ともしびマーケット (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772921

感想・レビュー・書評

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  • 「ともしびスーパーマーケット鳥居前店」を中心においた連鎖小説。
    普通っぽくない普通。そういうところが好き。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「普通っぽくない普通」
      ふ~ん、、、どんな感じなんだろう。
      川口伊代の描くカバー画のように、紙袋にヴァイオリン入れてるような話かな?(変です...
      「普通っぽくない普通」
      ふ~ん、、、どんな感じなんだろう。
      川口伊代の描くカバー画のように、紙袋にヴァイオリン入れてるような話かな?(変です!)
      2012/07/07
  • 北海道が舞台。マーケットに来る客のおかしな行動から、始まる短編集だけれど、様々な人々が織りなす暮らしがある。どこにでもありそうな出来事だけれど読後は穏やかなきもちになれて好きな本だった。

  • 2010年6月に読んでいた。再読。

  • ともしびスーパーマーケット鳥居前店を舞台背景にして、従業員や買い物客、またその家族たちの、ちょっぴり切なくてほんのり温かい連作短編集。
    私には朝倉作品は珍味である。大きな事件や感動的な出来事があるわけでもなく、登場人物もどちらかというと地味であり、はっきりいうと変わり者が多い。それでも、癖になる味わいと、ノスタルジーを感じさせる文体がたまらない。本作ではカバーイラストにも参りました。

  • 何だか いい。
    悲しいような、温かいような、兎に角イイ感じの連作だ。
    緩いけれど、どこかしっかり繋がりを持った人と人が描かれている。

  • ツボに入りました。北海道のどこかにある「ともしびスーパーマーケット」でほんの少しだけ重なる、それぞれの日常を描いた連作短篇集です。文章は正直なところ、雑だと思います。ただ、リズムと表現が私の波長とあったのでしょう。夢中になるのに、時間はかかりませんでした。まさに、ツボに入ってしまった状態。たぶん、作中で視点となっている人物と文章の距離感が絶妙に感じられたのも要因のひとつかもしれません。入れ込みすぎず、突き放しすぎずで。どうやら好きな作家さんが、またひとり増えそうです。

著者プロフィール

1960 年生まれ。北海道出身。04 年「肝、焼ける」で第72 回小説現代新人賞、09 年「田村はまだか」で第30 回吉川英治文学新人賞、19 年「平場の月」で第35 回山本周五郎賞受賞。

「2021年 『ぼくは朝日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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