カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)

  • 2889人登録
  • 3.95評価
    • (270)
    • (359)
    • (215)
    • (43)
    • (6)
  • 176レビュー
著者 : 重松清
  • 講談社 (2010年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062766302

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
伊坂 幸太郎
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印

カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • かなり泣けます。架空の北海道の都市を舞台にしてはいるが、描かれている街はいくつかの実在のもと炭坑の街を思い浮かべさせる。はやく下巻を読まなきゃ。

  • 楽しく幸せな人生があるからこそ、一段と悲しさと苦しさが押し寄せてくる。
    色に例えるならば「鈍色」な上巻。
    そんな鈍色の中に一筋の光明が指すことを期待しつつ下巻へ行って参ります。
    おっと、ハンカチとティッシュの準備もしとかなきゃw

  • 貸してくれた友だちが、3.4頁読んだらもう気になる、と言ったとおり、ずんずん吸い込まれました。
    「だれかにあやまり続けている人」
    「だれかに許されたがってる人」
    ここらへんのくだりが、私のツボでした。

    お母さんは強くやさしい人だったってあるけど、5年生の子どもに、ひとごろしだの許さないだの言う人は、ちっともやさしくない、強くないと、
    そこは現実的ではないよな、つらいよな、ストーリーの都合じゃないの?と、
    個人的には思いましたが。

    時間が経過すれば悲しい結末が待ってる展開を、下巻はどうもっていくのか、どういう希望が待ってるのか、
    乞うご期待ってところで、下巻読みます。

  • 長編小説。まあ、とりあえず泣かされますよね。

    北海道の炭鉱の町に生まれ育った4人。敏彦、俊介、雄司、美智子。小学4年生の秋、4人で小さな丘にのぼり星を見上げた。
    4人が39歳になったとき、「カシオペアの丘」そのとき4人で名づけた名前の遊園地は存続の危機を迎えていた。
    そして東京で家族と暮らす俊介は、肺がんを告知される。
    それをきっかけに、4人は自分たちの過去に向き合うことになる・・。

    俊介、美智子、雄司の学生時代。彼らが生まれる前に起こったこと。そして5年生のときの事故。

    私より少し上の世代の人たちの物語ですが、グッと引き寄せられるストーリー展開とテーマの重さ。
    一読の価値ありだと思います。

  • ガンに侵され死に向かう悲しい話だけれど、それ以上に優しい話でした。
    過去の過ちに許しを請う事は、自分自身がその過ちを許せていないと言う事に『なるほど』と思わされました。
    ただそれはとても大切な事で罪を償う事は許す者、許される者が互いに真摯でなければならないのだろう、、、。

  • 「カシオペアの丘」という北海道の遊園地と隣接する北都観音に、いろんな人たちの過去や思いや関係性がからみついていて、とても奥行きのある話だった。
    主な視点はガンを患った俊介であるが、読む人によってどの登場人物に感情移入していくかはわかれるところだと思う。
    かつての同級生たちとの別れから再会までが物語の多くを占めているが、私はかつて王と呼ばれた俊介の祖父・倉田千太郎が北都に与えてきた恩恵や非情さから、俊介がどういった人生を歩んできたかのエピソードがいちばん印象に残った。
    倉田千太郎は悪ではなく、大きすぎる正義であり、それを根底では理解しているが納得して受け入れることのできない俊介の気持ちが、読んでいて痛々しくもありグッとひきこまれる点でもあった。

    『下』では老いた千太郎と俊介がどういった最期をとげるのかに注目したい。

  • 上下ともに,感動しまくりです。なにより,重い。

    テーマがたくさん盛り込まれているけれども,「生」という星座で完結するお話なのだと思う。

    この物語は,「死」ではなく,「生」の話だと思う。

  • 【あらすじ】
    肺の腫瘍は、やはり悪性だった―。40歳を目前にして人生の「終わり」を突きつけられたその日、俊介はテレビ画面に、いまは遊園地になったふるさとの丘を見つける。封印していた記憶が突然甦る。僕は何かに導かれているのだろうか…。『流星ワゴン』『その日のまえに』、そして―魂を刻み込んだ、3年ぶりの長篇小説。

    【感想】

  • 涙が止まらない。悲しくて涙を流すだけではなくて、 全員が苦しみ、優しすぎる登場人物に感動する。

  • しっとりと時間が過ぎていく感じ。
    観音とかおじいちゃんとか、炭鉱とか昭和の要素が結構あった。

  • シュンは故郷、特に祖父と確執があり、また幼馴染との行き違いもあり、しばらく北都に帰っていなかった。

    婿に入り、苗字も変えた。

    働き盛りの39歳、肺ガンを発症し、過去に向き合おうとする。

    北都に帰ろうと思ったきっかけは、真由ちゃんという女の子が無残にも殺害された事件がきっかけ。

    真由ちゃんによって、ばらばらだった幼馴染も引き寄せられる。

    もう運命としかいいようがないかも。

    シュンは冷静に見えるけど、やっぱり妻や息子を残して先立つことに悔しさも感じているし、実際怖いとも思っているのに、なんかあんまりそういう感情を出さないから、逆に不安かな。

    もっと取り乱すものじゃないのか。
    でも実際宣告されたらどうなんだろう。

    一人で告知を受けて、そのあと妻の恵理が話を聞くのは、なんだかシュンらしいなとも思った。
    二人で聞いたらどんな顔していいのか、わからないし逆に一人なら思う存分なにも気にせず泣けるかもしれないから。

    上巻は、シュンがカシオペアの丘へ来たところで終了。

    シュンがこれからどうなるのか、祖父との和解はあるのか…

    そしてミッチョやトシとはどうなるのか。

    色々気になる終わり方。

  • 幼馴染の仲間が集まり、それぞれの人生が絡み合いながら進んでいく物語。
    重いし、暗いし、哀しくて、でも読みたくて仕方ない。

  • 話が重くて辛くて悲しくて、とても好き。
    川原さんが、典子さんのことがすきなんだっていう話の場面がとても刺さりました。はっきり泣いた。
    人物の立て方といい、舞台といい、美しくくみたっていると感じました。
    すごく久しぶりに重松さんの本を読んだけど、とても良かったです。早く下を読みたい。

  • 胸さわるシーンがめっちゃすき。

  • 読み応え有りの予感はあるが、暗いのだ。過去から逃げて前へ進めるのか?

  • 下巻が楽しみ。ある程度予測できる話の進み方だけど、飽きない。

  • よかった。
    結構大容量の小説。
    登場人物はそんなに多い訳ではないし、そんなにすごく複雑な物語を書いているのでもないはずなのに、長い。
    でも、「長い」という感じはしません。
    なんていうか、すごく、丁寧で優しい感じがします。

    一部、ほんのすこし、やらせ感がない訳ではないけれど、でも、基本的に、すごく自然で、すごく優しくて、やわらかい。

    ガンでなくなっていく友人・家族の話を中心に描いた物語なんだけど、なんていうか、重松さんも、どなたか近しい人を、ガンの形で失ったこと、あるのかもしれないな。そんな風に思えるお話でした。
    静かにやさしくて、現実的なんだよね。

    上に書いた、「やらせ感」は(笑)。
    もうえぇわ!と言いたくなるところがゼロではなかったと言う話なのですが、(そこまで敢えて洗いざらい人にシェアしたいものなのか??とか)でも、これを読むと、なんというか、今までの人生で起こったこと、何か悔やむようなことがあったとしても、素直に謝る気持ちに慣れて、素直に、その分人にやさしくなろう、なんて思える本だったな。

    しかし、小4で父を病気でなくしてしまう哲生くんの気持ちは…うまく想像できない。



    以下、備忘ストーリーメモ
    哲生、恵里、ミッチョ、シュン、トシ、ユウちゃん、河原さん、ミウさん、ケンさん、倉田。病気による早逝と、炭鉱で多くの命を救うために少数を犠牲にせざるを得なかった苦悩と、殺人による幼子の喪失と、流産、事故から始まる老婆の死、そして、喧嘩を発端とするけがによる車いす生活。
    こうして考えてみると、今更だけれども、命の問いのオンパレードだったことに気付く。

  • 肺の悪性腫瘍を告知された、
    小学4年の息子を持つ父の話。

    目を背けたい出来事が読んでいてどれも重々しい。

    下巻へ続く最後のシーンもそんな感じなんだけど、
    とても鮮やかな情景で幕を閉じて、
    さすが重松さんといった感じ。

    とりあえず新年早々読むような本ではない気がする(笑)

  • まだ上巻だけだけど、面白いと思う。
    重松清っぽく、少しずつ事実が露わになる感じやっぱり好き。
    寂しくて、悲しいはずなのに暖かい。
    自分の命と向き合えるかな、、

  • 幼馴染の話。
    小学生の頃は、とても仲の良い四人組男3️⃣女1️⃣、事故があり、その幼馴染は、バラバラになる。
    年をとり、その中の1人が癌に…。
    自分の人生を許すために、故郷に戻り、幼馴染と再開し、…。

  • 2015/3/9最近言いペースで本読んでるなあ、本当。
    この本は私の中で誰か大事な人が病気になってしまったり死んじゃったときに読みたい本。きっと今見たいには受け入れられないんだろうけど、でも慰めてくれそうな本。人はみんなそうやって最後を生きていくのだろうか、とぼんやりと考えさせられた本。まだ死なないと思うけど、でも若くて死ぬ人ってこうやって死ぬまでにこんなにも戦うのだな、と思った。

全176件中 1 - 25件を表示

カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)の単行本

カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)のKindle版

ツイートする