カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)

  • 2506人登録
  • 4.02評価
    • (301)
    • (333)
    • (183)
    • (43)
    • (4)
  • 199レビュー
著者 : 重松清
  • 講談社 (2010年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062766319

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • じっくり読める本だった。

    今回に限っては、私の感想なんか要らない
    これ以上、言葉にするのは無粋。

    流星ワゴンをTvでみた時も、切ないけどそれだけじゃない感想を抱いたわ。あの感じ。

  • シュンは最期まで闘ったし
    最期まで赦されようと必死だったけど、
    ほんとに北都観音で解放されたなって思った。

    ミッチョと別れた理由は切なすぎたし
    恵理もそれに嫉妬を感じたりもしたと思うけど、そういうのもすべて乗り越えて、恵理がすごく強くなったなと思う。
    かっこよかった!

    シュンがどんどん体は弱っていくのに
    すごく精神的には強くなっている気がして
    やっぱり故郷に帰ってよかったんだなと思ったし
    でも死に場所は東京って言うのも納得。

    自分の思うとおりの死って難しいと思うけど、
    シュンは生ききって最期を迎えたなと思いました。

    途中何回も泣いてしまいました。
    辛かった

  • 涙をぬぐいながら読みました。
    読み応え充分で、心の奥にずしっとくるけど読んでよかった。としみじみ思う。好きな本です。

  • 突然ではない死や過去の事故を何度も振り返ることは悲しみを思い出すあるいは積み重ねることになるのか?炭鉱事故や子供殺害に家族(というか主人公の一人が)が癌によって死に向かっていくという複数の重いストーリーを積み重ねながら、許す、許さない、家族などを取り扱っていく作品。
    取り分け子供との関係や支えあってきた妻との関係は涙なしでは読み進めていくことはできなかった。
    その技巧に泣かされたのか、ストーリーに泣かされたのか、そこはよくわからないが、40歳の誕生日会のシーンでは号泣というか嗚咽となってしまった...

  • 泣きながら、一気に読んだ覚えがある。

  • ガンにかかった主人公が死ぬ前に過去の人達と再会し償いをしようとするお話。

    別作品の「十字架」も似たようなテーマだった気がするんだけど、
    「許す」っていうことについて様々な人の視点、角度から追及されていた。

    ガンで最終的に死んでしまうってのは寧ろ物語のおまけであって、メインは「許す」とは。

    ただそこは重松さんなんで描写や盛り上げがすごい。
    おまけといえど十分に涙腺やられる。


    そんなシーンの盛り上げの上手さもあって、一番印象に残ったのがお医者さんの以下の台詞。

    「あなたが、あなたをゆるせばいいんですよ。」

  • とても切ない…とても胸が痛む…
    でも、とても優しい。
    色々な思いを背負った青春時代。
    シュンはそれを全部受け入れて
    優しい最期を迎える事が出来た。
    死が近づいている事を受け入れた人間は
    とても強くなれるのだろうか…

  • 誰かの感想にもあったが、描写が細かすぎて、読者に想像する隙間を与えてくれない。

  • 許すとか許されるとか、難しい物語だった。

  • 内容や感想は、上巻で書いたとおり。

    号泣するものではないけれど、優しく、静かに、涙せずにはいられないお話です。

  • ゆるしたことって、覚えてないでしょ。
    ゆるさなかった事は、やっぱり忘れない。
    だから、人を許すって事は忘れることなんだと思う。

  • 本屋大賞、2008年10位。バラバラになっていた幼馴染が一人の死を前に集結する話。何だか自分には会わない。テーマや心の動きがナイーブすぎてあんまり共感できず、感情移入していけない。まあ、純粋な部分を切り出して、まじめに答えを出そうとする、一種のおとぎ話なんだけど、中途半端に社会的な部分とからめてるし、なんといっても女々しい。話が無駄に長いところもつらい。途中で「としまえん」ってとこでは一瞬、うるっと来たけど、盛り上がりもあんまなかった。

  • もう一度読み返したくなるか、、よくわからない。
    上巻下巻とも、全体的に悲しくて鼻すすりながら読んだ。
    でも悲しくなるだけではなく、感動というか。
    胸の奥が熱くなるような。
    自分が一番共感というか、そうなのかな、そうかと思ったところは
    ミッチョの、ひとを一度も傷つけることなく、誰かに一度も悲しい思いをさせることのない人生は、この世にあるのだろうか。
    やっぱりいつか、何年後かに読み返したくなるのかもしれない。

  • 幼馴染の話。下巻。
    バラバラになった幼馴染が再開し、物語が始まる。
    癌になり、余命数カ月の幼馴染に対し、ライバルだったトシ、大学時代再開し同棲していたミッチョ、いつも陽気なユウちゃん。
    死んで行く前に、過去にあった事故等許しを得て、再び幼馴染になる。
    死んで行く前に、自分と知り合えて、幸せだったと思われて、自分の人生に意味があったんだと感じる。
    死んで行くって、こういうものなんだなと、考えさせられた一冊。

  • 2008年本屋大賞10位

    廃坑の町に生まれ育った幼馴染み四人組。
    大の仲良しだからこそ芽生えてしまった罪の意識。そして大人に。
    39歳という若さで宣告される末期ガン。
    死を目の前にして過去を許す/許されることはできるのだろうか、というお話。

    下巻は初っ端から号泣しまくり(T ^ T)
    「贖罪」というとてつもなく重苦しい話ではあるけれど「何という優しい話だろう!」に一票投じたいw
    みな互いに相手を思いやるとても素敵なお話でした。
    ユウちゃん最高!

  • 「流星ワゴン」とも共通するが、人が過去とどう向き合うかが一つの主題。その中で許されたい過去、許したい過去を様々な人生と命を通して描いている。今回は「やり直しの旅」よりも重い「贖罪」が強調されたが、決して暗い話ではなく、それ故に登場人物の優しさや温かさが身に沁みる話であった。印象的な言葉は哲生の名の由来「生きる事について考える。だから哲学の哲に生きるで哲生」という台詞。その答えは人それぞれだろうが、個人的にミッチョさんの「誰も傷つけたり、悲しませたりしない人生は無い」という言葉が最も腑に落ちた。その様な人生を許し、人に許してもらえる生き方が出来れば。
    次々と読み進められる文章力と心情の絶妙な描写に著者の力を感じた。

  • 死にゆく者は、何を残していけるのか。
    残される者は、どう受け取ろうとすればいいのか。

    許されたいのに許されない人と、許したいのに許せない人は、どちらがつらいのか。

    重松清は、書きこみすぎなんだと思うんだよなあ。
    全部きちんと書いてあるので、私の心の持って行き場がなくなってしまった。

    俊介の最後の誕生日。
    次の誕生日が来ることはない。
    みんなそれを知っていて、誕生日を祝い、プレゼントを渡す。
    一人一人の心の動きが、丁寧に書きこまれ過ぎていて、これ以外の解釈は許されないほどに書き込まれていて、息苦しい。

    そして、30年前に下された、祖父倉田千太郎の苦渋の決断。
    子どものころの俊介にとって、それはあまりに非人道的で許されない行為だったかもしれない。
    けれど、大人になってからもずっと許せない、家族を捨てることになっても許すことができない、それほど言語道断のことなのだろうか。
    だって、他にどうしようもなかったのだから。
    ほかにも背負っていたものがたくさんあったのだから。
    それは言い訳に過ぎないとしても、孫がそこまで祖父を責め続けなければならないことなのだろうか。
    何よりも祖父自身が自分を責めているというのに。

    4人の幼馴染の関係も、ユウちゃんと川原さんのつながりも、ミウさんの関わり方も、どれもこれも少し作り物めいて感じられてしまって、私にはちょっと…。
    輪郭だけ書いてくれたら、私の解釈で読むことができたと思うのだけど、きっちり書き込まれ過ぎたがゆえに、読書が私から離れてしまった感じ。
    むーう。
    難しいのぅ。
    好みは人それぞれだからのぅ。

  • 友達が大学の時に読んでて、面白いよって言ってたのを何年かぶりに思い出して読みました。
    それぞれに色んな思いを抱えて生きてきた幼なじみの四人が大人になって、再会を果たして、、
    抱えてきたものの重みは、簡単には拭えないし、許しを乞いながらも、許されることへの抵抗もあるのかなぁ。

  • ゆるす人とゆるされたい人の再生の物語。
    自分の大切な人に最後になにを伝えたいか、自分に置き換えて考えてみたら何か切なくなった。
    とくに下巻は涙が出るシーンが多かったが、シュンの誕生日の病室でプラネタリウムの中で哲生くんが号泣する場面が最も泣けた。
    非常に重いテーマではあるが、救いがあってよかった。
    2015/05

  • 読み終わりたくなかったけど読み終わりました。
    生まれること。生きていくこと。死にゆくこと。たくさん考えるとってもとっても暖かい物語でした。

  • 2015/4/9やっぱりいいなあ。この人の本。流星ワゴンが頭から離れないんだけど、「生きるとは」を考え抜いて書いた本なんだと思う。面白い。シュンさんが死んじゃうことをどうしても周りの人が認められなくなるところも、なんとなく実際そうなんだろうなあ。と思ってしまう。昔の彼女ミッチョとの思い出が気になりながら上巻にはかかれず。

  • 個人的には「その日のまえに」の方が良いと思いました。この話は少し長すぎかな。もう一度読んでこの話の良さを再確認したいと思います。

全199件中 1 - 25件を表示

カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)に関連する談話室の質問

カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)の単行本

カシオペアの丘で 下 (講談社文庫)のKindle版

ツイートする