ともしびマーケット (講談社文庫)

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著者 : 朝倉かすみ
  • 講談社 (2012年6月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772921

ともしびマーケット (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「ともしびスーパーマーケット鳥居前店」を中心においた連鎖小説。
    普通っぽくない普通。そういうところが好き。

  • その時々に合った自分の生活をきちんとしていこうと思える作品。

  • 切なめな短編集がラストに向かって収束していく
    繋がりと盛り上がりに欠けた印象

  • 地元のスーパーマーケットを軸に描かれる人間模様。
    出だしの「かならずネスカフェなのでした」が印象的。
    少し俯瞰的な、距離のある描写がいい。
    1話毎に別の人物の話しだけど、どこかリンクしている。

  • ともしびスーパーマーケット鳥居前店を舞台背景にして、従業員や買い物客、またその家族たちの、ちょっぴり切なくてほんのり温かい連作短編集。
    私には朝倉作品は珍味である。大きな事件や感動的な出来事があるわけでもなく、登場人物もどちらかというと地味であり、はっきりいうと変わり者が多い。それでも、癖になる味わいと、ノスタルジーを感じさせる文体がたまらない。本作ではカバーイラストにも参りました。

  • あまり満たされない生活を送る普通の女性たちが登場する連作短編集。
    各編で登場人物が異なるが、同じスーパーを通して緩やかにつながっている。
    ある程度淡々と進行する物語が最終編で一気につながりをもって動き出すところは見事。

  • ひとつのスーパーマーケットに訪れる人々には、人数分の背景がある。
    その膨大な数の内、九人の背景が描かれた話。
    各々の話は楽しんで読め進めたけど、どうもラストが腑に落ちず…

  • 何だか いい。
    悲しいような、温かいような、兎に角イイ感じの連作だ。
    緩いけれど、どこかしっかり繋がりを持った人と人が描かれている。

  • その名のとおり、ひとの心に火を灯すともしびマーケット。読んでいるうち、登場人物と次々顔見知りになっていくようなあたたかい不思議な感覚にとらわれた。

  • バイオリンの絵に魅かれて購入。バイオリンの話も面白かったが、札幌が舞台というのはうれしい。北海道の作家には、自然と親近感がわく。

  • ツボに入りました。北海道のどこかにある「ともしびスーパーマーケット」でほんの少しだけ重なる、それぞれの日常を描いた連作短篇集です。文章は正直なところ、雑だと思います。ただ、リズムと表現が私の波長とあったのでしょう。夢中になるのに、時間はかかりませんでした。まさに、ツボに入ってしまった状態。たぶん、作中で視点となっている人物と文章の距離感が絶妙に感じられたのも要因のひとつかもしれません。入れ込みすぎず、突き放しすぎずで。どうやら好きな作家さんが、またひとり増えそうです。

  • スーパーの紙袋に
    ネスカフェの大瓶とバイオリンが入っているジャケットに惹かれて購入。

    とことん凝りに凝ってみたんだろうな~と。
    登場人物のキャラクターも場面設定も面白いのだけれども、
    いかんせんどれもこれも凝りに凝っているので
    ちょっと濃い…濃過ぎる感じがしないでもなく。
    でも、面白いんですよ。

  • 連作短編集。「ともしびマーケット」というスーパーと、それに関連した人たちのお話。

    全9章で各章いろんな人物が主役として登場。14歳の中学生から70のじいさんまでバリエーションに富んでいますが、それが各章の好感度の差につながってしまった気がします。

    14歳女子中学生の、中二病ど真ん中の妄想を拡大させながら、悶え苦しみつつ(?)告白するエピソードはとても面白かったですが、うらぶれた中年男女のエピソードはあまり引き込まれず…

    あと、連作の軸となる「ともしびマーケット」があんまり機能していないような… スーパー外でのエピソードが多すぎて存在感が希薄なのに加え、各章の人物たちがさほど密接に絡んでいる訳でもないので、連作感とその軸となるべき要素が薄いと思いました。

    それでも、序盤2作でのご飯や酒に関する描写や、最終章で皆が勢揃いしてだめんずを責めつつ、それぞれ好き勝手に振る舞う場面は面白かったです。なんだかんだ言って、節々ににんまりする描写があるのは良いですね。連作にせず、純粋な短編にしてしまった方が良かったのではないかと思ってみたり。

    かなり前に同作者の連作短編「田村はまだか」を読んだのですが、同じ連作短編だったら「田村〜」の方が圧倒的に面白かったです。本作は悪い訳じゃないんですが、どうしても「田村〜」に劣る感が強くて、辛辣な感想になってしまいました…

  • うーん、まあまあかな?この人の本が面白くて、以前まとめて読んだことがあったのですが、その期待が高すぎたのかも。
    わりと面白かったです。

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ともしびマーケット (講談社文庫)の作品紹介

誰もが名も無き日常を、諦めと期待の中で生きている-ともしびスーパーマーケット鳥居前店の買い物客も従業員も、彼らの帰宅を待つ家族も、遠くから想う恋人も。そして退屈は前触れもなく破られ、ドラマは否応なしに始まる。割り切れない感情の波を選び抜かれた言葉で描いた、静かな高揚感に包まれた物語。

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