- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062770637
感想・レビュー・書評
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辻村深月さんの描く学生の姿は本当に素敵だ...。
私が高校生くらいの時に読めたらどんなに救われたかって思う。大人になってから読んでも懐かしい気持ちになれる。冷たい校舎の〜の登場人物とまた会えてよかったです。道の先、が好きでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズがひと通り読み終わった満足感…!
さらに好きだった本からまた読み返します。
辻村さんのおかげで読書が好きになりした。 -
「冷たい校舎の時は止まる」の彼らのお話。
「子どもたちは夜と遊ぶ」の秋山先生の言葉を借りるなら、子どもというのは、たとえどこにいても残酷で容赦がないもの。
ほんの些細なことをきっかけに、ズレていく歯車。
見に覚えがあって、どれも自分の過去みたいでドキッとした。
「今、千晶ちゃんは駄目かもしれない。つらいかもしれない。でも、いつか絶対に平気になる」
「僕たちは、どこにでも行けるし、変わっていく。僕には言える。いつか、絶対に平気になる日が来る」
千晶にとって、彼の連絡先が光であるように。
鷹野の胸を照らす、彼女の部屋の黄色い窓の明かりのように。
思い出すことで、生きる勇気となるような景色が、きっと、ある。 -
語彙力がないので、上手く表現できませんが…
強烈に、もう一度、冷たい校舎の時は止まるを読みたくなります。 -
「冷たい校舎の時は止まる」のスピンオフのような短編集。この人の作品て、難しい年頃の女の子たちの感情や人間関係を鋭くとらえてて、読んでてこっちまで気持ちがえぐられるよう。でも優しくて素敵な種明かしがあったりして、基本的には好きな作家さん。
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名前のトリックが冴えわたる『冷たい校舎の時は止まる』のスピンオフ作品。スクールカーストなどのテーマも交えつつ、巧妙にプロットされた編を跨いだ複線の回収に感動。ぞわっと、ふわっとすること間違いなし。鬱屈した重く苦しい不快感を催すところもあるが、最終的な読後感は由。“トーキョー語り”が一番のお気に入り。
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忘れてたあの頃の思い出みたいなものをふと思い出させてくれるような優しい作品。辻村さんは登場人物の心情を描くのが上手いのでどんどん引き込まれていきました。部分的にしか自分は気づけなかったですが、本作はある作品の登場人物達が色んな形で登場してたりとちょっと嬉しい仕掛けもあったりと、とても楽しい作品です。
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『トーキョー語り』が一番良かった。
たぶんこれまで出てきた子だろうなとは思ったけど、印象が変わっていてびっくりした。
ひとりで闘う強さを持っていた。それも、"すがるもの"があるからだというところが良かった。