新装版 不祥事 (講談社文庫)

  • 2534人登録
  • 3.68評価
    • (141)
    • (456)
    • (378)
    • (35)
    • (5)
  • 307レビュー
著者 : 池井戸潤
  • 講談社 (2011年11月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771375

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

新装版 不祥事 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 今月の1冊目。今年の13冊目。

    ドラマ化もしたし、最近池井戸氏の本を読んでいなかったので、買ってみました。
    安定してますね。面白かったし、こう真っ直ぐな感じがグッときます。

  • う~ん、この痛快さはクセになる。
    正義感が強く、上司に「狂咲」とあだ名されている、勇ましいヒロイン花咲舞。様々な陰謀やら思惑やらが複雑に絡み合うメガバンクを舞台に、支店を回り業務改善を指導しながら、トラブルをバッタバッタと解決!物怖じしないストレートさが実に気持ちよく、銀行が抱える闇の深さにはゾッとするけれど、手強い敵を相手に、まさに「狂い咲き」するかのように鮮やかに立ち回る舞の活躍はお見事の一言。年齢の割にスキルが高すぎて、非の打ちどころのなさが何だか非現実的にも感じられるけど…いずれは舞のこれまでの歩みにスポットを当てた番外編も是非読んでみたい。
    シリーズ化して欲しいですがどうなのでしょう。とにかく黒すぎるボス・真藤とももっとやり合って欲しい気がするし。

  • 短編集。
    本店事務部事務管理グループ調査役の相馬は、「狂咲」と呼ぶ花咲舞と臨店指導で組むことになる。
    歯に衣着せぬ物言いで、上司だろうと食ってかかる花咲の態度は相馬の悩みの種だ。
    しかし、花咲の言い分はいつも正しい。
    出世のための点数稼ぎ、ライバルへの競争心からの裏切り行為、不祥事を隠すための隠蔽工作・・・。
    臨店指導のはずが、いつの間にか銀行の膿を出す結果になっていく。
    迷惑がっていた相馬が徐々に花咲に影響されていくようすも面白い。
    それでも相馬には上司への遠慮がある。
    花咲にはそれがまったくない。
    悪いことをする人間に遠慮する必要などまったくないと花咲は思っているのだ。
    旧態然とした体質がまかり通る銀行。
    その中で行われている数々の不正やパワハラなど、花咲の活躍で次々と表沙汰になっていく。
    ラスボス的な存在の真藤も、銀行にしてみれば有能な行員なのだろう。
    けれど、有能な行員が良い行員とは限らない。
    花咲は一生懸命頑張っている行員が割りを食うような体質が嫌いなだけなのだ。
    悪いやつはのさばらせない。
    花咲のはっきりとした行動は痛快だ。
    読みやすいだけではない、しっかりとした内容のある物語だった。

  • ドラマにもなった原作ですが、ドラマとは違い最終話の「不祥事」以外は解決して終わり!という展開ではなかったことが驚きです。ドラマではすべての事件に決着がついて解決しますが、本書では謎は解けるが、そこで終わりという展開が主です。ドラマのような爽快さは微塵もない気がします。だからこそ、ドラマでは爽快さを求めたのかもしれません。
    読みやすい作品なので、池井戸作品を初めて読む人には良いと思われます。

  • ベテラン女子行員はコストだよーそう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手のホープの狂咲こと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣を着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる。新ヒロインの活躍が痛快な名編集。(親本は2007年刊、2011年文庫化)
    ・激戦区
    ・三番窓口
    ・腐魚
    ・主任検査官
    ・荒磯の子
    ・過払い
    ・彼岸花
    ・不祥事

    ドラマは未見であるが、新聞連載を読んで、気になったので、購入した。
    連作短編集でどれも面白い。狂咲こと花咲舞が、組織に縛られず気儘に行動する様は痛快である。上役に弱い調査役の相馬がリアリティーを出している。敵役の真藤一派も良い味わいの糞野郎ぶりで、主人公を引き立てている。読んでいて戦隊もののような構図を感じた。

  • 良くも悪くも、漫画を読むかのごとくスラスラ読める。
    銀行で働く緊張感が伝わる一冊。

  • 2016.7.30
    銀行員が読むと、なんで感じるか知りたい。

  • エリート銀行員たちがお客様のためにではなく自分の出世のために働く。争いごとが苦手なわたしはこういう出世競争がある世界は向かない。だから、花咲舞が、自分のことしか考えていない相手に対して啖呵を切る姿は読んでいて痛快。相手を論破するたびに、よくぞ正論を言ってくれた、と拍手喝采。内部が腐っている企業に潜入して内部改革を進める姿も見てみたいな。初・池井戸作品でした。

  • たまたま図書館に予約を入れていてしばらく待っていたら、ドラマが始まってから割り当てがきました。
    ドラマもみてますが、小説の方は結構あっさりしていてます。

    ドラマの方が面白いですが、実際にあんなことしたら、銀行・会社に居られないだろうな、と思っちゃいました。それを決めてくれるから見てて面白いのでしょうけれど。(半沢直樹のときもそう思いました)
    池井戸さんが銀行マンだったときに言なかったことを代弁してる?!
    ドラマには原作がもう一つ書いてあったので、それを今予約中です。

  • 女版半沢直樹。なんだけど、美人で仕事も人一倍ずば抜けて出来て、正論を貫いて、懐が深くて、上司だろうが誰だろうが物怖じせずに言いたい事を言う。というのがちょっと現実味が無くて(自分がであった事ないから・・?)こんな人居ないなぁ。と思ってしまった。
    ストーリー的には読んでいてスッキリするのは良いですが。
    8つの短編から成っているが、主要な登場人物は一貫しているので「次作」が出せそうな展開です。

  • 銀行内の不正と悪事、歪んだ因習に毅然と立ち向かう“狂咲”こと花咲舞。その仕事ぶりと人間観察は人並み外れており、しかも可憐で見目麗しく、優しさも併せ持つ女性。その彼女のフォローをしつつも、どこかしら少し頼りない上司:相馬健との絶妙なコンビが活躍する短編集。
    短編で構成されているが、全体を通してみると1つのストーリーとして繋がっている。TVドラマにすると痛快かつ面白く、視聴率もとれると思われる。

  • 女性銀行員・花咲舞と彼女を“狂咲”と恐れながらコンビを組む上司の相馬が、問題を抱えた支店に赴いて指導する臨店業務に就く。
    女版・半沢直樹のようなキャラの花咲。正論を貫き、でも若いから「むかつく!」「許せない!」と素直に怒りを露にして、時には平手打ちを繰り出すことも。

    全8話の短編。女性行員の話も多くあり、とても読みやすかったし面白かった!ドラマになりそう。

  • ベテラン女子行員はコストだよーそう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手のホープの“狂咲”こと花咲舞
    。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる。

    半澤直樹シリーズと通ずる爽快感がある。金融業界にいる者として、感じることがあり、やはり女性の活躍し易い職場ではないことが感じられた。花咲くらい突き抜けていければいいが、そのためにはもっと勉強しなくては、という気持ちになった。しかし、25でベテランというのは衝撃だった…

  • 先に読み終えた「BT’63」の余韻があまりにも強く、
    読み慣れた経済・銀行ミステリーが頭に入ってこない状態でスタート。
    でも、次第に軽々と勧めたのは、主人公の花咲舞ちゃんが痛快だから。
    女版・半沢直樹というところか。
    半沢が義憤に感じて正義を貫き通すのに対し、
    舞ちゃんが怒ると、ピーピー言っているようなかわいさがある。
    これがドラマになったらさぞかし受けるだろうな。
    主役は誰がよいかと考えるだけで楽しい。

  •  面白かった~。男子行員の話ばかりが多い池井戸作品において、結構珍しい設定だと思う。でも女子行員の大変さもわかって面白い。

     どうせなら、長編で読んでみたい。

  • 池井戸潤氏自身が銀行出身なだけに、ありそうな不祥事の短編連作。テレビドラマのよう。ただ今まで読んだ氏の作品に比べ短編のせいか、じんわり感じいる内容ではない。
    しかし、主人公が保身に走らず正しい事を正しいというところは、いつも通り、サラリーマンとしては読んていてスッキリする。読物としては、読みやすいし面白い。

  • この作家さんは一度チャレンジしてみたかったものの最初から厚い本はヘビーかもと薄めのこれから読んでみました。

    「不祥事」と言うタイトルからもっと重いと想像していたのに中身は軽快で読みやすいです。銀行で起こる様々な出来事をヒロインがバサっと斬ってくれるのがとっても爽快!面白かったです。

  • 短編集

    花咲舞・相馬健 東京第一銀行
    ①激戦区 自由が丘支店3000万円誤払いコスト削減
    ②三番窓口 神戸支店 振込直後取りやめ
          紀本副支店長女処理
    ③腐魚 新宿支店 伊丹百貨店息子 融資せず
    ④主任検査官 武蔵小杉支店南田 金融庁青田・融資部安城
           安城より内部情報を金融庁へ流出
    ⑤荒磯の子 鎌田支店須賀 武内当座開設屋
    ⑥過払い 原宿支店100万円過払い 行内で負担
         行内女性が盗む
    ⑦彼岸花 真藤企画部長 児玉調査役(腹心)が彼岸花
         について調査。送り人の横に花咲舞
    ⑧不祥事 本店営業第二部 坂本調査役
         伊丹百貨店給与データ紛失、伊丹息子関与

  • 花咲舞のガツンとした一言や行動にスッキリ爽快な気持ちになります。読みやすいです。おもしろかった!

  • 東京第一銀行の臨店グループの相馬調査役と花咲舞の凸凹コンビ。
    曲がった事が大嫌いな花咲は、相馬調査役の制止も聞かず、ひたすら真実解明に突き進む。
    それは、真藤常務との対立でもあった。
    TVドラマ化もされた話の原作本。
    短編集ですが、それぞれが魅力的なストーリーで、楽しめる内容であり、最後のストーリーに向かって、それぞれが伏線となっているところは流石です。
    表題にもなっている「不祥事」のラストには、読者の拍手喝采が目に浮かびます。

  • ドラマをみて読んだ。読みやすく、花咲舞は痛快だが、短編のためか、物足りなさは否めない。

  •  銀行内で起こる事件、トラブルを正義感溢れる若手女子行員が解決していく連作短編集(花咲舞が黙っていない原作本)。銀行の仕事の大変さと人間関係の複雑さがリアルに描かれている。どの短篇も興味深く面白かったけど、一億円を心理的に追い詰めてだまし取ろうとする「三番窓口」や、開設屋という詐欺が出てくる「荒磯の子」、いばりちらす検査官をしっかりやり込める「主任検査官」が特に印象に残った

  • 銀行の内部不祥事をバサバサ切り倒して行く、
    ヒロインの姿は爽快で見ていてせいせいますね!
    ちょっと非現実、やりすぎ感はあるけど。
    エンタメ色の強い作品だと思います。

全307件中 1 - 25件を表示

新装版 不祥事 (講談社文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

新装版 不祥事 (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

新装版 不祥事 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

新装版 不祥事 (講談社文庫)の作品紹介

ベテラン女子行員はコストだよ-そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの"狂咲"こと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!新ヒロインの活躍が痛快なオフィス名編集。

新装版 不祥事 (講談社文庫)の単行本

新装版 不祥事 (講談社文庫)のKindle版

新装版 不祥事 (講談社文庫)の文庫

ツイートする