江戸幕府 最後の改革 (講談社文庫)

  • 32人登録
  • 3.54評価
    • (1)
    • (6)
    • (5)
    • (1)
    • (0)
  • 6レビュー
著者 : 高任和夫
  • 講談社 (2012年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772136

江戸幕府 最後の改革 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 賄賂で悪名高き 田沼意次。実は為政者として、改革を急ぎ過ぎた事で周囲の名家から圧殺され、後世評価も汚されたとする時代小説。
    旧態然の中、その仕組みで巧みに潰される怖さは不変か。やや冗長だが深い読了感。

  • 本屋で、ホリエモンの獄中での読書録を立ち読みしてて、気になり近くの文庫の棚を漁って買った本。田沼意次の幕政改革と狂歌師 大田南畝(この本で初めて知った)の話が交互に出てくる奇妙な味の小説でした。良い一つの時代が終わったという読後感。

    普段読む本と全く種類が違い新鮮だった。そもそも歴史の知識は学校に置き忘れてきており、特に江戸時代の知識はみなもと太郎の漫画「風雲児たち」から得たものだけ。これで得た知識にかなり助けられイメージを湧かせることができた。この漫画がけっこう優れものだったことを再発見したのも嬉しかった。

  • ちょっとボリュームたっぷりでしたね。
    400ページ以上で読めない単語がいくつも出てくるし
    きついっすわ。
    読みやすいんですけどね。

    田沼意次を少しは知ることが出来たかなと思います。

  • 江戸幕府も終焉に近づいている中、田沼意次と狂歌師大田南畝を並行させながら農主体の幕府財政を蝦夷地開拓、諸国との通商、印旛沼開拓と新しい手を打っていった意次は身分の低い出からの出世と周りの半目を受けながら改革を推し進めていく。一方南畝は漢学をベースにした知識を元に世に狂歌師として名声を得ていく。
    賄賂の意次とは違った改革派の意次を上手く表現されている。しかし晩年は意知(子)を殺害され松平容保ら(保守派)から反発を受け改革も頓挫してしまう。

  • 足軽の子として蔑まれながらも老中の地位まで登りつめ、また賄賂政治家としても有名な田沼意次と、下級武士で幕府に勤務しながら、狂歌師として名を挙げた太田南畝。
    二人の人物を対比させながら江戸天明期を語る時代小説。

    江戸時代の初期や末期は激動の時代で良く小説も読んだけど、この時代の話は初めて!
    幕府を『組織』と捉えて人を語る観点が、経済小説を主に著してきた作者の色が出ていて、個人的に新鮮だった。

    時代背景の描写も詳しくて面白い!
    ただ、途中NHKアナウンサーの原稿を読んでいるような中だるみ調査報告オンリー文章がなければ、なお良かったなぁ。

全6件中 1 - 6件を表示

江戸幕府 最後の改革 (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

江戸幕府 最後の改革 (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

江戸幕府 最後の改革 (講談社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

江戸幕府 最後の改革 (講談社文庫)の作品紹介

飢饉や大地震が続き、危機的な経済状況にある天明期の江戸幕府。足軽の子と蔑まれつつ、経済手腕を買われて老中に出世した田沼意次と、借財に喘ぐ下級武士でありながら、狂歌師として、自由な「サラリーマン」生活を謳歌する大田南畝。二人の生き様から、企業人としての武士の懊悩を描いた、本格時代小説。

江戸幕府 最後の改革 (講談社文庫)はこんな本です

ツイートする