刑事のまなざし (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062772990

作品紹介・あらすじ

ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです-通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの再読。単行本で読んだのだが文庫でしか登録ができないのでこちらに書き込む。

    改めて読み返すとハードな事件ばかりで後味が悪かったり、残された人たちはどうなるのかという同情でいたたまれなくなったりする話が多い。
    それでも夏目信人という刑事のキャラクターが救いになっているところがこのシリーズが続いている所以だろうか。

    夏目信人は『罪を犯した少年と向き合う法務技官という仕事』をしていたという異色の経歴を持つ。30歳の時に法務技官を辞めて警察官の採用試験を受けたそのきっかけは、一人娘が何者かにハンマーで頭を殴られるという事件が起きたこと。娘はその後十年間、意識を取り戻さないまま。
    見た目は穏やかな彼だが、高校時代はボクシングもやっていて強かったらしい。

    この作品には7編の短編が収録されている。
    読み終えてみれば家族や友人知人など狭い世界の中で起きた事件ばかりで、それだけに暗澹とするような話もある。
    ただそう都合よく、虐待されたもの同士や犯罪被害者同士が近くに居合わせるなんてことがあるのかという疑問があったりする。
    しかしこれは一つの犯罪が被害者やその周囲の人達の苦しみ悲しみを引き起こすだけでなく、加害者側や第三者にまで連鎖することもあるということを描きたい作者さんの意図があるのかなと感じた。
    当事者たちの心理状態について首を捻るような話もあったが、犯罪が起こるまでに様々な段階や連鎖があって、そこで止められなかった哀しみを描きたかったのかなと理解した。
    励ますつもりだったり慰めるつもりの言葉が返って怒りや憎しみという真逆の反応を生むこともある。

    夏目と同じように大切な人が植物状態になってしまった設定では、横山秀夫さんのF県警強行犯の楠見を思い出した。しかし二人は全くキャラクターが違う。鞭で首をグイグイと締め上げる感じで犯人を追い詰める楠見とは違い、夏目は本人が必死で隠していた心の奥底にある傷や醜いモノまで掬い取ろうとする。ただどちらも容赦の無さは同じで、決して逃れることは出来ない。

    当初の予定としてはシリーズ化は考えていなかったのか、この第一作で夏目の娘の事件は解決している。
    だがこの犯人の場合、刑事裁判上では大した懲罰は与えられないのでは?と思う。何しろこの国は加害者の人権の方が大切にされているのだから。
    それより夏目の自制心に感心する。ボクシングもやっていた彼がよく殴りかからなかったなと思う。刑事として様々な事件や犯人や周囲の人々を見つめることで様々な立場の人たちを落ち着いて俯瞰する姿勢を身につけられたのだろうか。
    この一応の節目を経て夏目がどんな思いで刑事という仕事を続けていくのか、続編も読み直してみようと思う。

  • 夏目シリーズ第1弾。
    ほんまは、これから読むべきやけど、分からずに第2弾から読んでしまった…(T . T)(「その鏡は嘘をつく」)
    30歳からの転職組。警察でもあるんや!
    その理由は、悲しい…( ; ; )
    娘が誰かにハンマーで殴られて、植物状態に…
    それもあって、警察官に転職。
    それまで、少年院とかの少年を見ていただけあって、強面とイメージの刑事の中では異色の柔らかい物腰。
    しかし、ずば抜けた洞察力で事件を解決する。
    でも、「人を信じる」が心情の人に刑事はしんどいな…
    「僕にとっては捜査はいつも苦しいものですよ」
    人の痛みが分かるという事は、自身も相応の傷を負ってる…
    人の痛みが分かる良い刑事でずっといて下さい〜

  • 主人公は刑事だが、事件の関係者である第三者の視点で語られる。
    ひとつひとつのストーリーが面白く、読み応えのある連作短編集だった。

    遠くから正しい事を言うのは簡単だ。
    どれだけの理由があろうとも罪を犯すのは悪い事。
    ただ、そこに至るまでの経緯に向き合い、その背景にある関係性、抱えている痛みや葛藤、理不尽な想いに寄り添ってあげられるか。
    罰して終わりではなく、犯してしまった罪とどのように向き合っていくか、償っていくか。
    本当の意味での償いとはどのようなものなのか。
    それらを誠意を持ってとことん向き合う事で心を溶かしていく事が大切なんだと思う。

  • 面白かったです。
    短編を読み進めるにつれ、夏目の人となりや過去が見えてきます。
    はじめは「裏がありそう」と思っていましたが、
    一人一人に平等に真面目に向き合う、一人の娘の父なのだと思いました。

    タイトル通り、夏目の目には不思議な迫力があります。
    穏やかで優しいときもあれば、一転鋭く光るときもあり、心情の変化が現れていて引き込まれます。

    最後、目的を達成したかに見えた夏目ですが
    最後に話した新たな目標は、達成不可能なのでは…
    刑事を続けている限り、夏目の苦しみは消えないのではと少し寂しく切ない感情で終わってしまいました。

  • 薬丸さんの作品を読むのは初めてだが厳しい話を書かれるのは知っていたので心して臨んだ。自分の子供が事件に巻き込まれたのをきっかけに刑事へ転職した夏目を主人公にした短編集。予想通りヘビーな内容が多かった。その中でミステリー的な技巧としてある種の驚きを持ってくる辺りはすごいと感じる。特に推協賞の候補にもなった「オムライス」は別格。ラストに明かされる真相に驚かされるとともに胸が苦しくなる。ここまで迫ってくるかと。

  • 薬丸岳さんの話は毎回壮絶!法務技官だった夏目、我が子を傷害された過去を持ち警察官に転職する、理由は我が娘の敵討ちのため、同じ事件を繰り返さないよう予防するため。短編小説の最後の話、夏目はいよいよ娘を傷害した犯人に辿りつく。同窓会に出席した夫婦、夫は幼少時から相当の問題児。夫から虐められた過去を持つ太田が夫婦を脅迫する(妻を1日抱かせろと)。只その夫は夏目の娘を傷害した犯人であり、太田がそれを目撃し、証拠を所持している。太田の復讐に対する夫婦の取った行動はとても意外。夏目の実直な態度は称賛しかない!

  • ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです…通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレスの殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。

  • 娘を植物人間にした犯人を捜すため、少年鑑別所の法務技官から警察に転職したというユニークな刑事が主人公。
    加害者の、あるいは被害者の、というより人間の心奥を鮮やかに描き出す著者の筆の冴えは、この連作短編でもいかんなく発揮されている。
    どの短編も、犯罪を鋭く追及しながらも、犯罪者には温かい「まなざし」を注ぐ主人公の魅力があふれており、特に『オムライス』『傷痕』などは、ミステリー的興趣にも富んでいる。
    たちまち、続編を読んでみたくなる。

  • 薬丸岳さんの本は3冊目。
    初めて読んだ本が『刑事のまなざし』の続編である『刑事の約束』でした。
    続編を先に読んでしまい、早急に『刑事のまなざし』が読みたいと思っていたところ、古本屋さんで発見!
    すぐにレジに持って行きましたよ~(笑)

    帰宅途中から読みたくてうずうず!
    こんな感覚は久しぶりです。
    期待値はうなぎ上りでしたが、期待を裏切られることは全くなく、というよりも期待通り。
    胸をえぐられるような切なさを感じること度々でしたが…
    一気に読み入りました。

    薬丸岳さんの他の本もがんがん読んでみたい!!

    • 杜のうさこさん
      こんばんは~♪

      『刑事のまなざし』いいですよね!
      日本ではドラマ化されたんですが、ご覧になれましたか?
      私はドラマ化の度、ブツブツ...
      こんばんは~♪

      『刑事のまなざし』いいですよね!
      日本ではドラマ化されたんですが、ご覧になれましたか?
      私はドラマ化の度、ブツブツ文句の多い人間なんですが(笑)
      このキャストはお気に入りでした♪

      それと、先日コメント欄にブログの記事の件を書いて返信してしまったのですが、大丈夫でしたでしょうか?
      2015/11/14
    • azu-azumyさん
      杜のうさこさん、おはようございます♪

      はい!『刑事のまなざし』いいですよね!!
      私が古本屋さんで手に入れた文庫本の装丁は椎名桔平さん...
      杜のうさこさん、おはようございます♪

      はい!『刑事のまなざし』いいですよね!!
      私が古本屋さんで手に入れた文庫本の装丁は椎名桔平さんの”まなざし”でした。
      2013年10月放送となっていたので、ドラマ化されたんだんぁ~と。
      日本のテレビが見られるようになったのは今年に入ってからなので、これは見てないんですよねぇ…
      残念!!
      このキャストは杜のうさこさんお気に入りだったのですね。
      それは、なおさら見たかった…

      ブログの記事の件、まったく問題ありません。
      というよりも、拙いブログを見ていただいて、ありがとうございます!
      お気を遣わせて申し訳なかったです。
      よろしければ、また遊びに来てくださいね~♪
      2015/11/15
  • 読みやすくてよかった。
    まだ続きがあるようなのでぜひ読みたい。

  • 短編集なのに、1つ1つのストーリーにしっかり起伏があり面白い。

    読めば読むほど哀しくなる。
    夏目さんの抱えてるものが、怒りや憎しみに少しでも変えられたらもっと楽に生きられるのに
    そう出来ない、しない彼の振る舞いに読んでいる側が哀しくなった。

    短編の中でもオムライスが衝撃的だった。
    犯人は予想できたが、殺そうとした相手に驚いた。
    怖かった。
    どの短編も家族との繋がりが事件と絡んでいたが、1番直接的だったように思える。

    全体の結末は、夏目が警察に転職するきっかけとなった夏目の娘が被害者となった事件。
    犯人は夏目が前職で面倒を見た少年だった。
    夏目の言葉が犯行動機になっていた。
    その言葉は悪意ではなく、少年を想っての言葉だったのに。
    この結末に、ただただ哀しみが深くなった。

  • やるせない事件ばかりなのに読後感が悪くならないのは夏目のおかげ。温かくもあり厳しくもありの絶妙なキャラクターだった。

  • 夏目みたいな刑事っているのかな?いてほしいものです。

  • 読みやすかった。
    読み易すぎてさらーと読了しまったのがもったいないくらい。
    イヤミス好きとしては、オムライスの話がいちばん印象に残った。その展開は考えてなかったーという結末。
    あってはいけないけど、人間だからそういう感情もきっとどこかにある。嫌な意味での人間臭さがある。
    あまり共感したりできる話はなかったけど、さらっと楽しめる作品でした。ドラマ化しているそうで。これはドラマ化合いそうだ。

  • ドラマがとても良いので原作を読んでみた。
    ドラマでは(今のところ)原作にある性的描写が無い点と、
    原作には出てこない同僚刑事達と夏目・長峰も含めた刑事達全員のまなざしを俳優陣が上手く演じている点で、私としてはドラマの方にやや軍配が上がる。
    ただ、このストーリー及び夏目信人という刑事を生み出したのは本書である。
    読みやすい点も良かった。

  • 夏目信人シリーズ第一弾。
    間違って続編を先に読んでいたので、犯人が捕まったことは知っていたけど犯人の奥さんもかなりの覚悟だよね。
    自分の妹を殺した犯人でないにしても、犯罪を犯した人間と家庭を築くなんて。

    どの話も事件解決してハッピーエンド、とはいかず特に『オムライス』は女性としてと母親として邪魔に思う相手が違い、真相を知った時の子供の気持ちを考えるとやるせない。

  • 暗くて湿っぽいお話集。続きも読みます。

  • 夏目信人シリーズの第一弾。ホワイダニットの短編連作。様々なパターンで社会問題と、人の葛藤、慟哭、絶望、怒り、愛憎を描き切る...。ただ、そこには「希望」が残されていることが根底にあるようだ。
    一番印象に残ったのは「オムライス」。ぞわっとし、完全にやられました。少々重たかったので、しばらく間を空けて、このシリーズを読んでいきたい。

  • 社会の歪みで苦しむ市井の人々。彼らを暖かく、そして時には厳しく見つめ、真実を探り出す夏目刑事。

    過去には、少年たちに寄り添い、常に彼らの立場に立って進むべき道を示してきた法務技官の夏目。

    しかし、10年前の事件で、通り魔による幼い娘を植物状態にされた彼は、あえて刑事の道を選んだ。

    7つの短編集で構成された、どれも味のある話です。

    ミステリーとして、最後にどんでん返しもありますが、それ以上に、彼の刑事らしからぬ優しさが随所に溢れ、胸を打ちます。

  • 薬丸さんの作品、初めて読ませていただきました!
    重すぎず軽すぎず、読みやすいなぁなんて思いながらサクサク読んでいましたが、読了後はとても深く考えさせられた作品でした。

    自分にしか見えない心の闇や葛藤。
    そんなカタチのないものに優しく触れてくれる夏目さん。
    やはり人間の心の深さって、悲しみや苦しみでしか掘り下がらないのでしょうか…?

    でもでもとてもいい作品でした!
    薬丸さんの作品また読みます!

  • 夏目さんの視線はあくまで優しく穏やかだ。
    その視線の中でもちょっとした齟齬も見逃さない鋭さがある。
    ドラマを見ていたので夏目さんのセリフが椎名桔平で再生された。
    「オムライス」は「母親」である事より「女」を取ってしまった女性。表題の「刑事のまなざし」は10年前に夏目さんの娘さんに起こった事件の犯人が登場する。
    この2つが印象的だったけれど読後感はスッキリしないものだった。
    登場する人たちは1番大事で守りたいものを守るためにした行動が結局はそのもの自体を傷つけてる。
    夏目さんも捜査をする度に夏目さん自身を傷つけてる様にも思った。

  • 7本の短編連作ミステリー。とても切ないミステリーです。

    それぞれの短編がしっかり語られており、短編にもかかわらず、ミステリーとしての意外な真相と、その犯人の内面と心情がぐさりと心に突き刺さります。

    テーマは「天使のナイフ」同様、被害者、加害者の人間模様を深くえぐりだし、犯罪とは何か、贖罪について考えさせられます。しかし、そこまでは重くないのが特徴。

    7つの物語の中でとりわけ印象に残ったのが
     黒い履歴
     オムライス
     刑事のまなざし
    どれも、その真相はとても切ないものです。

    ストーリとしては、主人公の夏目刑事がそれぞれの事件で真実をあぶりだします。そして、刑事のまなざしそのものでは、自分の娘を植物状態に追いやった犯人をついに明らかにします。しかし、それもとてもつらい、切ない真実でした。

    こういった心情が抉り出される作品は好きです。雰囲気は東野圭吾の加賀恭一郎シリーズに似ています。

    今までに読んだ薬丸岳の作品はどれも深く重い作品ですが、やはり好きです。また次の作品に期待!!

    お勧め

  • ハートフルな連作短編集。主人公の夏目刑事の背負ってる哀しみが、どの作品からも滲み出ている。

  • 大分前に椎名桔平さん主演のドラマを観て以来、原作を読みたいと思っていた。
    謎解きとしてはシンプルだが、その分、濃厚で切ない人間ドラマが展開される。
    主人公の夏目の人物像も過去の刑事モノと違うオリジナリティが感じられる。

  • 刑事の眼差しだけでは無く、全ての短編小説が秀逸。
    夏目シリーズが好きな方は必ず読むべき。
    彼の苦しみ、強さ、信念を感じられる短編小説集。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。

  • 短編小説なので、気軽に読めるかわりに重厚さに欠けるのはいなめません。
    しかし、それを補って余りあるのが、物腰柔らかでありながら鋭い観察眼を持つ夏目刑事のキャラクターです。

    個人的にはオムライスが衝撃的でした。

  • 夏目刑事の短編集。薬丸さんの小説は、これでもかというほどの心理が描写されているのが好きだけど、短編だと、そこまで掘り下げられない感じが残ってしまう感じ。どのお話も、「あれ?もう終わり?」と。

  • 夏目刑事シリーズの第一弾。
    3作目を先に読んでしまったので、逆にいろいろと考えさせられながら読み進められた。
    特にオムライス。

    どうしようもない理由で事件を起こしてしまう人もいることが辛い。けれどひたむきに生きる人を優しく見つめる夏目刑事を見ていると自分も優しくなれる気がする。

  • 講談社企画で、泣く本にあげられていたので、読みました。短編ではありますが、1人の刑事を通して繋がっていて、読み終わる頃にはファンになれるかも。
    泣きはしませんでしたが、良い読後感でした。

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著者プロフィール

1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2016年、『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に刑事・夏目信人シリーズ『刑事のまなざし』『その鏡は嘘をつく』『刑事の約束』、『悪党』『友罪』『神の子』『ラスト・ナイト』など。

「2023年 『最後の祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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