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この作品からのみんなの引用
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栄光の極みは没落の始まりなのさ
― 164ページ -
目の前で患者が死ぬのを見るのは絶対にイヤなんだ。
― 92ページ -
それは患者のためを思っての言葉ではない。自己満足のためのいいわけだ。
― 183ページ
みんなの感想・レビュー・書評
今まで読んだ桜宮サーガの中では一番堅い医療ミステリっぽい。
エンタテインメント要素が低めだと感じた。
しかし息をもつかせぬ展開だった。
ブラックペアンの意味がわかったときは、なるほど!と思った。
バチスタシリーズのグッチーがまだ新人研修生の頃の物語。
これまでのシリーズの登場人物達がちらちら出てくるのでそれも楽しい。
最後の最後にブラックペアンの意味が解り、そうか!と納得。
医療専門用語が多く、所々難解だけど一気に読める作品。
医者の卵がどのような道を通って、医者として確立していくのか。どのような医者が社会の最適解となるのか。あくまで、医者からの視点の問答が中心だ。世良が手術に失敗し、地獄に放り込まれているシーン、まるで渡海が世良の頭に銃口を突きつけているように見えた。でも、その銃口ですら最後には救いになってしまうなんて、ヤクザな世界だなぁ。
悪役のように見えた人もいましたが、終わってみると、それぞれの人が、それぞれの正義のもとに動いていたのだと分かります。巻末の対談にもありますが、佐伯・渡海のやり方と高階のやり方、どちらが正しいというものでもないんだよなあ。
バチスタ、ルージュといった一連の本から続いて読むと、若き日の高階院長はじめ多勢の若き日の医師達が登場する。海堂氏の得意のパターン。最後にブラックペアンの意味が分かって面白く読めた。
ガガって引き込まれた。テンポよくて面白い。メインは高階講師赴任時の話。藤原婦長と高階講師、花房と世良過去の出会いや関係がわかるとまたバチスタから読み返したくなる。あと田口速水島津の原点。三者三様の反応が個性的。田口は思ってより芯のある人なんだなって思う。渡海と世良のやりとりが好き。
2012.2.21読了。
高階病院長の前任者、佐伯教授が仕方なく患者の体内に残したペアン鉗子が招いた誤解から17年後。
渡海は父親の汚名を晴らし、恨みをはらそうと計画するが、事実を知ることになる。
ブラックペアンはカーボン製。
レントゲンには写らないし、焼いたらなくなってしまう。
上巻より夢中になって一気に読んでしまった。
だんなに読ませたら、
夢中で読んでて電車を乗り過ごしたそうだ。
正直上巻を読んだ時は、たいして盛り上がりもないしあんまり面白くないなーと思ってたんだけど、最後の最後でかなり盛り上がった。ブラックペアンてそういうこと!!と謎のとける下巻。「チーム・バチスタの栄光」の登場人物がちょいちょい出てくるらしいが、バチスタ読んだの前過ぎて全部忘れちゃった。
でも、これ上下巻にする必要ないと思う。一冊が薄すぎるよ・・・・。
医療小説。ただし広義のミステリの枠からは外れていない(ように見える)あたり、やっぱりこの作者はミステリ作家だな~と思います。
病院内部の、傍から見ているとうんざりしてしまうような人間関係が、爆弾的なもので一気に引っくり返される快感が海堂ミステリの魅力だと思いますが、この作品もそんな感じ。ブラックペアンというアイテムが、とてもよく効果的に使われています。
また、他の作品との関係性も網の目のように張り巡らされており、物語世界の広がりにさらに期待せずにはおれなくなる一冊です。
待望の文庫化。上下巻に分ける必要があるのか
微妙な厚さですが、面白いです。
あの人がこうだったのかとか、この人はどうな
ってしまったのかとか、いろいろな意味で楽し
めます。
バブル崩壊前の昭和を感じさせる一冊です。
シリーズの人物に深みが出たし、これからのシリーズにも投影されて面白くなると思う。
登場人物を知ってた上で読むなら★4
どこかで聞いたようなオチなので、普通の医療モノという感じ。
単体なら★3 かな。
こんなに薄い本なのに、どうして上下巻にするのか。
一冊にまとめてほしい。
これも大切な人が読むって言ってたので、読んでみた。
なぜ上・下にしたんだろうと思うぐらい物語が一気に流れる。
心を打たれた一節。
『このオモチャが一般化するためには、今日のような失敗をしたときにリカバリーできる外科技術があることが前提だ。だが、オモチャが一般化すれば、外科医からそうした技術習得の機会を奪うことになる。この自家撞着はどうするつもりだ。』
新しいことを導入しようとするときは、それをカバーする技術・経験が必要。どんなことにでも言えそうだ
「…バチスタ」より、こちらの方が映像映えしそうな気がする。
個人的にはこちらの方が好みだなあ。
3人3樣の外科医の姿から信頼できる医者って?と考えた。
世良くんと花房さんのその後が気になるんだけど、続編に出てくるかな。
ペアンとかコッヘルとか、医学の専門用語が分かっているともっと楽しめるのかなぁ。手術室でなにが行われているのか、文系には想像もできず・・・。それにしても渡海先生のその後が気になります。
ぐっちーは出てこないけど面白かった。ある程度予想できた展開だけどテンポよく楽しめた。佐伯教授の考え方に賛同。教育は難しい。さらに医療も両立させなければいけない方々は大変やろうな。
東城医大に、高階病院長にこんな過去が…これだけ読んでも楽しめるかと思いますが海堂作品を時系列で読んで行った方が登場人物にも親近感が沸いて数倍楽しめるかと。読む速度が遅い私でもあっと言う間に読めてしまいました。
田口・島津・速水が研修学生としてチラッと登場。それぐらい昔の話なので秘密というか裏側を覗いた感じで、これだけシリーズで読んできたことも合わさって、登場人物がグッと近くなった。

手術ミスと思いきや。






