制服のころ、君に恋した。 (講談社文庫)

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著者 : 折原みと
  • 講談社 (2009年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764568

制服のころ、君に恋した。 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりにさくっと読めました。
    作者は私が学生のころコバルト文庫や漫画家として活躍されていた方(年ばれる?)。
    主人公の年齢が近く、入りやすかったかなぁ。
    しかし、私目線でしかなく今のラノベ状態ですね。情景は察しろ的な…最先端だったのか、漫画家ならではなのか今の私には軽すぎるかなぁ。

  • 主人公・奈帆は28歳の臨時養護教諭ですが、回想シーンがメインなので中高生向けかもしれません。
    文体はティーンズハート時代よりも落ち着いていますが、折原節は相変わらずです。
    学生時代の頃のように泣きながら読めなくなりましたが、懐かしい気持ちになりました。

    舞台は鎌倉です。
    海沿いの学校に憧れていた頃もありましたが、すぐ建物がサビついてしまいそうです。

    奈帆は、高校時代に通っていた学校に臨時で働くことになった。
    親友や当時お世話になっていた先生は奈帆を心配する。

    奈帆は高校生の頃、彼氏を事故で亡くしていた。
    突然消えてしまったので、さよならさえ言えなかった。
    奈帆は今日まで、過去を引きずっている。

    保健室で仕事をしていると、彼氏にソックリの男のコが現れる。
    どう見ても亡くなった彼氏で、シンタの名前が書いてあった。
    但し、すぐに消えてしまう。

    どうやら、一時だけ今と高校時代が繋がるようだった。
    奈帆は時折現れるシンタと言葉を交わしながら、当時の思い出を振り返る。

    折原さんらしい話の流れですね。
    悲しい過去とファンタジー要素ですもん。
    シンタのキャラクターも、折原さんが如何にも作りそうです。
    ぶっきらぼうで優しいタイプのコに、学生時代はハマっていましたよ。

    はじめに会ったシンタは、高校に入学したての姿だった。
    日を追う毎に、シンタは男らしくなっていく。

    シンタが亡くなった、高3秋の姿になれば、また会えなくなってしまう。
    奈帆はシンタとの交流には期限があることを予感する。
    奈帆は何とか出来ないかと思って保健室を出た後、十年前の世界でシンタを助けようと試みるが…。

    シンタが助かって元の世界に戻れば、イルカの調教師になった彼がいてプロポーズしてくれる。
    学生時代に読んでいたら、そんな結末を望んでいたでしょう。

    シンタは助かりません。
    奈帆は獣医の先生と良い感じになって、物語は終わります。

    シンタは何の為に現れたのか。
    私の勝手な推理ですが、奈帆の「このままでは駄目だ」という気持ちが生み出した幻影ではないかしら。
    そうなると、随分と都合良く解釈したことになりますが。
    やはり、シンタの意志が働いたのかな。

    大人になって分かることがあるんですよね。
    それに、こういう形だからこそ、シンタの本音が聞けたと思います。

    高校時代の奈帆は真面目ですね。
    医者の娘だからというのもありますが、普通、彼氏の将来にあそこまで口出すものかね。
    医者になってと言われたら、私が男ならば引きますよ。
    シンタは医大を目指そうとしていましたが。
    この辺りはモヤモヤしました。
    トレーナーの夢を貫き通して欲しかったです。

  • 現在高校生で、恋をしているということもあり、
    共感できる部分(悩んでいることや楽しいこと)が多くて、きゅんきゅんしました。
    マンガは得意ではないですが、小説なのに、マンガのようなこの作品にすごく惹かれました。
    他の作品もよんでみたいです。
    さらさらっとすぐに読めるので、もっとがっつり読みたい人には向いていないかなと思いました。

  • 鎌高が舞台の小説。

    「高校時代を振り返ると、思い出の中には、いつも海があった」
    本の中の景色や主人公の気持ちが、わたしたちが高校生のときに見て感じてきたものと、いっぱい一致するから、共感してじんわりと来るものがあります。一文で一行使って表現されているので、これが読みやすく、まるで漫画を読んでるみたいに情景がすぐ浮かぶのは鎌高生だからでしょうか。

  • 現実ではありえない設定なんだけど、こういうの好き。
    恋のお話は、現実離れしてたほうが感情移入できるんです、わたし。
    自分の母校に臨時の保健の先生として赴任してきた主人公。
    ある日やってきた男子生徒は、当時付き合っていた人で…
    保健室という空間だけが過去と現在のはざまにいて、当時はわからなかった彼の気持ちに主人公が触れて。
    主人公が過去と向き合ってちゃんと前に進んでいこうとするところは、読んでいて胸が締め付けられて切なくて、思わず涙が出ました。
    甘酸っぱいなあ。

  • 小学校高学年の頃読んでいた折原みと。
    女の子の夢的な展開で、随分とラノベ風だけど
    著者の変わらなさ具合が懐かしい。
    挿画に頼らなくなったんだなぁ。

  • 少女漫画テイスト。どっぷり浸って楽しめないってことは少しはオトナになったってことかなー。

  • サクッと読めた

  • シンタはいつまでも前に進めない奈帆の背中を押すためにあらわれてくれたのかなあとか読み終わったあとに考えたらまた泣きそうになった(;∇;)すごくよかったです!

  • 高校時代に事故で亡くなった恋人「シンタ」
    母校(鎌倉高校をモデルにした「鎌倉南高校」)に養護教諭として戻ってきた奈帆。奈帆は高校時代に、恋人のシンタを亡くしていた。
    保健室で過去と現在が交錯し、過去の思い出をたどりながら物語が進む。

    泣いたなぁ。
    大事な人を失ったら次の恋になんて進めないよね。
    そんな奈帆を心配して、神様が奇跡を起こしてくれたのかも。
    シンタのことを忘れられなくてもいい。一緒に生きていけばいいと持った。

    舞台となった鎌倉や江ノ島は一度観光したことがあったから、想像しやすかった。
    地元の人はさらに想像しやすいし、懐かしく思えるんじゃないかな。

    そして、私は折原みとさんが大好きなんです。小学生のころに「アナトゥール星伝」シリーズを読んでトリコになったんだなぁ。
    そんな少女小説の元祖とも言える折原みとさんが大人向けに書いた小説。
    とても良かったです。

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