逃亡戦犯 (講談社文庫)

著者 : 翔田寛

• 講談社 (2012年7月13日発売)

感想・レビュー・書評

[ことぶきジローさんの感想 · 2015年6月11日]

敗戦直前から敗戦までの日本を舞台に描かれるアメリカ人として生きた日系二世と日本に帰化した日系二世の立場の違いと思想が祖国と血脈について深く考えさせられた。

8月15日の敗戦直前の大江山捕虜収容所から逃走した日系二世の通訳・木島を日系二世のGHQ先兵のマイク・ミヤタケが刑事の城戸と共に追跡するが…

『祖国なき忠誠』の改題。

[あぶさんの感想 · 2012年8月23日]

最後はアッと言わせるものがあるが途中は全く目新しさや驚きはない

著者プロフィール

1958年東京都生まれ。2000年「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。01年「奈落闇恋乃道行」で第54回日本推理作家協会賞（短編部門）候補となる。08年『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞受賞。14年「墓石の呼ぶ声」で第67回日本推理作家協会賞（短編部門）候補に。17年『真犯人』で第19回大藪春彦賞候補になり、18年にWOWOWで連続ドラマ化。他の著書に『人さらい』『左遷捜査 法の壁』『左遷捜査2 迷宮入り事件』『冤罪犯』など多数。

「2022年 『時効犯』 で使われていた紹介文から引用しています。」