聖域の殺戮 (講談社文庫)

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著者 : 二階堂黎人
  • 講談社 (2010年1月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765619

聖域の殺戮 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  SFミステリで一番難しいのは、何を持って意外な犯行にするのかってことだと思う。よくできたSFミステリは、「SFなんだからそれもありなんじゃない?」って思わせないし、本当によくできたミステリは、「SFだからなおさら意外だ」って唸ってしまう。たとえばアシモフの作品はそうだ。

     「胴体だけが食い荒らされたように消えている死体」というのは通常のミステリならとっても魅力的な謎だけど、この作品のような形でSFを押しつけられると、「それもこの世界ではアリじゃない?」って思ってしまう。人類と牙動人が恋人同士になることの方が、ずっと謎なのだから。で、実際の解決も、「SFなら、それもありでしょう」という解決だったりするから、がっかりしてしまう。

     こんなSFミステリまがいを片手に館山の海に行く。なんというか、レベルが違うのだ。この作者には、素直な本格ミステリを書いていてほしいなって思う。
    2006/8/13

  • いろんなタイプの宇宙人が出てきて楽しかったですv
    なるほど、スタートレックか。納得です。確かに、人間型しかいないのは不自然ですよねー。
    気になったのは、異星人間の恋愛は成立するのかというところですが、まあ幸せそうなのでよし。
    犯人は大体想像どおりでした。
    レトロウィルスとは思わなかったけど、たぶん普段は目に見えないくらい小さくて意識もないけど、より集まれば意識が形成される、というものなんだろうなあとは思ってました。ガイア説が絡むかも、とも。
    まあ単純に、田中芳樹の「緑の草原に…」を思い浮かべただけですが。
    で、犯人の目星はほぼ最初からついてたわけですが、面白かったです。SFとミステリの上手い融合で。
    これ2作目なんですねー、うっかりしてました。1作目も探して読まねば。
    蘭子シリーズがどうなっているかも気になるところですが、これも書き続けてほしいですv

  • SFミステリ。
    普段SFを読まない人にとっては、慣れるまでが大変かも。
    この世界観に慣れてしまえば、意外と面白く読める。
    トリックとしては…やっぱりちょっとずるいかな。

  • SFミステリとしては、野心的な方向には関心が向かっておらず、相当クラシカルなものを志向している点が珍しい。

    SFマニアが怒るのも無理はないかな、という気はする。

  • ギガンテス・シリーズ
    惑星バルガで起きた殺人事件。撲殺された地球人技師と身体だけが食われた他の被害者たち。支配階級の氷電人と従属階級の森雷人との関係の正体。惑星バルガの殺戮に隠された秘密。

     2010年1月16日購入

     2010年1月31日読了

  • 2010/1/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2016/5/6〜5/11

    二階堂さんのミステリとSFを融合した「ギガンテス」シリーズの2作目。1作目はマイナーなレーベルの出版だったので知らなかった。二階堂版スタートレックということで、未来の宇宙を舞台に確かにそういう設定でないと、というメイントリックだったが、いただけないのは、重要な位置を占めている殺人事件の犯人に関すること。メカニズムについては、SF設定で眼をつぶるとしても、存在自体が有り得ないサイズ設定。これはSFだから、と許される設定ではない。他のところではキチンと守っているのだから。正体がバレた瞬間に一気に冷めてしまった。

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