カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)

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著者 : 重松清
  • 講談社 (2010年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062766302

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カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • しっとりと時間が過ぎていく感じ。
    観音とかおじいちゃんとか、炭鉱とか昭和の要素が結構あった。

  • シュンは故郷、特に祖父と確執があり、また幼馴染との行き違いもあり、しばらく北都に帰っていなかった。

    婿に入り、苗字も変えた。

    働き盛りの39歳、肺ガンを発症し、過去に向き合おうとする。

    北都に帰ろうと思ったきっかけは、真由ちゃんという女の子が無残にも殺害された事件がきっかけ。

    真由ちゃんによって、ばらばらだった幼馴染も引き寄せられる。

    もう運命としかいいようがないかも。

    シュンは冷静に見えるけど、やっぱり妻や息子を残して先立つことに悔しさも感じているし、実際怖いとも思っているのに、なんかあんまりそういう感情を出さないから、逆に不安かな。

    もっと取り乱すものじゃないのか。
    でも実際宣告されたらどうなんだろう。

    一人で告知を受けて、そのあと妻の恵理が話を聞くのは、なんだかシュンらしいなとも思った。
    二人で聞いたらどんな顔していいのか、わからないし逆に一人なら思う存分なにも気にせず泣けるかもしれないから。

    上巻は、シュンがカシオペアの丘へ来たところで終了。

    シュンがこれからどうなるのか、祖父との和解はあるのか…

    そしてミッチョやトシとはどうなるのか。

    色々気になる終わり方。

  • 幼馴染の仲間が集まり、それぞれの人生が絡み合いながら進んでいく物語。
    重いし、暗いし、哀しくて、でも読みたくて仕方ない。

  • 話が重くて辛くて悲しくて、とても好き。
    川原さんが、典子さんのことがすきなんだっていう話の場面がとても刺さりました。はっきり泣いた。
    人物の立て方といい、舞台といい、美しくくみたっていると感じました。
    すごく久しぶりに重松さんの本を読んだけど、とても良かったです。早く下を読みたい。

  • 読み応え有りの予感はあるが、暗いのだ。過去から逃げて前へ進めるのか?

  • 下巻が楽しみ。ある程度予測できる話の進み方だけど、飽きない。

  • よかった。
    結構大容量の小説。
    登場人物はそんなに多い訳ではないし、そんなにすごく複雑な物語を書いているのでもないはずなのに、長い。
    でも、「長い」という感じはしません。
    なんていうか、すごく、丁寧で優しい感じがします。

    一部、ほんのすこし、やらせ感がない訳ではないけれど、でも、基本的に、すごく自然で、すごく優しくて、やわらかい。

    ガンでなくなっていく友人・家族の話を中心に描いた物語なんだけど、なんていうか、重松さんも、どなたか近しい人を、ガンの形で失ったこと、あるのかもしれないな。そんな風に思えるお話でした。
    静かにやさしくて、現実的なんだよね。

    上に書いた、「やらせ感」は(笑)。
    もうえぇわ!と言いたくなるところがゼロではなかったと言う話なのですが、(そこまで敢えて洗いざらい人にシェアしたいものなのか??とか)でも、これを読むと、なんというか、今までの人生で起こったこと、何か悔やむようなことがあったとしても、素直に謝る気持ちに慣れて、素直に、その分人にやさしくなろう、なんて思える本だったな。

    しかし、小4で父を病気でなくしてしまう哲生くんの気持ちは…うまく想像できない。



    以下、備忘ストーリーメモ
    哲生、恵里、ミッチョ、シュン、トシ、ユウちゃん、河原さん、ミウさん、ケンさん、倉田。病気による早逝と、炭鉱で多くの命を救うために少数を犠牲にせざるを得なかった苦悩と、殺人による幼子の喪失と、流産、事故から始まる老婆の死、そして、喧嘩を発端とするけがによる車いす生活。
    こうして考えてみると、今更だけれども、命の問いのオンパレードだったことに気付く。

  • 肺の悪性腫瘍を告知された、
    小学4年の息子を持つ父の話。

    目を背けたい出来事が読んでいてどれも重々しい。

    下巻へ続く最後のシーンもそんな感じなんだけど、
    とても鮮やかな情景で幕を閉じて、
    さすが重松さんといった感じ。

    とりあえず新年早々読むような本ではない気がする(笑)

  • まだ上巻だけだけど、面白いと思う。
    重松清っぽく、少しずつ事実が露わになる感じやっぱり好き。
    寂しくて、悲しいはずなのに暖かい。
    自分の命と向き合えるかな、、

  • かなり泣けます。架空の北海道の都市を舞台にしてはいるが、描かれている街はいくつかの実在のもと炭坑の街を思い浮かべさせる。はやく下巻を読まなきゃ。

  • 幼馴染の話。
    小学生の頃は、とても仲の良い四人組男3️⃣女1️⃣、事故があり、その幼馴染は、バラバラになる。
    年をとり、その中の1人が癌に…。
    自分の人生を許すために、故郷に戻り、幼馴染と再開し、…。

  • 楽しく幸せな人生があるからこそ、一段と悲しさと苦しさが押し寄せてくる。
    色に例えるならば「鈍色」な上巻。
    そんな鈍色の中に一筋の光明が指すことを期待しつつ下巻へ行って参ります。
    おっと、ハンカチとティッシュの準備もしとかなきゃw

  • 2015/3/9最近言いペースで本読んでるなあ、本当。
    この本は私の中で誰か大事な人が病気になってしまったり死んじゃったときに読みたい本。きっと今見たいには受け入れられないんだろうけど、でも慰めてくれそうな本。人はみんなそうやって最後を生きていくのだろうか、とぼんやりと考えさせられた本。まだ死なないと思うけど、でも若くて死ぬ人ってこうやって死ぬまでにこんなにも戦うのだな、と思った。

  • 物語の舞台は北海道の芦別と夕張なんだろな。重松さんて出身は北海道だった?と思わせるほどの北海道の歴史と現状の問題点をえぐるように、そして詳細に物語の中にフィクションとして再現してる。哀しくて切なくてとっても素敵な物語。。映像がみえてくるようです。読み終わりたくない。

  • レビューは下巻にて。

  • レビューは下巻に。

  • 丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった…。肺の悪性腫瘍を告知された三十九歳の秋、俊介は二度と帰らないと決めたふるさとへ向かう。そこには、かつて傷つけてしまった友がいる。初恋の人がいる。「王」と呼ばれた祖父がいる。満天の星がまたたくカシオペアの丘で、再会と贖罪の物語が、静かに始まる。

  • リアルだなあ。
    面白いわけではない。
    重いし、なかなか進まないけど、良いといえるお話。

  • 最初から最後まで一気に読みました。
    幼馴染がいて一生、分かり合えるっていいなぁ。
    登場人物ひとりひとりの細かな人物描写があってとても読みやすいです。
    オススメ!

  • 北海道を舞台とした青春群像劇かと思いきや、いやいや違う。様々な悲しみを抱えた人たちが、踏ん張って暮らしている。相手を想う気持ちにあふれた人たちが故郷に立ち返ってどう自分の人生を全うしていくのか
    下巻に期待したい。

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