    『科戸(しなと)の風』って、一切の罪やけがれを、綺麗さっぱり吹き払ってくれる風のことなんだそうだ。
    知らない言葉が、出てくる。
    遠山の金さんの袖口からチラッと見せる刺青の効果も、この話に出てくる。

    老中水野忠邦、鳥居耀蔵との、ことの真相を解明する為のやり取りが、ついついこのシリーズに、のめり込ませる。
    もう、梟与力吟味帳は、これぐらいにと、思いつつ、またもや、読んでしまった時代小説だった。

  • 相変わらず南町奉行鳥居耀三との戦いが
    こんなに具体的に「悪の奉行」が歴史上
    実在したことを忘れないもんね(腹立つ!)
    頑張れ大将!

  • 梟与力シリーズ・7

  • NHKのテレビで見た記憶から読み始めてみる。記録からすると3,6巻は読んでいるようであるが、少しテレビとごっちゃになっているようである。
    水野の改革に絡む、遠山北町奉行と鳥居南町奉行の対立の中、藤堂逸馬吟味方与力が幼馴染の二人と女二人に助けられながら、主として、幕府内部の悪事をも暴いていく展開のようである。
    本巻は7巻目にあたり、そろそろ水野老中と鳥居の対立が始まったころか。
    本巻もそうであるが、どうも鳥居サイドが強引過ぎて気になる。それと水野老中がどうしようもなく感じられる。
    変に背景を考えずに読めば、背後にどうしようもない巨大な悪がいて、それに立ち向かう正義の若者、このパターンでいいかも?

  • 信三郎の母親がならず者に襲われて・・・
    相変わらず、二人の与力はすごい。

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著者プロフィール

一九五七年愛媛県生まれ。主なシリーズに「船手奉行うたかた日記」(幻冬舎時代小説文庫)、「くらがり同心裁許帳」(光文社文庫)、「暴れ旗本天下御免」(徳間文庫)、「梟与力吟味帳」(講談社文庫)、「樽屋三四郎言上帳」(文春文庫)、「神楽坂咲花堂」(祥伝社文庫)、「ご隠居は福の神」(二見時代小説文庫)、「桃太郎姫」(実業之日本社文庫)など多数。

「2023年 『番所医はちきん先生 休診録五 悪い奴ら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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