新装版 不祥事 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771375

感想・レビュー・書評

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  • 池井戸さん読み漁りたい波が〜

    花咲舞シリーズ。
    短編集なのかな、これ。
    全ての話に舞ちゃん出てくるんだけど、私勝手に長編だと思ってたー。。シリーズ2作目も短編?もう家にあるのだか……長編読みたい気分だったので。
    まあいいか^^

    それにしても短編でいくつもの話をこんなにも描ける池井戸さん、素敵、すごすぎる。

    銀行内の出世、プライド、保身の塊をリアルに描かれていて、銀行内を覗いてみている気持ちになります!正論で立ち向かう花咲舞!
    終始、杏ちゃんが頭の中にいました。ドラマ観てないけどw

    次続けてシリーズ2作目いくか…クジラ52か…
    迷いますね〜( ˊ̱˂˃ˋ̱ )


    全然関係ないですが、
    電車で隣のおじさまが小説をガン見しながら夢中になっていて、どうしてもタイトル見たくなってしまうw

    • 土瓶さん
      (;´∀`)ギクッ
      見ないで~(;^ω^)
      (;´∀`)ギクッ
      見ないで~(;^ω^)
      2023/06/29
    • なんなんさん
      土瓶さん!!ウケますww
      いつも面白いです。今日も癒されました(°▽°)

      でもほんとに、、電車揺れても、捕まらずに両手で小説持ってガン見集...
      土瓶さん!!ウケますww
      いつも面白いです。今日も癒されました(°▽°)

      でもほんとに、、電車揺れても、捕まらずに両手で小説持ってガン見集中だったんです。何読んでるか知りたくて知りたくて。何度も盗み見したけど不発に終わりました(T-T)
      2023/06/29
  • 「AID」と同時にお借りした本
    これまたドラマ化「花咲舞がだまってない!」
    の原作
    ドラマの名前で続編も出ているらしい。

    私は池井戸作品を初めて読むと思ってましたが、「BT'63」を読んでた…いまいち記憶がない。

    コチラ
    短編なのだが、銀行の支店を回って
    悪事を暴いていく勧善懲悪型の短編集
    時代劇でも見てるかのように各支店に悪人がいる。
    半沢シリーズもそうだけど
    銀行ってこんなに悪人多いの?
    キャラクターも分かりやすいし
    なんだかんだバディモノの様に
    スラスラスラーっとよめてしまうのは流石
    でも、よくある感じでスカッとするが
    短いのでなんだか物足りない。

  • 花咲舞シリーズ1作目。

    著者の銀行シリーズは傑作ばかりですね!

    キャラクター1人1人の良さが出ていて、
    続編が楽しみです。

  • 東京第一銀行事務部調査役の相馬健とコンビを組む狂咲(くるいざき)こと花咲舞が、事務処理に問題を抱える支店を個別に指導し解決に導いていくお話です。
    この「問題を抱える支店を個別に指導し解決に導いていく」仕事のことを臨店(りんてん)というのですが、この言葉自体本書で初めて知りました。

    行った先々で様々な問題や事件が勃発しますが、それらを解決に導いていくとともに悪人どもを懲らしめていきます。言ってみれば水戸黄門のような話がしばらく続きます。印籠の代わりに花咲舞のビンタかひじ鉄が飛び出せば事件は解決です。

    全八話の短編集になっていて、水戸黄門の様な話が何話か続いた後に最後の方で趣向を変えた話も入っていて非常に読みやすいです。

  • 上下の隔てなく、正しい事は遠慮無く上司に進言でき、部下に合った指導が出来る。そんな主人公にとっても惹かれる。その横でオロオロしている調査役が自分と被っているのに笑ってしまう。(^_^;)

  • 花咲舞が、支店臨店指導を行う過程で不祥事を暴いていく、短編。不正はちゃんと暴かれ、疑問や違和感が解決されるから、スッキリ。花咲舞のように、ぶれない姿勢を貫きたい。

  • 2020/1/14 読了

    短編集
    印象として1話1話がもっとスカッとする話かと思っていた。少ぉしだけ見たドラマの印象ではもっとスカッとしていたような…
    1話目を読んでオチにちょっとモヤッとしたが内容としては面白く読み進めていくうちに、花咲や相馬の人物がわかるようになってきてあっという間に読み終えた。

  • 銀行内部の人間模様があまりにも浅ましい…。これ、もちろんフィクションですよね?と言いたくなるくらい人間の出世欲が醜く塒を巻いていて、銀行ってこんなところなの…と不信感すら抱いてしまうレベル。いかん、これは小説なのに…。ただ、形は違えど、ミスを誰かのせいにしたくなったり、責任を逃れたくて言い訳したり、気持ちはよく分かるし、それは多分銀行に限ったことではないはず。教育界では、出世欲はさほど一般的ではないにせよ、自己顕示欲の高さは他業界を遥かに上回る気がする。SNSを見れば、したり顔で教育の真理を見たり!とばかりにご高説される方々が多く、その良し悪しは別にしても、それを題材に取り上げた小説なんて、書いてくれないかなあ、池井戸さん。無理か。謝ることって、すごく強さが伴うことなんだな。子どもは素直に謝れてすごいな。大人になると謝れなくなるのはなんでだろうな。

  • サクッと読めた。花咲舞の仕事に向き合う姿勢は学ぶところがある。

  • ドラマの半沢直樹は見ていたけど、池井戸潤の小説を読んだのは初めてでした。杏ちゃんのドラマもチラリと見たことがあったから、読んでいる途中ずっと杏ちゃんの顔が頭に浮かんでいました。

    私は、同じ社内なのに他部のことをさん付けで呼ぶのは嫌いです。

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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