新世界より(下) (講談社文庫)

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著者 : 貴志祐介
  • 講談社 (2011年1月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768559

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新世界より(下) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • もっと奥が深いかと思ったが、ただ巨大なねずみと人間の対決のファンタジー話だった。

  • 2017/06/14
    支配と奴隷の成れの果て
    能力物より世界設定物、今の世界とは明らかに違う感じ
    ネズミを変えるよりもネズミに変えるほうが楽

  • 奇狼丸、どんな思いで早季の作戦を聞いたんだろう。
    そしてバケネズミの正体というか、成り立ちにぞっとする。
    最初から読み直したくなるな。

  • 壮大な上巻から下巻までのお話が終わってしまった。
    あれこれ盛りすぎていて、中心になるものがぼやけてしまった感があるが、不思議な世界を毎晩楽しませてくれた。
    中巻あたりのばけネズミの争いのシーンとかいるかな?学校での呪力を争うゲームの場面とかもやけに力入れて描かれていたけれど・・。
    呪力をもった人間の社会がどうやって生まれてきたのか、呪力を持たなかった人間はどうなったのか。その当たりが興味深かったのだが。
    最後の場面のあたりはおもしろかった。

  • 能力と権力が同一の世界。大作であったが、結局、支配構造は変わらず、バケネズミの無念さを思うとやりきれない。回想を含めて、そこも描いていたのだが、予定調和で終わったことに不満は残る。文学は世界を変えないのか。迂闊にも現代を肯定してないか。ただ批判的に読んで、悔いのない作品であることは間違いない。

  •  下巻で人類がバケネズミとの覇権争いに勝利し、ハッピーエンドっていわれても、何かが足らないと全3巻を読んでの感想。SFなんだから1000年後の現在に至る経過が数行しか記載が無いっているのはさみしい。その辺りを上、中、下の一巻割いて書いてほしかった。

  • 思った以上に色んなテーマが浮かんでくる下巻だった。
    個人的に特に印象に残っているものを3つ挙げると、
    ・現代における戦争によって人と人が殺しあうことへの疑問の投げかけ
    ・LGBTへの価値観の提供
    ・教育への皮肉と学習者への懐疑的な気持ちをずっと忘れないことの大切さ

    他にもコンクリートの耐久性とか知らなかった。
    あとは印象に残った言葉。

    「たとえ、元は借り物や偽物であっても、百年も続ければ、それは、由緒正しき伝統へと変わるのだろうか。」

    「安全な場所にいて、無責任なことばっかり言わないでください!だったらあなたが自分で行ったら、どうなんですか?」

    「我々は、かなり以前に、知識こそ力であることに気づいていました。」

    「人間もバケネズミも生きており、心臓が鼓動し、熱い血が流れている。」
    「使い捨てにしていいゲームの駒ではないのだ。」

    「女王の権力を簒奪して、まるで子供を産む家畜のような扱いをしたことは、どう正当化するんだ?」

    「この頃、わたしは、規則より大事なものがあると思うようになっていた。」

    「想像力こそが、すべてを変える」

  • 嫌な予感は的中しました。というよりそれがなかったらただの呪力を持ったひとの日常くらいになってしまうので、仕方ないのですが、下巻は更に読めば読むほどはらはらさせられ、感情移入が激しいです。千年後実際呪力がなくても荒野になっている可能性は充分ありそうで、少しリアルに感じました。正直東京の洞窟のなかはせきたてられても進めないです。主人公たちは大人になったとはいえ、強い、とても強くて困難を打開していくさまは羨ましいほどです。最後の真実は予想していただけに、切なくなりました。

  • とにかく世界設定がすごい。

  •  「スクウィーラ」らバケネズミの属性に関するオチは早い時期に予想できたが、それでも、彼の勝者への糾弾には胸を打つものがある。
     そして、勝者による、彼等に対するその後の扱いにも…。

     ともあれ、緊張感溢れる描写と展開には脱帽である。どなたかのレビューに本作から「家畜人ヤプー」を想起したというのがあったが、全く同感である。とりあえず、アニメーションの方も見てみたい。

  • <ネタバレ有>



    気持ち悪い。

    この言葉が最高の褒め言葉になる小説は、まず読んだことがなかった。

  • 主人公が後世へ残した手記という形で物語が始まっているので、主人公である早季が苦境に立ち向かいながらも無事であることは間違いないのに、
    そういった設定すら忘れてしまうほど、中盤以降の展開にはハラハラさせられた。
    他者を思いやる気持ちの大切さを改めて感じさせられた。

  • 17.01.04
    勢いに乗って読了。
    途中で結構、首かしげる展開があったけど、胸熱だった。切なかった。あとこわかった。無意識というか、同一かどうかの曖昧さとか、自分への無頓着さとか。
    そういうのも浮き彫りにして、物語的にも胸熱で放心気味になる。全体的に暗いしグロだし不穏だし悲しいあたりは貴志祐介を感じるけど、楽しかった。
    中巻の時に書き忘れたけど、やっぱり貴志祐介の少年少女は、現実味がない。今回のは本の内容が内容だけに、そこまで気にならなかったけど。

  • 2016.11.30
    上巻の中盤からはすぐ読めた。
    主人公達が真面目ぶっているのに結局は残酷な所が滑稽な感じ。
    個人的にはバケネズミサイドから書いた方が好み。
    上中下でサクッと読まされたが尻すぼみな印象もいなめない。

  • 私には物足りず。
    世界観はすごいと思うし、全体的には面白い物語だけれど、不要なダイアログが多すぎるように思った。どうしても行を飛ばして読み進めたくなってしまうのは、文章そのものに魅力を感じられなかったからかと。好みの問題でしょう。

  • 導入が面白くなくて何回か挫折していたが、読み始めると面白かった。
    ハラハラするが、語り方法からラストが保証されているので安心できるのが読みやすくもありざんねんでもあった。
    後、後半バケネズミ倒しても大丈夫なのに、なんで最初のやつはダメだったんだろうとか。
    強いはずの人や大人がなんで主人公よりも頭悪いのだろうかとか、少し主人公中心すぎさも感じた

  • 上巻でこれってハリーポッタ、中巻でひょっとして1Q84?下巻で、貴志祐介だ! 動画でアニメをちょっと見た。やめた。

  • 20161016
    上中下巻読み終わるのに一ヶ月以上かかってしまいましたが、おもしろかったです。
    世界観がとてもよかった!今から千年後の日本で…千年後に生きる人が未来に向かってこの手記を書いているという…!
    最後も「あぁ〜!!!!」という閃きと納得。おもしろかった。
    アニメも見たいです〜!

  • さすが貴志祐介。
    これは面白い。
    遠い未来のSFだけど、今よりも文明が退化している世界。
    青春物語かと思ったら、『悪の教典』以上の凄惨な描写。
    今では考えられない奇妙な生物。人間に忠実な高度な知能を持ったネズミ。
    奇狼丸かっこよすぎだろ。
    でも決してこの世界では生きられないやw
    続編が出るなら読みたい。

  • 3冊もあり、しかもそのどれもが分厚く、読めるかなあと不安でしたが、いざ読み始めると先が気になり、どんどん読み進められて、最後まであっという間でした。ただ、少し説明不足だなあと感じるところもありました。死んだ三人についてはもう少し触れて欲しかったなあ。
    (2013/02/13)

  • 2016.09.10 読了

    悪の教典の著者でもある貴志祐介の本格SF小説。上中下巻の約1500頁からなる大作だったが世界観に引き込まれ苦もなく読み終えることができた。

    貴志祐介の描く逃亡劇には本当に引き込まれるなあというのが率直な感想。次の頁を捲らせる引力たるや凄まじいものがある。というかミノシロモドキに遭遇してからの主人公は思い返せば逃げてしかいない(笑)

    個人的な印象として、この作品にはゲーム『MOTHER3』と重なる世界観が漂っているように強く感じた。
    どう似ているのかをうまく表現できないのが口惜しい。久しぶりにもう一度ゲームボーイアドバンスを開いてみようかな。

  • 内容盛りだくさんなのに、すっきりまとまっていて読みやすいことこの上ない。今まで何故これに手を出さなかったのか。
    疾走感にあふれた逃走劇。
    争いが終焉を迎えた後の衝撃の事実!
    よく作りこまれている世界観とストーリーで、構想30年は伊達では無かった。
    作中の虫や動植物の気持ち悪さも最高だったけれど、ミノシロモドキだけ可愛くなってきた。

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新世界より(下) (講談社文庫)の作品紹介

夏祭りの夜に起きた大殺戮。悲鳴と鳴咽に包まれた町を後にして、選ばれし者は目的の地へと急ぐ。それが何よりも残酷であろうとも、真実に近付くために。流血で塗り固められた大地の上でもなお、人類は生き抜かなければならない。構想30年、想像力の限りを尽くして描かれた五感と魂を揺さぶる記念碑的傑作。

新世界より(下) (講談社文庫)のKindle版

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