- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062769723
作品紹介・あらすじ
復讐鬼・千利休、屍を越えろ。
武将茶人を描く異色大河漫画。
「古織さんは、愛のなんたるかをよく知っている」――熱烈解説・三浦しをん
統一事業完遂を目指し、関東の雄・北条討伐を企てる天下人秀吉。新たな大戦を控えた織部は、未曾有の国産染付茶碗を得て、数奇界制覇を高らかに謳う。だが、対立を深める秀吉に愛弟子・山上宗二(やまのうえそうじ)を惨死させられた利休の憤怒は爆発! 両雄並び立たず、華とわびの世は終わるのか。各界絶賛の大河漫画、文庫化第5弾。
感想・レビュー・書評
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豊臣秀吉と千利休の関係が、ますます遠くなる。豊臣秀長もが悪化してしまう中、北条征討が始まる。。
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壮絶な山上宗二の死をぼくは悼む。鎮魂に彼が最期まで守った「山上宗二記」を読むことにしよう。彼は非常に立派だ。
それにひきかえ、古田織部はとても嫌な奴である。ぼくは本作において千利休、山上宗二はとても好きになったが、主人公の古田織部は全然好きになれない。それがぼくの本作の評価に直結していることは隠しようがない。
なぜ、古田織部が嫌いなのかというと、本巻で吉良家から武蔵鐙を強奪する卑劣さもさることながら、あくまで織部は自身の自己顕示欲のためだけに行動しているからである。
利休も宗二も圧倒的に信じる何かがあるのに対して、あくまで織部は道具として芸術を使っている。
こういうやつが一番最低なんだ。 -
古田織部になり、聚楽第の作事まで依頼されるようになった。
数寄者とは何か?秀吉に近づくことで、自分の数寄が、
少し見えなくなってきている。
山上宗二は、千利休に対しても、織部のやっていることも気に入らない。
聚楽第を叩き壊してしまう。
そして、石田三成が、勢力を伸ばしていく。
なかなか、面白さを維持するには、難しいなぁ。 -
2011-6-15
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千利休を描いて彼の罪を納得できる小説は少ない。その数少ない1冊になりそうです。
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あー、読みおわっちゃった
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