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この作品からのみんなの引用
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明治維新以来、日本は外国の技術や文化を取り入れるのに熱心なあまり、自国の文化的価値に対する教育や、文化を外国に向けて発信する努力が足りなかったのではないか。(略)これからの二十年、あるいは五十年といった将来を展望し、日本人が誇りを持って生きていくには、文化を強くすることが一つの鍵ではないかと思う。それが国際的地位の向上、ひいては外交力にも繋がるはずだ。
― 368ページ -
日本では選挙に数千万円という金がかかる。それゆえに、選挙で使った金を取り返そうと、政治が腐敗するのである。
― 331ページ -
一般的に言って、外国(特に米系)の組織の場合、トップから現場まで相手を蹂躙してでも組織の利益を極大化するという共通の目標に全員が一枚岩で結束しているのに対し、日本の組織では現場を知らない幹部や、組織の利益を勝ち取るより保身やごますり、あるいはミスをしないことを優先する人間が数多くいて、皆がバラバラの方向を向いています。つまり「板張りの壁」だらけです。
― 77ページ
みんなの感想・レビュー・書評
≪作品紹介≫
著者は、早稲田大学時代、箱根駅伝に2度出場。銀行の窓口係や外回りをへて国際金融マンに転身。今は英国に住み、5ヵ国語を駆使して経済小説を書く。人生の目標が見つかるまでの過ごし方、実現までの道、切った張ったの交渉術、海外から見た日本…。進路や仕事で迷う人に贈るアドバイス。文庫オリジナル。
≪感想≫
各国の文化や特徴が描かれていて海外暮らしをしたくなる作品。またうまく自書の宣伝も含まれているため、改めて黒木作品を読みたくなった。
世界で渡り歩いてきた著書が強調する国際金融マンの条件は交渉力。そして交渉の8割は他の選択肢を持っている余裕からくる。
土日はずっと勉強されていその姿から、自分も負けじと頑張りたいと思う。
著者の海外経験を元に、いくつかの視点から海外でビジネスをすることについて語られている。海外にはトラブルはつきもので、それをいかに楽しめるかというか諦められるかというのも大事なんだろうなと思ったり。特に興味深かったのは、外国語の習得をスポーツにたとえるところ。時間をかけて集中的に取り組むのが結局語学習得の近道なんですよね。あと著者が意外と純粋な知的エリートタイプではないと知れたことも価値があった。
黒木亮さんのエッセイ集。黒木亮らしい、叙述的な語り口が好き。
タイトル通り、リスクと高い報酬は裏返し。
積極的にリスクを取ってこそ、いい仕事が出来る。
一番印象に残っているのは、彼の語学の取組み方。
継続は力なり。まさに真理だと思わされる。
僕にとってはなんだかふつふつと向上心が湧いてくる本です。
著者の大学陸上部時代の監督の言葉「若いころ流さなかった汗は、年老いて涙となって流れる」が印象に残った。
大好きな作家黒木亮さんのエッセイ。
雑誌で出ていたものを一冊の文庫本にまとめたものです。
最初の一生は、黒木さんが旅した世界中のアルコールの話。
御酒の飲めない私には、正直あまり面白くなかったのですが、、、
そこからが黒木さんの真骨頂。
大学時代に出場した箱根駅伝の話や
自分が過去に手がけたディールの話や小説執筆の裏話など、
黒木さんの人生をなぞるには、
ちょうどよいストーリーが満載でした。
黒木さんのことを知っていれば、間違いなく楽しめる一冊です。
経済作家、黒木亮氏のエッセイ集。表紙帯には文庫オリジナル版とあるが、実際は雑誌への寄稿が集められたものである。内容は、仕事での体験、出会った人々、時事関連がそれぞれちりばめられているといった感じだ。
なぜか黒木亮氏の文章にはしっくりきてしまう。一気に読み終えてしまった。その理由は、自分の関心のある国際経済を主題にしているのと、もうひとつが大きいのが海外の描写が多いことだろう。
それにしても、箱根駅伝出場、邦銀の英国法人勤務、日系証券会社のベトナム支社勤務、総合商社勤務を経て、作家への転身、なんともまあ羨ましい人生である。
経済小説で定評のある黒木亮さんの本。
これまで雑誌や新聞に書いた短編コラムの集まりの本。
テーマはたくさんあって、主に外国の話がメイン。外国のお酒や慣習や交渉の仕方などなど。
なかなか面白かった。
以前にこの著者の小説を数冊読んでいたので、エッセイ集にも興味がわいて読んでみた。
結局全体として自己の体験を語る部分が全て自慢のように感じてしまい、最後まで入ってこなかった。
僻みかもしれないが、こういったものを書くならば、そのような「匂い」はできるだけ排除するように書くべきではなかったか。
世界で仕事をするためにはという1章が気になり、購入。
この人のは、エンロンの本を読んで以来。
あれで経済小説もなかなか面白いと思えたので、ときどき
読むようになりました。
まだ小説は1冊しか読んだことがないですが、その印象とは
ぜんぜん違う感じの人に思えました。
黒木亮の体験記。各国の事情を国際金融マン時代の経験を通じ、描写してくれている。数々の作品の裏側がわかり、ファンにはたまらない1冊。
黒木亮氏の「リスクは金なり」読了です。 黒木亮氏をご存じの方は少ないですかね? (以前に、週刊ダイヤモンドで「巨大投資銀行」という作品を連載していた事がありますので、ビジネス雑誌をよく読まれる方はご存じでは?) 私が1番好きな作家(小説家)です。 「国際金融」の世界(主に投資銀行など)を舞台にした小説が多いですね。 10年位前に本屋でたまたま手にとったのがデビュー作の「トップ... 続きを読む »
経済小説家のエッセイ集
お気に入り作家の黒木亮さんのエッセイ集。
大学時代に『トップレフト』というシンジケートを題材にした作品に出会い彼の虜に。
そして、今ボクはグローバルバンカーを目指して国内支店で悪戦苦闘している毎日を送っています。
今回のエッセイ集は、雑誌等に寄稿したエッセイの寄せ集めであるけれども、黒木亮という人物を知るには十分過ぎるエッセイ集でもある。
彼が、どんな学生時代をすごし、どんな銀行員生活を送り、どんな旅人なのかを垣間見ることができるのだ。
『トップレフト』『巨大投資銀行』『エネルギー』など、彼の作品がどのように生まれ、どんな背景をもとに書かれたかが分かるため、黒木ファンには是非読んでいただきたいエッセイだ。
そして、黒木亮を知らない方には、是非『トップレフト』から読み進んで、彼の作品の虜になっていただきたい。

経済小説の黒木亮さんのエッセイ集。
実は黒木さんの本は読みたいのだが、まだ「カラ売り屋」しか読めていない。
本書は彼の体験記を綴ったものであるため、彼の小説のバックボーン的な位置づけである...






