カンナ 飛鳥の光臨 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 352
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771443

作品紹介・あらすじ

伊賀忍者の末裔にして、出賀茂神社のお気楽跡取り・鴨志田甲斐。しかし、その平穏は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦』の盗難によって破られる。謎を追って、現役東大生のアルバイト巫女・貴湖と飛鳥へ向かった甲斐は、そこで密室殺人事件に巻き込まれ…。新シリーズ開幕。

感想・レビュー・書評

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  • #読了 #高田祟史 #カンナ飛鳥の光輪 #講談社文庫 #読書好きな人と繋がりたい

  • QED シリーズもほんの数冊しか読んでないけれど、
    他のシリーズはどんなものか、とりあえず1冊読んでみた。

    歴史的な蘊蓄がもっと読みたいなぁ...と、最初のうちはちょっと退屈だったし、
    忍者は興味ないと思っていたけれど、途中から予想以上に面白かった。
    忍者の話も悪くない(笑)

    それに聖徳太子の解釈が、なかなか面白かった。
    聖徳太子は実在しなかったという説は聞いたことがあるけど、
    蘇我馬子、蝦夷、入鹿の3人ではないかという。

    物語は続いていて、解決していないので、シリーズ全部読む必要がある。

  • シリーズ物と知らずに読んだので、色々と消化不良なところもあるけど、歴史への新解釈に触れられるのは純粋に面白い!

    登場人物もキャラクターがはっきりしてて、好きな俳優さんに当てはめて楽しく読めました。

  • 出賀茂神社跡取り鴨志田甲斐ののんびりとした生活が社伝の盗難によって一転、殺人事件や葬られた歴史の闇に巻き込まれます。盗まれた社伝も行方不明の男性も戻らなかったのでまだまだ続く模様。

    法隆寺の中門の中央の柱の意味や本尊がなぜ三尊なのか等々の謎解きは興味深く読めました。

  • 聖徳太子が本当に実在したのか。
    何故法隆寺に三体の本尊が祀られているのか。
    聖徳太子は自然死なのに対し息子は戦いに敗れて自害したのに鎮魂のための神社に息子が祀られていないのは何故か。

    最近聖徳太子の時代に興味を持ってきたのに本当は実在しないのではないのか?
    天皇制を勉強したのに蘇我馬子が天皇だったのではないか。
    次々に覆されてしまう知識にこの本を昔に読んだけどまだ聖徳太子の名前だけしか知らなかったから頭に入ってこなかった。
    やはり予備知識は必要なのだと実感。

    出賀茂神社にある秘密の社伝を狙っている人物は誰なのかがシリーズを通して分かってくるというのが焦れったくなるけど楽しみ

  • 伊賀忍者の末裔にして、出賀茂神社のお気楽跡取り・鴨志田甲斐。しかし、その平穏は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦』の盗難によって破られる。謎を追って、現役東大生のアルバイト巫女・貴湖と飛鳥へ向かった甲斐は、そこで密室殺人事件に巻き込まれ…。日本の歴史へのまなざしが変わる、新シリーズ開幕!

  • なんか会話とか事件とかすべてが唐突で読みにくい。
    聖徳太子の話は面白かったのに残念

  • 図書館にて借りる。甲斐くん…ちょっと情けない(笑)

  • 最終的に犯人は逃走し行方不明になってしまうのと、結局何故盗みに入ったかという理由と、組織については解明されず。これから物語が始まる序章のような話だったので、甲斐くんはこれから強くなっていくのかと、貴湖ちゃんとの関係などなど続きが気になります。

  • 面白かった!!歴史物のミステリー ある歴史書伝をめぐって 事件が・・いろいろな歴史書を読みほぐしながら事件を推理していく、思わず法隆寺にもう一度行きたくなった。

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著者プロフィール




「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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