新装版 不祥事 (講談社文庫)

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著者 : 池井戸潤
  • 講談社 (2011年11月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771375

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新装版 不祥事 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 短編集

    花咲舞・相馬健 東京第一銀行
    ①激戦区 自由が丘支店3000万円誤払いコスト削減
    ②三番窓口 神戸支店 振込直後取りやめ
          紀本副支店長女処理
    ③腐魚 新宿支店 伊丹百貨店息子 融資せず
    ④主任検査官 武蔵小杉支店南田 金融庁青田・融資部安城
           安城より内部情報を金融庁へ流出
    ⑤荒磯の子 鎌田支店須賀 武内当座開設屋
    ⑥過払い 原宿支店100万円過払い 行内で負担
         行内女性が盗む
    ⑦彼岸花 真藤企画部長 児玉調査役(腹心)が彼岸花
         について調査。送り人の横に花咲舞
    ⑧不祥事 本店営業第二部 坂本調査役
         伊丹百貨店給与データ紛失、伊丹息子関与

  • 花咲舞のガツンとした一言や行動にスッキリ爽快な気持ちになります。読みやすいです。おもしろかった!

  • 東京第一銀行の臨店グループの相馬調査役と花咲舞の凸凹コンビ。
    曲がった事が大嫌いな花咲は、相馬調査役の制止も聞かず、ひたすら真実解明に突き進む。
    それは、真藤常務との対立でもあった。
    TVドラマ化もされた話の原作本。
    短編集ですが、それぞれが魅力的なストーリーで、楽しめる内容であり、最後のストーリーに向かって、それぞれが伏線となっているところは流石です。
    表題にもなっている「不祥事」のラストには、読者の拍手喝采が目に浮かびます。

  • 短編集。
    本店事務部事務管理グループ調査役の相馬は、「狂咲」と呼ぶ花咲舞と臨店指導で組むことになる。
    歯に衣着せぬ物言いで、上司だろうと食ってかかる花咲の態度は相馬の悩みの種だ。
    しかし、花咲の言い分はいつも正しい。
    出世のための点数稼ぎ、ライバルへの競争心からの裏切り行為、不祥事を隠すための隠蔽工作・・・。
    臨店指導のはずが、いつの間にか銀行の膿を出す結果になっていく。
    迷惑がっていた相馬が徐々に花咲に影響されていくようすも面白い。
    それでも相馬には上司への遠慮がある。
    花咲にはそれがまったくない。
    悪いことをする人間に遠慮する必要などまったくないと花咲は思っているのだ。
    旧態然とした体質がまかり通る銀行。
    その中で行われている数々の不正やパワハラなど、花咲の活躍で次々と表沙汰になっていく。
    ラスボス的な存在の真藤も、銀行にしてみれば有能な行員なのだろう。
    けれど、有能な行員が良い行員とは限らない。
    花咲は一生懸命頑張っている行員が割りを食うような体質が嫌いなだけなのだ。
    悪いやつはのさばらせない。
    花咲のはっきりとした行動は痛快だ。
    読みやすいだけではない、しっかりとした内容のある物語だった。

  • ドラマにもなった原作ですが、ドラマとは違い最終話の「不祥事」以外は解決して終わり!という展開ではなかったことが驚きです。ドラマではすべての事件に決着がついて解決しますが、本書では謎は解けるが、そこで終わりという展開が主です。ドラマのような爽快さは微塵もない気がします。だからこそ、ドラマでは爽快さを求めたのかもしれません。
    読みやすい作品なので、池井戸作品を初めて読む人には良いと思われます。

  •  銀行内で起こる事件、トラブルを正義感溢れる若手女子行員が解決していく連作短編集(花咲舞が黙っていない原作本)。銀行の仕事の大変さと人間関係の複雑さがリアルに描かれている。どの短篇も興味深く面白かったけど、一億円を心理的に追い詰めてだまし取ろうとする「三番窓口」や、開設屋という詐欺が出てくる「荒磯の子」、いばりちらす検査官をしっかりやり込める「主任検査官」が特に印象に残った

  • 銀行の内部不祥事をバサバサ切り倒して行く、
    ヒロインの姿は爽快で見ていてせいせいますね!
    ちょっと非現実、やりすぎ感はあるけど。
    エンタメ色の強い作品だと思います。

  • ベテラン女子行員はコストだよーそう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手のホープの狂咲こと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣を着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる。新ヒロインの活躍が痛快な名編集。(親本は2007年刊、2011年文庫化)
    ・激戦区
    ・三番窓口
    ・腐魚
    ・主任検査官
    ・荒磯の子
    ・過払い
    ・彼岸花
    ・不祥事

    ドラマは未見であるが、新聞連載を読んで、気になったので、購入した。
    連作短編集でどれも面白い。狂咲こと花咲舞が、組織に縛られず気儘に行動する様は痛快である。上役に弱い調査役の相馬がリアリティーを出している。敵役の真藤一派も良い味わいの糞野郎ぶりで、主人公を引き立てている。読んでいて戦隊もののような構図を感じた。

  • 良くも悪くも、漫画を読むかのごとくスラスラ読める。
    銀行で働く緊張感が伝わる一冊。

  • 銀行員のお話。基本的に、勧善懲悪な感じで、気楽に読めます。

  • 今月の1冊目。今年の13冊目。

    ドラマ化もしたし、最近池井戸氏の本を読んでいなかったので、買ってみました。
    安定してますね。面白かったし、こう真っ直ぐな感じがグッときます。

  • 2016.7.30
    銀行員が読むと、なんで感じるか知りたい。

  • 花咲舞さん、ステキです!

  • 花咲舞が活躍する連作短編集。

    ドラマ化されたものの原作。

    半沢直樹の女版のような感じで活躍する。
    半沢と違うのは自分に降りかかったものと戦う設定ではなく、調査部として色々な支店に出向き調査や指導をする立場で問題を解決していく。

    各篇ごとに見事な着地点で爽快感がいい。
    もう少し後日談も読みたいと思わせるような感じさえする。

  • 「倍返し」はないが、痛快爽快・・・スッキリした。銀行のイメージは悪い、顧客主体ではなく、内部の論理を優先させてきた歴史がある。自分さえよければの権化集団だ。

  • ドラマ「花咲舞が黙ってない」原作本。
    おなじみの相馬と花咲が主人公。
    これだけ上に言いたいことが言えたらどんなに気持ちがよいだろう、というストーリー。銀行員でなくても十分楽しめると思う。ただ、真藤常務との絡みはドラマのほうが面白いかな。

  • ライトな感じでよめる。

  • 2回目だったが、とても楽しく読むことができた。花咲舞のキップの良さはサラリーマンとして憧れる。

  • 面白かったです。

  • <印象に残った言葉>
    ・たまに銀行という組織に、こういう無力感というか、殺伐したものを感じる時があるのよ。結局、ここには人を動かし、ときに狂わせるいくつかの物差しが同時に存在してる。銀行の利益という物差し、そして派閥や個人的な私利私欲という物差し、だけど私たち個人が幸せになれるか、本当にやりたい仕事ができるかという物差しはいつだって後回し。

    ・たった一人の人間の自尊心のために、同じ銀行で働いている、家族も将来もある人間がだめになっていく。…出世のために人を蹴落としてなんとも思わない、そんな人が経営する銀行に、社会の役に立つことができるんでしょうか?…出世や銀行の利益のために、その人だけでなく家族の幸せまで奪う、そんな組織にして欲しくない。

  • TVドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作。現在読売新聞続編が連載中。その新聞小説を読み、面白いと思い、花咲舞を主人公にした短編連作「不祥事」を読んでみた。
    銀行を舞台にその内部でおこるトラブルを独自の視点で描いている。銀行が舞台となると硬い内容と思いがちだが、さすが池井戸潤、サスペンスと柔軟なストーリー展開で読者を
    惹きつける。そして何より花咲舞という強烈で魅力あるキャラクターをヒロインにし、今まで男性主人公が多かった池井戸潤作品の幅が広がったと感じた。

  • ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作。
    スカーーーット!(>∀<●)ノ
    銀行の仕事って大変だなーっと思いつつ、花咲舞の銀行愛に感動しつつ、悪い人をバッサリ切る水戸黄門のような姿にスッキリしました!

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新装版 不祥事 (講談社文庫)の作品紹介

ベテラン女子行員はコストだよ-そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの"狂咲"こと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!新ヒロインの活躍が痛快なオフィス名編集。

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