掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南 (講談社文庫)

著者 : 輪渡颯介

• 講談社 (2010年1月15日発売)

感想・レビュー・書評

[おびのりさんの感想 · 2023年12月3日]

堀割ー地面を掘った水路。お堀です。
メフィスト賞で珍しく時代小説です。
浪人左門あやかし指南でシリーズ化されているようです。
解説者もおっしゃる通り、ミステリ＋時代小説＋怪談＝捕物帳　という図式です。
江戸の怪談を挟み、その怪談を利用した事件が起こり、世の中に不思議はないのです。という流れかと思います。
設定もストーリーも面白いのですが、登場人物が多い割に唐突に出てくる感じなので、関係性とか立場とか読み取るのが少し大変。使われる怪談の場面の変化のつながりももう少し。
浪人左門が最後に自分の立場の説明をしたので、次作から読みやすいと思います。

[土瓶さん · 2023/12/03]

「すべてがFになる」も「ハサミ男」も読んだはずなのに。
おかしいな。
まるで覚えがないぞ？

[おびのりさん · 2023/12/03]

その程度って事なの？
予約なくなったらでいいか。

[土瓶さん · 2023/12/03]

いや、どっちも人気の話題作だったと思う。
まあ、俺の評価は一般的じゃないから。

[sotaさんの感想 · 2015年12月27日]

あまり衝撃がなかったなぁ〜。

[沙都さんの感想 · 2010年12月13日]

怪談話をテーマにした時代ミステリ。
話の流れや、伏線などミステリとしてなかなか秀逸な作品です。ただ登場人物が誰が誰だか分かりにくかったのがちょっと惜しかった。

第38回メフィスト賞

著者プロフィール

1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。『古道具屋 皆塵堂』シリーズに続いて『溝猫長屋 祠之怪』シリーズも人気に。他の著書に『ばけたま長屋』『悪霊じいちゃん風雲録』などがある。

「2023年 『攫い鬼　怪談飯屋古狸』 で使われていた紹介文から引用しています。」