特殊防諜班 聖域炎上 (講談社文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765961

作品紹介・あらすじ

炎に包まれる山、黒い鳥。
“失われた十支族”の末裔、芳賀舎念は危機を予知する。都内のビルへの破壊テロが事件の始まりだった。
新人類委員会は予想外の兵器を駆使して芳賀一族に迫る。
特殊防諜班・真田たちは宿敵・夢妙斎、そして新たな恐るべき男の攻撃を阻止できるのか!?
『新人類戦線 黒い翼の侵入者』改題。

感想・レビュー・書評

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  • いやはや、なんでもありになってきましたね。新人類委員会はついに戦闘機まで持ち出す始末。肉弾戦ではことごとく失敗しているから、兵器の力でねじ伏せようということでしょうか。

    しかもハリアーというホバリングできる戦闘機。そんなものがあるんですね、知らなかったです。Googleで検索してみるとちょっと小さめ、ミニチュア感のある戦闘機。

    とはいえ小さかろうがなんだろうが戦闘機は戦闘機、もはや飛び道具を飛び越して反則技ともいえますが、そこは真田持ち前の自衛隊を自らの指揮下におく権限発動で対処。戦闘機同士のバトルは無事撃墜することで決着もパイロットは間一髪のところで脱出しており、なにやら次巻に再登場しそうな予感…。

    二代目夢明斎との一騎打ちも繰り広げられるものの、今回も決着はつかず、最終巻に持ち越し。相当な強敵であり、どのような形で雌雄を決するのか、気になります。

    シリーズもラスト2作、戦闘機という新アイテムの登場で最終決戦に向けての雰囲気がいやがおうにも盛り上がってきました。このシリーズはエンタメだったのだな、とはじめて実感しました。

  • 既読本。記録のため登録

  • 今回は 戦闘機で戦います
    日本の自衛隊も色んなもの持ってますね(@_@)
    そしてなんとなく自衛隊内部の部署どうしの派閥とかがくすっと笑えました。
    「われわれは、あの男の連絡係にされちまった」

    またもや夢妙斎を逃してしまったのでちょっと消化不良感があるのよー。
    次回に期待します┐( ˘_˘)┌

  • <版>
    本書は初版時の題名『黒い翼の侵入者』(1989年10月 天山ノベルス)から,2010年の文庫化で現在の題名に変わって復刊している。多分ノベルスのまま一旦は廃刊になってしまっていたのだろう。という事は初版から文庫化復刊まで20年以上の年月が経っている事になる。

    無理やり警察っぽい題名へと改題された(と思しき)この『特殊防諜班シリーズ』は,その1巻から3巻までは初版の後すぐに何度かの文庫化とそれにともなう初期?改題(その時は『新人類戦線シリーズ』というとんでもない題名が付いていたらしい) が行われた後,2008年から2010年に掛けて天下の講談社からの出版で『特殊防諜班シリーズ』となっている。だが本書を含む4巻~7巻(未読)はこの途中の文庫化はなく,いきなり『特殊防諜班』としてよみがえっている。まあ事情は色々あると思うが,1-3と4-7ではそういう「出版物」としての違いがあるのだ。そういう事を意識しつつ読むとまた違った趣きにもなるのだろう。

    (しかしちなみに本書の本文には『特殊防諜班』という記述はどこにも見つけられない。これはかなりの”疑惑”である。そう”隠蔽”ではなく疑惑なのだ。1980年代に発刊されたのっけの原書たちを是非読んでみる必要があるだろう。どなたかお持ちの方はおみえでないだろうか!!?)

    以上大半は ”wiki” に載っていた ”特殊防諜班シリーズ” についての記述を只まとめただけである。今回も他には感想らしきことを思い付けず,いわゆる二代目夢妙斎的逃げ?の感想である。すまぬ。だが作者今野敏長炭殿はこのシリーズを30年以上前に一気に書き下ろしている。だから物語1-3も物語4-6&7も全部すこぶる面白いのだ。(+7巻も絶対面白いはず!)もちろん最終第7巻もいづれ手に入れて読む。

  • 山へ帰る

  • 山の民(前作で登場)がミサイル誘導装置を芳賀老人宅の山に設置
    ハリアーで爆撃を計画。パイロットはドイツ人。
    ホークアイで500Km圏内のハリアーは発見可能
    山で待ち伏せする真田達。
    自衛官はトラップ
    山の民は気配を消す
    ハリアーは千葉の山奥に配備。場所がばれたので逃げる
    静岡のゴルフ場のフェアウェイに着陸
    パイロットは朝まで熟睡
    早朝のゴルフ場からハリアーのエンジン、ペガサス始動
    海面を進む 爆撃後はタンカーの着陸予定

    新田原基地のF15が迎撃 ドッグファイト開始
    ハリアーが民間フェリー上でホバーリング
    追従砲の発射するとフェリーに当たる
    F15のパイロットは迷わず発射
    ハリアーのパイロットは、フェリーに当たらないように機体を上昇。パイロットは海へ。
    フェリーの乗客達には映画の宣伝だという発表で事実隠蔽

  • 今度は、空中戦!

  • いつも面白い!
    自衛隊の人達も頑張ってた。
    自衛隊っていうか…。
    こんなにすごい戦闘機やらシステムやら持ってるなら…りっぱな軍隊?

  • 今野さんは好きなんだけど、このシリーズは好きになれない。登場人物に魅力が無いし、毎回ドンパチやってるけど同じパターンだし飽きたなあ。

  • 次回シリーズの終わりですが今回は大した盛り上がりもなく最終話に期待

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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