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- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062772839
感想・レビュー・書評
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彦四郎が「命を懸けてまで」と思うに至った内面が描かれていないので、その覚悟があまりにも唐突過ぎて戸惑った。
勘一もそれ程の大人物には思えなかったし・・・
人物描写の未熟さ故に、薄っぺらな感動物語になってしまっている。
・巻末の終章(袋とじ)について。
あれを本編から削ったのは正解だと思う。
若き日の彦四郎への恋心を、老境に差し掛かる年齢に至っても尚、生々しく秘め続けるみねの人物像にかなりの不快を覚えた。
長い歳月を夫と共に平穏に暮らしてきた妻ならば、過去に対してもっと違う感慨を抱くのでは・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白いか否かでいえば面白い。
でも登場人物が都合よく配置されていて、使い捨てすぎる。ドラマ向き。