- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062772839
感想・レビュー・書評
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現代版やとちょっとくさそうやけどまあ武士やからってゆうのであるんかなっていうお話
ただ最後の終章は余計感があった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父の推薦。後半彦四郎の行動が明かされる。その生きざまに感動。大きな夢を持つ親友のために陰でどこまでも支え続けた勇気に涙した。
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江戸時代の男二人の暑い友情物語。彦四郎が影武者となって、主人公の勘一を支えている。それがわかるのが、40年もたって彦四郎が亡くなった後。こんな生き方ありか。。?というほどにできた人。そして二人の友情に心を捕まれる作品
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彦四郎の身に本当は何が起きたのか、その謎が知りたくてイッキ読み。
読み終わったあと「影法師」というタイトルからしばらく目が離せなかった。なぜか私が藩校での日々を思い返さずにはいられなかった。
袋とじは…読まなければ良かった。みねがそこまで出来た女だと初めから思えなかっただけに。残念。 -
うーん、さすがに泣かせるお話だった!
架空の藩での江戸時代の武士同士の友情のお話。
彦四郎の男っぷりにただただ感心したのだが・・・
なぜそこまで熱い友情につながっていくのか?というのが私も日本人なので、ちょっと疑問であるかも笑 中国の歴史本をよく読むので、実は友情の類の話は中国人や欧米人のほうが心から共感できるのかもしれない。それくらい中国では横のつながりが強い。刎頚の交わりというのがそもそも中国の戦国時代の故事だし。
当時の武士は縦のつながりが大変すぎて、友情話はそんなになかったんだろうなーなんて読みながら思ってしまった。
(友情という概念は明治時代からできたと司馬先生は言っていた苦笑) -
"Where there's a will, there's a way."
意思あるところに道あり、とはE・リンカーンの有名な言葉ですが、主人公の志に触れ、道を助けてくれる周囲の人々は、一人一人が濃いキャラクターを持っていて、それでいて男女に関わらず武士道精神を生活の中で全うしようとする厳かさがある。この世界観にどっぷり浸かってしまいました。
他の百田作品同様、シンプルで端的な文体も手伝い、のめり込んで本を繰る手が止まらなくなる。
ラストの方で、タイトルの意味にピンときたとき…思わず胸にじーんと熱いものが込み上げてきました…後味もよし!