名前探しの放課後(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9098
感想 : 731
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062767453

感想・レビュー・書評

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  • もう凄すぎる。上巻では、今回の作品はゆっくり進むんだなぁと思っていたら、下巻、特に終盤で怒涛の展開。まさか、メジャースプーンの「ぼく」が秀人で、声の力がすべての始まりになっていたなんて。。椿がふみちゃんで、トモやタカシも小学校のクラスメート。ピアノの上手な松永くんは凍りのくじらの郁也。また辻村深月ワールドに入り込んだ気分で、大好きな作品になった。

  • 面白かった!
    やっぱり辻村さんは良いな〜。

  • やられたなぁ…。

    全然分からなかった。いつものようなミステリーさは無いものだと思っていたけれど、さすが辻村深月。

    出来なかったことをできるようにしていく、再チャレンジの姿勢は、大人になるにつれて出来なくなってしまうと思う。
    私もあすなと同じように負けず嫌いなので、誰かに失敗するところを見られるのが本当に嫌だった。

    失敗してもいい、完璧で無くてもいい、というのは簡単そうで難しい。
    勇気をもらえてよかった。

    ぼくのメジャースプーンが好きな私に取っては最後は驚きと嬉しさで言葉が出なかった。なんども読むくらい好きなのに、名前がミスリードをしていて全く分からなかった。そして、ぼくは力の使い方も上手になっているのね。ふみちゃんと付き合っているのはこっちも幸せだ。

    • くまさん
      気づきませんでした!
      ふみちゃん、だったんですね!!
      私もぼくのメジャースプーン大好きなので
      嬉しいし、まさか、あの僕が。。
      知れて良かった...
      気づきませんでした!
      ふみちゃん、だったんですね!!
      私もぼくのメジャースプーン大好きなので
      嬉しいし、まさか、あの僕が。。
      知れて良かった。ありがとうございます
      2020/02/19
  • 「自殺者は誰か」の予想当たったけれども、誰のための物語だったのかははもう驚き。予想を超える伏線回収と、叫びたくなるような興奮をこの本はくれました。辻村深月ワールド最高です。

  • これは「名作」だった。

    辻村深月ワールド炸裂です。
    そして終わってみたらすっきり。
    ネタバレになるからあまり多くは書けないけど、誰にでも紹介できる一冊です。
    ただ、これを読むのは他の作品との読む順番に気をつけたい。

  • つばき、、、ふみお、、、!?
    やられた〜ぼくの仕業やったんや。
    ふみちゃん、、、元気になったんや、、、
    そこに全てが持ってかれてしまった、、、

  • うぬぬぬぬ。もう唸るしかない。おもしろい。何回言っても足りないけど、おもしろい。本当に。

    辻村深月は、読む順番が大事なんだろうな、と改めて思う。

    え、もしかして?

    え、これって???

    そう思う瞬間が、とてもとてもいとおしい。
    辻村深月の世界には、そんな瞬間が恐ろしくたくさん、たくさん詰め込まれてる。

    また会えてうれしかったよって、そんな風に登場人物のひとりひとりに言いたくなる。辻村深月の小説は。

    辻村深月は、天才だと思う。本当に。

  • やはりそうきたか!!
    オチの予想はついたものの、それでも面白かった。

    一番の切れ者は確実に秀人でしょうね。

    今までの辻村作品に出てきた登場人物が沢山出てくるので、ファンには堪らない一冊です。

    私は特にぼくのメジャースプーンが大好きだったので、元気でいる二人が見れて堪らなく嬉しかった。

    やはり辻村作品は面白いなぁ。

  • またしても他の作品とリンクしてるんかい〜!いやーよかった、たまたま順番に読んでたからついていけたわ〜。是非ぼくのメジャースプーンから、そして子供たちは夜と遊ぶをその前に読むことをお勧めします。

    なんだかんだで上手くいきすぎの話ではありますが、やはり友情物語は好きだなあ。

  • ラストのあれはなくてもいいんじゃ?と一瞬でも思ってしまった自分を殴りたい。
    これは「シリーズ」なんだけど、その表現だと作品の仕掛けが台無しになってしまうから、だから「辻村ワールド」という表現がすごくぴったりハマるんだ、と理解した。
    依田いつかが坂崎あすなを気になっている、というふうに見せかけて、でもそれは坂崎あすなが本物の自殺者だからだったからなのだ!と、思わせておいて、本当は最初から、これは依田いつかの恋物語(?)だったんだな、と気がついた。あの冒頭からすでに仕掛けられていて、彼らの会話文を読み返してみれば別の意味が見えてくる。さすが辻村さん…と唸るほかない。
    読了後に「ぼくのメジャースプーン」と「凍りのくじら」を(特に前者)読み返してもんどりうつはめになった。辻村作品の根底には愛がある。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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