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みんなの感想・レビュー・書評
【No.173】おもしろかった。「陸上は難しい。身体能力だけでは勝てない。試合に向けてコンディションを作る力と、どんな事態にも対処できる臨機応変で強靭な精神力が必要」「元々走るだけが人生のすべてではないと思っていたし、瀬古を目の当たりにして、自分の限界も思い知らされた。練習も辛かったし、怪我をして努力のすべてが水泡に帰したり、毎日を憂欝な気分で過ごさなくてはならないのも辛かった」「限界が見えている世界で他人の後塵を拝し続けるより、新たな世界で自分の可能性に挑戦したい」「スポーツは時に残酷で、その裏腹に栄光がある。たった1日のために、血のにじむような1年がある」
箱の駅伝の選手だった著者の自伝だけあって、練習内容もリアル。
フィクションではないので、奇跡が起きたりはしないが、
ストイックなランナーの生活が如実に表現されている。
中村監督の個性も楽しく読めた。
(指導を受けた選手は楽しくなかっただろうが。)
経済小説家の黒木亮氏が実は箱根駅伝のランナーだった…!そのランナー・黒木亮氏の全てが綴られたのが本作品。
若さと情熱に溢れた毎日。仲間。指導者。怪我。苦悩。努力。全てが詰まっている。
所感は主に以下3点。
①いかに瀬古が凄い選手だったかを知った。大学時代からマラソン出過ぎ。長距離もスプリントも早すぎ。
②黒木亮の選手としての努力、工夫は半端なものではない。仕事で活躍する理由がわかる。これだけのこだわりを持てば活躍するだろう。
③箱根駅伝はドラマが詰まっていてやはり面白い。もっと来年は追い掛けたい。
箱根駅伝好きな方には是非とも読んでいただきたい。
箱根駅伝に二度出場した金山氏(黒木亮氏)の自伝。「僕は…瀬古にはなれませんから」という一言、卒業を機に陸上を断念したシーンが地味ではあるも印象的だった。三品、尾張屋、15号館、西門等、大学関係者にとっても昔を思い出す場所が出てきて感慨深い。中村清監督の焦点の合わせた練習方法は陸上関係者は興味を持って読めると思う。
大学3年生の初めての箱根駅伝以降が描写される下巻。
本書で主人公金山のランナー生活も終焉を迎える。
途中途中読みながら感じる消化不良感。
せっかくの鶴見との出会いももっと書いて欲しかったし、
3年生・4年生の時の箱根の描写も正直短いし、あっさりしすぎ。
しかし、最後のエピローグを読む内にそんなことはどうでも良くなった。
終わりよければ全てよしのほのぼのとできる良いエピローグだった。
スピーディにテンポ良く読める良作であり、
ノンフィクションだからこそ醸し出せるリアリティはやはりすごい。
走っている人には是非読んで欲しい小説。
小説というより、作者の自叙伝的な内容である。
30年前の箱根駅伝に向けた早大競走部の練習内容、練習量が詳細にわかり、陸上経験のある人にとっては興味深いと思う。

最後の箱根は面白かったです。





