- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062769631
作品紹介・あらすじ
著者は、早稲田大学時代、箱根駅伝に2度出場。銀行の窓口係や外回りをへて国際金融マンに転身。今は英国に住み、5ヵ国語を駆使して経済小説を書く。人生の目標が見つかるまでの過ごし方、実現までの道、切った張ったの交渉術、海外から見た日本…。進路や仕事で迷う人に贈るアドバイス。文庫オリジナル。
感想・レビュー・書評
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エッセイ集。
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2017年90冊目
国際ビジネス経済小説とも言えるジャンルがある。
本書の著者の黒木亮さんは、銀行員だったがその後海外勤務となり、国際金融マンとなる。
そしてその時の経験を活かし経済小説を書くようになった。さらに、今は英国住まい。
そんな人生を歩んだ著者がどうして、人生の目標を見つけたか? 海外から見た日本、海外で出会ったちょっとした事件の数々などを紹介するのが本書。
様々な雑誌などに掲載した文書をテーマ別に集めている。
著者は箱根駅伝にも出場し、しかも瀬古利彦からたすきを受け取り3区を走ったという経験も持つ。
その頃から将来は英語が必要だと考え、毎日リンガフォンを聞く毎日を送り、海外生活経験などないままに英語を身につけ海外に飛び立った著者。
成功するにはちゃんと日々の努力が必要であると感じた一冊である。 -
箱根駅伝を走り、外回り銀行マンを経て、国際金融の舞台で世界を巡ったのちに、英国を拠点に経済小説を書いている黒木氏。
新刊の紹介文章をきっかけにこのエッセイ集を手に取ったが、非常に面白い。
ビジネスパーソンのキャリアパスの参考書としても、海外旅行の旅の友としても活躍できそうな文庫本である。
金融は、経済活動の血液と当たりの事実を黒木氏の数多くの経験を元に書かれた文章からマジマジと考えさせられる。
うちに籠る雰囲気がなかなか変化しない日本において、外に出なくてもオープンマインドであるには、この本は絶好の入門書なのではなかろうか。 -
作者と本題を見て、国際経済小説かと思いましたが、黒木亮さんのエッセイ集でした。小説の現地調査の裏話等が取り上げられていますので、著書の小説を読んでからのほうが良いかと思います。
金融マンとして海外経験豊富で、体育会競走部という経験等から、豊富な体験談が詳細に紹介されています。
海外で活躍したいビジネスマンには、第ニ章『世界で仕事をするということ』は、大変参考になります。サバイバル交渉術や土日語学力、イスラム金融等は目から鱗のノウハウ、知識でした。交渉では『板張りの壁』を突く事、『空爆』『側面攻撃』が世界標準では当たり前のようです。
余談ながら、体育会出身者で大成されている方を見ると、失礼ながら自分と重ねてしまいます。全然違いますけどね。 -
黒木亮は、ビジネスマンとしてもランナーとしても人間としても尊敬すべき人物。
それは小説を読むだけでも分かるのだが、こういうエッセイ集を読むと、よりその思いが強くなる。
今日も世界の至る所でビジネスが生まれているかと思うと、胸が沸き立つ思いである、 -
経済小説作家が2011年までに書かれたエッセイを1冊にまとめたのが本書である。元国際金融マンの目を通して人生訓が語られる。
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若いころ流さなかった汗は、、、
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様々な雑誌等の小コラム・エッセイをまとめたもの.国際金融マンとして欧州からアフリカまで駆け巡った時代の経験や,早稲田大学時代の競走部の箱根駅伝の思い出などなど,著書のネタ元となっている数々のエピソードが紹介されている.“各地でのお酒”に触れているエッセイをまとめたり,トルコで学んだ国際流交渉術についての紹介だったりと,時系列順ではなくテーマ別に分かれているため,興味のあるタイトルから読んでいっても差し支えない設計.ちなみに経済・金融に関するお固い話は一切なし.
「日本人の内向き思考をどうにかしないといけない」などなど,多くの識者と同じようなことを提言しているのはご愛嬌. -
著者の人生観や、仕事観などを説明する本と思い購入した分、少々期待はずれだった。
ただ、それぞれのコラムから彼の海外というフィールドで仕事をすることに関する思いや、彼なりのやり甲斐などが伝わってくる。