ロードムービー (講談社文庫)

  • 3519人登録
  • 3.86評価
    • (247)
    • (495)
    • (326)
    • (32)
    • (3)
  • 360レビュー
著者 : 辻村深月
  • 講談社 (2011年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770637

ロードムービー (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • この作家さんとは本当に相性が良いなぁ。

    冷たい校舎の〜のスピンオフの様な内容だけれども、読んでいなくても全く問題なく楽しめると思います。
    実際私は登場人物ほぼ覚えておらず。

    4編からなる短編集。どれも良い。
    一番初めの表題作は心にグッときて、そして驚かされる。二度美味しい。

    いやぁ、本当に辻村作品は良いなぁ。

    冷たい校舎の〜を読んだ人は尚、読んでない人も
    私の様に忘れた人も楽しめる作品だと思う。

    パラパラーとでもいいから、冷たい校舎を再読しようかしら。

  • 人が人と本気で向き合うこと、想い合うことの大切さや強さが身に染みる一方で、今まで本気で人と向き合ったことがほとんどない自分が少し恥ずかしくなります。

    失って初めて気づく大切なもの。誰しもが一度は経験したことがある思いではないでしょうか。「雪の降る道」では、そんな過去を思い出しましたが、目の前のこと・もの・人を大切にするという経験から得たはずの教訓が活かしきれていない現実に反省するばかりでした。

    辻村作品の特徴でもある心の黒い部分のリアルな描写に嫌悪と共感を抱きながら、そこに惹きこまれていくような短編集です。

  • 単純に良い作品。これを読んでから『冷たい校舎の時は止まる』を読んでもいいし、その逆でもいいと思う。全体を通してのテーマは孤立。辻村先生の描く孤立はリアリティがあり、かなり生々しい。たまにイジメになる原因が意味不明の作家いるが、この作家はかなり分かりやすい。故に生々しい。それでも、かならず光を目指しているのが良い所。最大の長所。一番好きな作家です。

  • スタバで泣いてしまった。

    辻村深月さんは本当にいい話を書きます。背中押してくれたり、励ましを受けた気分になれる。

    「ロードムービー」や「道の先」で
    こんなイヤなやつ、確かにいた
    ってのを思い出しました。いちいち口に出すんじゃねえよとか、別に関心ない人なのに何でこいつこんなにしつこいの、など腹立たしい思いを経験された方は読んでてピンとくるものがあるでしょう。

    傷ついた心も支えてくれる友情も、全部ひっくるめて感動しました。
    すごく前向きになれた。

  • 番外編って好きです。
    あのキャラの違う日常、または未来が見えるし、
    あのキャラをどこまで語るのかってところが、
    作者さんのセンスによると思うので、
    その作者さんが、自分の好みなのか違うのかはっきりわかりますよね;-)

    もう最初の【ロードムービー】から大好きでした
    番外編ではなくて、この本だけでも読めます。

    短編のひとつひとつに
    わずかな違和感がちりばめてあって、
    最後にすべてがわかるときの、
    違和感がすっきりする瞬間がたまりません!

    これは購入しなければ(^^)

  • 痛く、冷たく、そして優しい物語。

    『冷たい校舎の時は止まる』のスピンオフ短編集となります。
    名前遊びの秀逸さは健在で、読後にページをめくり返すこともしばしば。

    青春時代の純粋さと残酷さ、そして直截さが印象的です。
    ん、ルサンチマン、、今の自分には重い言葉だなぁ。。

    学生時代はそんなに意識したことなかったのですけどね、なんて。

  • 何の気なしに飛行機で読み始め、やばいやばい、涙が出て来た。


    最初の作品を読んだ時、あ、ダメかもと少しだけ思った。
    小学生の「オトナはわかってくれない」系はちょっと苦手。
    でも、最後のオチがすかっと決まって、思わず背筋が伸びたりして。

    その後はもう、苦手なジュヴナイル総出演でも、
    しかもみんながみんな、出来るいい子ちゃん達でも、
    それでももう、吸い込まれるように読み切った。

    転校して行ったあの子のその後。
    その憧れの彼は実は。などなど。

    相変わらずのサービス精神はそこここに。
    うまい構成に、ナミダがぽろぽろ。
    なんか気持ちよい技に、もう気分よく泣けた一作。

    困るんだよね辻村作品。
    もう一回昔の作品を、読みたくなっちゃうじゃないか。


    ‥ん?何がロードムービー?
    あたしは勝手にこれが、人生のロードかなって思ったんだけど、
    辻村先生、どうなんでしょうか?

  • 【ロードムービー】
    「冷たい校舎の時間は止まる」の諏訪と桐野の子供が主人公でかわいい。国会議員と医者とか結婚生活絶対うまくいかないだろとか現実的なことも思っちゃったけど、その2人の子供なら顔もよし頭もよしなのもわかる(笑)
    諏訪と桐野ができちゃった婚かぁと結構ひっかかったけど、意外とぽいのかなぁ?
    生徒会長やりたい!っていう小学生の思いはなんだか微笑ましいけど、ワタルをうちの子にして!と自分を人質にするところとか、大人じゃないからのもどかしさとかも描かれてたのはよかった。
    ただ、読者へのサプライズとして、トシが本当はとしえで、女の子だったっていうのは特にいらなかったかなぁと思っちゃった。

    【道の先】
    この話、結構好き。主人公が充なことには気がつかなかった…!大宮千晶のキャラも好き。みんなからいい意味で浮いてることとか悩みが全然共感できないけど、何もかも大人っぽい彼女の悩む姿だけは中学生らしかったなぁと。強気な彼女は誰だ〜と思ってたら、佐伯梨香だったとは…すごい納得だけど(笑)
    まだ充は、梨香のことが好きなのかなぁ

    【トーキョー語り】
    これも結構好き。大宮千晶は、遠山さんってことだよね?いちいちかっこいいよなぁ、遠山さん(笑)
    さくらも別に田舎で何も問題なく過ごしてるというそんな向上心のない感じもすき、さくらみたいな人いいじゃんね。そんな田舎コンプレックスになる必要ないって。
    トーキョー語りは、もしかしたら、地方出身者の方が共感できるのかな。なんか、地方出身者って東京への憧れあるらしいねっていう目線で見ちゃうからなぁ。
    『水野』のあんみつ食べてみたいな

    【雪の降る道】
    これは、完全にエピソード0的なアレだね…!
    確か、『冷たい校舎の時間は止まる』で、深月に鷹野が昔助けられたことがあるって話してた気がするから、その話を詳しくって感じ。でも、この話を読んで、『冷たい校舎の時間は止まる』では深月も鷹野もそんな好きじゃなかったけど、なんかいいなと思った!なんだ!鷹野、人間らしいとこあんじゃん!って。みーちゃんもかなりいい子だわ。そして、これは描写が素敵だなと思った。雪のシンシンと静かな街の雰囲気が良い。

    最後に、最初の『街灯』を読んでないことに気づき、最初に戻って読むという(笑)なんで読み飛ばしたんだろ(笑)

  • トーキョー語りが好き。

    生きてくことはままならない。
    思った通りにないし、辛いこともある。

    でもそれを攻略する楽しさや、嬉しいこともある。
    と、信じて進みたいのがわたし。

  • どいつもこいつも一生懸命で眩しい。
    キラキラしてんなー。

全360件中 1 - 10件を表示

辻村深月の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

ロードムービー (講談社文庫)に関連する談話室の質問

ロードムービー (講談社文庫)に関連するまとめ

ロードムービー (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ロードムービー (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ロードムービー (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ロードムービー (講談社文庫)のKindle版

ロードムービー (講談社文庫)の新書

ロードムービー (講談社文庫)の単行本

ツイートする