ふりむく (講談社文庫)

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著者 : 江國香織
制作 : 松尾 たいこ 
  • 講談社 (2010年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765923

ふりむく (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 絵を見て作家が文章を付ける、と言う少し変わった試みの本。
    絵と文章にしっかりとした繋がりは感じさせず、しかし文章はその絵の醸し出す雰囲気をしっかりと纏って。
    この絵にこう文章を持ってくるのか、と思いもよらぬ方向の言葉に唸ったり「ああ、たしかにそんな感じ」と納得したり、色々な見方やイメージが膨らむ本でした。

  • 松尾たいこさんの美しい色合いに
    やさしくて甘い江國香織さんの言葉が
    のせられ。

    やわらかい気持ちになりたいとき、
    パッとあけたページから
    甘さや苦さや、いろんな味が
    ふんわりひろがる。
    そんな心持ちになれる一冊。

  • 一枚の絵から広がる文章。
    短い文章だけれど、絵と絡み合って深い物語になる。

  • 読了。
    ふりむく
    松尾たいこ・江國香織

    キスをすると甘いくちびる、
    やわらかくて、潤んだあつみがあり、
    わずかにひらいて、
    たがいちがいに、
    しめつけるともなくしめつける、
    蜜よりもたしかな、くちびる。

    左ページ、絵、右ページ、文、の本。
    絵からインスピレーションを受けて江國香織が書き下ろした。
    このひとつの文章だけでも伝わる、濃密な日本語の世界、美しさ。

    すてきな気持ちになれました。

  • わたしはうしろむきでオッケーなわけですが、みんなにはふりむいて欲しいと願っていますよ。
    ひとはみんな孤独なんですよね。
    うんうん。よかった。ちょうどよかった。お風呂でその行間を読みました。

  • 一枚の絵に、一枚の物語。

    このコンセプトがすばらしいと思いました。


    さようなら、
    からはじまり、

    でもすこしだけ、誰かのものになれてうれしかった。

    で終わる話が一番好きでした。

  • 笑ってしまった。江國さんらしくて好き。
    江國香織さんはすごく真面目にへんな事書くなぁ。

  • (メモ)
    江國さんだったので購入。
    1枚の絵から、こんな物語が思い描けるのかぁ!と、ただただ感心。
    短い文章から、自分なりにその背景を妄想するのが楽しかった。
    また読もう。

  • 松尾たいこさんの絵に江國さんの文章がつけられている、とても素敵な本です。
    まず最初の絵と、文章を読んで鳥肌が立ちました。
    「ふりむく」というのは、何か気配を感じるということでしょうか?水しぶきだったり、風の音だったり、動く物、そこに存在するもの。
    絵本とはまた違った感性、想像力が楽しめます。

  • 感性を大切にしたくなるそんな一冊

  • 最初の詩が、すごく泣ける。
    読み進めなくなったほど。

  • 知らず、なにげに、ふりむいてる事ある

    最後の文章がよかった

  • この本の使い方 というのが最後のページにあるが これを最初に読んでから詩を読む方がよい。この本は イラストから生まれた詩集ということがわかれば、何故このイラストとこの詩?というものも、こちらの想像を掻き立てられ興味深く楽しめる。この本はきっと 読み返す度に違う感じ方ができる本。また数年後に読み返したい。とても薄い本だが十分に楽しめた。

  • 松尾たいこさんの絵に、江國さんが短い文章をつけた。
    松尾さんの絵は、色合いがくっきりしていて、版画のように色が分かれ、パッと目に飛び込んでくる。
    絵をじっくり見てから、絵國さんのつけた文章を読むと作家の想像力はたくましいなぁと改めて思う。絵も文章も、どのようにでも捉えられる遊びのようなものがあって、観ていて楽しい。

  • 1枚の絵をみて、掌ほどの物語が浮かぶだけでも凄いし、そのお話のどれをとっても、嫌な印象はなくて、ものすごく心地よかった。自分が絵をみた印象とも全く違う話が載っていたり、どれが正解というわけではなくて、味わい深い本だなと思った。

    巻末にある「この本の使い方」を読んでから、また読み直すと、印象も変わりそう。

  • 異色の経歴を持つイラストレーター松尾たいこさんと彼女の絵を見て思うままに詩に表現した江國香織さん
    の、コラボ作品。読むだけでいい女になれそうと思わせる、彼女の文章はさすがの一言。

  • 感性を大事にしたいな、と思う。
    絵を見たときふっと心がゆるんだり、文章を読んだとき胸がきしんだり。
    思ってもみなかった言葉の組み合わせに驚いたり感心したり。
    松尾さんの絵と江國さんのことばもそれが一心同体であるようにきれいに組み合わさっている。

    ドラマが数多くあるであろう空港の空に雲が鬱々とたれこめている。きっと幸福な旅立ちではないのだろう。そのことを江國さんはその観察眼でもってしっかりと言葉にしていた。

    絵だけで、イメージは無限大に広がる。そこに言葉が重なって、新たな発見がプラスされる。
    世界はちゃんと心躍るように出来ている。そのことにわたしは嬉しくなるのだ。
    (20110623)

  • 妄想誘う。
    1ヵ月後、1年後、10年後、また読み返してみたい。

  • 休憩時間の間に読めてしまう程の文量ですが
    内容はとても濃いものでした。
    絵を眺めて、文章を読んで、じっくり噛みしめるように味わうと
    読み終えてもまた改めて読みたくなるような1冊でした。
    私にとって、江國さんの本は宝物率が高いです。

  • 2008/12/08読了

    なんかほわーんって感じになった。

  • 1枚の絵につけた1編のおはなし。

    この本を、

    毎晩1編ごとに空想をひろげ、

    目をつぶり、

    わくわくしながらページを繰る。

    なーんて余裕は、今わたしにはなくて、

    だからつい、ざくざくと読んでしまった。


    絵があまり、入っていけないのかもね。。

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