人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

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著者 : 綾辻行人
  • 講談社 (2010年8月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767163

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人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2017.6.21読了。

    十角館以降久しぶりに面白かったので、もしかすると私は館シリーズ向きじゃないのかな。
    さすがに島田潔までとは思わなかったけど、きっとそうだろうなという結末だったのでしたり顔である。

  • 他の綾辻館シリーズとは少々雰囲気の違う作品。従来の、外界から遮断された「クローズド・サークル」ものではなく、自分が住み始めた家が舞台となっている。そのせいか、いまいち恐怖感に欠けてしまった感があるかな。

  • 館シリーズ。今作は今までのシリーズとは異なる展開だ物語を見せている。中村青司のことも書かれていて、彼が物語な展開に何かしらの影響を与えているものだと感じる。月ごとに時間の展開と真相解明を追っていく中で、登場人物らの心情を読み取り、性格などから事件の背景を解き、一見物腰柔らかそうであるけど、違う一面もあり、それが事件に大きく関わっていたんだと、密室でそうかと納得するだけ展開だと感じた。完全なクローズドサークルではないが、クローズドサークル独特の雰囲気あり、トリックに見破られたなと拍子抜けした印象。

  • 好き嫌いが激しくわかれる作品
    決して騙されないようにw
    これは十角→水車→迷路と順番に読んできた人の方が騙されやすい作品
    騙されないようお気をつけて

    この本を読む前に島田荘司さんの占星術殺人事件を読んでおくとより一層楽しめるかもしれません

  • 読み始め…17.3.18
    読み終わり…17.3.18

    心も気持ちもまっさらにして
    "本格"を楽しもう。今度こそ...

    毎回のようにそう思うのだけれど
    60ページほど読み進んだところで
    もしかして.....?とある思いが過り
    その思いというのが
    とうとう最後まで覆されることなく
    あっけなくゴールしてしまいました。

    あぁ..なんだかなぁ....。

    そして毎回のように
    この次、どうしようかな...と
    思ってしまうのです。

    だけど
    とても気になっていることがあります。
    これまでの4作のうちの
    一話にしか登場しなかったある人の事が
    もうずーっと気になっているのです。
    あの人は一話限りの人なのかしら....
    これも毎回、読む前に登場人物のなかに
    いないことを確認しつつ読んでいます。

    きっと何かある。
    だからいつかまた登場してくれる...

    そう期待し願いつつ
    次回作に進んでいるこの頃です。

  • 「異彩を放つ」物語とはいったいどんなものなのか?
    期待をしながら読み始めた。
    「館」シリーズでありながら島田潔は登場はするけれど、登場はしない。
    相反する矛盾した構成になっていた。
    ミステリーというよりもサスペンスといった方がしっくりとくるような物語だった。
    「人形館」がどこか異様な佇まいなのはいつものことだけれど、記憶にまつわる展開などより一層忍び寄る恐怖を描いたサスペンスのような気がした。
    本格ミステリーではないけれど、全体を覆う歪な空気感は物語を最後まで気の抜けないものに作り上げていた。

    「館」シリーズを読んでいなければ面白さは半減してしまうかもしれない。
    他の「館」シリーズを読んでいればこその「そうくるの!?」といった驚きがあるからだ。
    いつか全「館」シリーズを読みきってみたい…そんなふうにあらためて思わせてくれた物語だった。

  • ヒントがさりげなさすぎてこれは気づかない……。
    相変わらずそれなりの厚さだったけどすぐ読み終わってしまう。

  • やっぱりなーと思ったり、少なからず驚かされたりの展開で結構楽しめた。不気味な雰囲気。

  • 「人形館の殺人」
    第4の館。


    ★あらすじ★
    <blockquote>
    父が飛龍想一に遺した京都の屋敷。顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読みはすでに始まっていた!?
    </blockquote>


    十角、水車、迷路に続く第4の館が舞台となった館シリーズ。十角は読んだのですが、水車、迷路を吹っ飛ばしてしまいました。読まなくても十分楽しめるのですが、やはり第3の館まで読んでいたほうが良かったと少し後悔。というか、十角の館の主人公が、島田潔だったことも忘れてしまっていたのですがw


    なぜ、第3の館まで読んでおいたほうがよかったかというと、十角の館を建築した建築士・中村青司が人形の館も建築したのではないかということが物語のベースになっているから。島田潔の存在も、人形館で起こる殺人に非常に密接な役割を果たすのですが、カオナシのマネキンが、館の至る所に設置されている、仮にからくりを好む中村青司が建築したのであればなぜそのような建築を行ったのか。中村青司の存在が、キーになっていきます。


    ただ、そのまま中村青司がキーになっていくと思いきや、ずっとではないところが館シリーズの醍醐味なのか。徐々に苛酷になっていく想一への脅迫と戻りゆく想一自身の過去から、次第に館で起こり続ける事件の真相が見えてきます。展開としては、予想できるものではありましたが、ぐぐっと引き付ける魅力は、十角の館と変わりません。


    島田潔の使い方も、個人的には面白かったですね。事件の真相と密接に関わっている為、深くは述べれませんが、この事件の犯人の動機にも必要な使い方だったかなと思います。


    書かれた当時を考えれば、トリックは秀逸ですけど、個人的に犯人の動機の使い方の方がうまいなーと思いました。


    ちょっと水車の館を読もうかな。

  • 京都の左京区で、K大学に通っていたものとしてはとても懐かしく感じられた。
    徹底した自己否定という闇。主人公にも子どもの連続殺人犯にも共感するところもあり、館シリーズの中で描いてくれたことに感謝する。

    館シリーズ全てを読んだが、ベスト4に入る作品。

  • 館シリーズ 第4弾。
    非常につまらなかった。

    まず、なかなか事件が起きず、島田潔の登場も遅い。
    そして真相も「へ〜」って感じ。

    私に限らず本格推理を期待してる人にはあまりオススメ出来ない、なんの面白味もないお話でした。

    低評価通りです。

  • 館シリーズ4作目

    サイコホラーミステリー
    館シリーズは全作読んでるけど、
    極めて異色。
    これまでの作品は
    クローズドサークルの中で起きて
    きたけれど、
    今回は違う。
    いつでも逃げられる中で
    事件が起きて行く。
    ラストまで読めばその理由も
    明らかになるけれど。
    太田忠司氏の旧版解説の中に
    読書とは格闘技
    絢辻氏の作品は
    思わぬところで殴り倒されるようだと
    あるが正しくその通り。
    私も闘うのが楽しくてしょうがない。

    2016.5.14再読了

  • 「私」、飛龍想一は、育ての母である叔母とともに実父・飛龍高洋が残した「緑影荘」に引っ越すために京都を訪れる。その屋敷は本邸の日本家屋には部品の一つが欠落したマネキンが随所に配置され、また離れの洋館はアパートとして貸し出されていたが改築時に中村青司が携わったという噂があった。
    しかし、近所では通り魔殺人事件が発生、さらに私のもとにも奇怪な手紙が届き、そのころから次々と奇妙な出来事が起こり始める。
    私の命を狙う人物とは誰なのか? 恐怖に駆られた私は、大学時代の友人・島田潔に助けを求める。


    今までの期待値を超えてきた。
    そうきましたかーーーって感じ。
    フェアかアンフェアかの問題ではなく個人的に好き。

  • 本格推理というよりサイコサスペンスともいうべきか。
    最後の方に驚きを用意しているのは流石!

  • これはちょっとナシかな。
    先の3作と比べると格段にしょぼい。

  • 十角館→時計館→人形館の順で読んだので、作風の違いに驚いた。
    作中で人が死ぬのに慣れ過ぎて、穏やかな気がするけどよく考えるとけっこう死んでる(°_°)

  • 館シリーズの中では異質な作品。他の作品と違ってクローズドな世界で事件が起こる訳でもなく、ミステリと言うよりはサスペンスに近い印象。

  • 館シリーズ第四弾。エピローグを読むまでは、いくら病気だからって自作自演はないよなぁと思っていたんですが・・最後のトンデモナイ描写に言葉を失いました。。まるで夢野久作の『ドグラ・マグラ』ように・・

  • 全体に漂うどんよりした感じがあまり好きじゃなかったし、真相も何だかよくわからなくてシリーズの中ではイマイチな作品でした。

  • シリーズ一作目から二作飛ばして読みました。最初は「??」だったけど、最後島田潔が人形館の誰からも「は?」という感じで反応されていた所で二重人格とうっすら気付きました。読後はそんなに良くないのはこのシリーズの特徴でしょうか?図書館ゆえの順番に読めないジレンマ。わがまま言わず水車館など飛ばした二作も早めに読みたいです。

  • 自分含め、最初に殺された母親沙和子が実は生きてて真犯人だと思った人は多いのでは。実の息子を亡くしているという設定もミスリードくさいし。

    綾辻行人といえば叙述トリック、と分かってる読者ほど騙される気がする

  • 【館シリーズ4作目】正確には館ではない人形館での事件。私が語る不可解な出来事にひかれながらもやっぱり中村青司のからくり館が舞台の方が個人的には好き。今回は殺人の全貌もはっきりと明らかになっていないし消化不良な感じ。

  • オチが気に入らない人も一定数いるだろうな、と感じる作品。
    いつもの館シリーズのようなものを期待すると、肩透かしを食らってしまうかもしれない。

    氏が他の小説内でも本格ミステリの定義として、「神の視点である地の文には嘘があってはならない」と書いているのを何度か見たが、今作は一人称で書かれているため、「本人がそう思い込んでいるのから嘘ではない」という解釈でギリギリOKということなのか?
    その点で好みが大きく分かれるのだろうと思う。

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人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)の作品紹介

父が飛龍想一に遺した京都の屋敷-顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読みはすでに始まっていた!?シリーズ中、ひときわ異彩を放つ第四の「館」、新装改訂版でここに。

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