- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062770514
感想・レビュー・書評
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前作より好きかも。
主人公のキャラは全然違うのに、稀覯本の意味や価値なんかが、なんとなくルパン三世みたいだと思ってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ2作目。
前作の方が切れ味が良かったように思う。登場人物が少ないと、どうしても解説が多くなるので爽快感は減ってしまうけれど、それはそれで良いのだろう。レディ・Bが登場しないのは残念だった。
*2012.5 *2015.7 -
史実を交えたストーリー展開にのめり込んでしまいました。
自分がもっと近代史に詳しければ、と悔しい思いもありますが。描かれていた時代だけ勉強して読み直したいです。
迂遠に思えて実は直接的な会話で淡々と進んでいくところが、書物狩人の雰囲気にも合っていて好き。
『書庫に入りきらぬ本』と『愛された娘』がお気に入り。贅沢を言うと、SILAB本部での様子や書物道楽家もまた出てきてほしかった。 -
書物シリーズ、2作目。
1作目に引き続き読了。面白かった。最初、主人公のその特異な風貌にちょっと微妙な印象を持っていたのだが、今ではすっかり虜に。この風貌だからこそ、ル・シャスールに相応しいと思えるようになった。今作では、1章目の「書庫に入りきらぬ本」というタイトルからしてヤラれた。最後、そのタイトルの意味がわかったとき、その美しさに震えてしまった。どんでん返し的なミステリの面白さももちろんあるが、古書にまつわる歴史の深さ、文章の美しさも魅力的。 -
シリーズ2作目 短編集 4編収録
その世界では知らぬ者のいない程優秀な”書物狩人(ル・シャスール)”のナカライ。 彼に不可能はあるのか。
本書に収録された4編はどれも面白い。 ナカライの丁寧でありながらどこか人を食ったような物言いと、素晴らしい手腕で敵を欺き、力ではなくスマートに依頼をこなして行く所が愉快でたまらない。尊敬に値する人には、礼をつくす。ここら辺も好み。
何もかもが好みの本書を読んでいると、”書物”は財産なのだと改めて思います。 今回も真実に紛れた嘘に騙されつつ楽しく読みました。
古書は難しい。けれど本書は、アタシのような素人にも読みやすい親切設定(?)です。 -
ぐいぐい引き込まれた
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題名にひかれて読んでみたけど・・・
主人公が万能すぎて、面白味がない。 -
どんな本でも必ず手に入れるル・シャスールの鮮やかで用意周到なやり口は今回も冴え渡っていた。