影法師 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 7595
感想 : 897
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772839

感想・レビュー・書評

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  • 出来すぎ感が否めなかった。
    ただ、話の流れはとても好き。
    生き方としては見習いたいことだらけ。

  • 友達に対して、ここまで自分を捨てて無償の愛情(友情)を注げるものだろうか。
    時代の違いなのかな、、?
    良い話だと思いつつも、その心情に共感はできないな。

  • 主人公とその親友の話なんだけど、ボリュームの割にすごくシンプルな内容だった。
    残念ながら私は主人公と親友の倫理観とか価値観に全く共感できず。
    主人公が金貸しを殺めるとことか、「えーそうゆう手段とっちゃう??」って思ったり、父親が自分のせいで無くなったのに、あんまり罪悪感を感じてないのに違和感覚えたり。
    なんかずれてんなーと感じるのは私が現代の法治国家に生きてるゆえなのか。
    彦四郎も、こんな利他的な人いますかね??
    利他的という自己満足に私は感じました。

    親友に自分の昇進とか夢のために親友自身の人生を犠牲にされたら、私は不本意だと思います。
    そんな方法で夢を実現できても(たとえそれが社会の役にたつ夢でも)全然嬉しくない。
    そうしなくても二人とも幸せになれる方法が絶対あったと思う。
    袋とじも蛇足といった印象。

  • 彦五郎がなぜあそこまで勘一のために生きたのか、その理由がさっぱり分からないので、読み終わっても感動することができなかった。
    自己犠牲は美学ではなくただの自己満足だと私は思っているので、彦五郎の献身は独りよがりな感じがして好きになれなかった。私が勘一だったら、親友が自分のために身を落としたと知ったらとても悲しくなると思うし、そんな犠牲の上に立っている自分の立場が虚しくなると思う。
    彦五郎の想いや願いをもっときちんと書いてほしかった。

  • 途中から予想していた結末どおりやったのが少しがっかり。
    「永遠の0」のような半ばからぐーっと盛り上がる感がなかった。
    心を盛り上げる言い回しや、言葉の選び方はとっても好きな作家さん。
    次作にも期待!

  • いや、それなりに楽しく・興味深く読み終わったんですよ。
    で、しばらくして
    「あれ?でも何で両方で手柄を取る形は駄目なの?
    わざわざ一人が汚名を着ないと夢の達成は相成らないか?」
    という根本的な疑問が…。

    その辺考え始めるとその後もあんな助け方しなくたって
    いくらでもほかに方法がある事にどんどん気がついてきて
    なんだかなーっと思った。

    借りた本で袋とじが開けてなかったので
    そっち方面の興ざめがなかったのは却って幸いか。

  • 時代小説は得意ではないのだが、薦められて読んだ。さすが百田さん、で、予想を裏切るほど読みやすかったしドラマを楽しめたのだが、勘一がピエロのようだと思い、なんだか寂しい感じがした。ストーリーの好みの問題で、星2.5くらい。

  • 男気の物語

     シブいお話しだが、文体がというか、時代が悪くて乗り切れない。この時代は苦手なんだな。

     だから流し読み。でも、この男気物語は伝わったと思う。友情に生きた剣豪。カッコいいな。

  • 袋とじの内容はない方がよかった。
    読んで、かなりがっかりした。

  • 長い割りに結末が微妙。彦四郎があまりに聖人すぎて共感できない。

著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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