- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062773201
作品紹介・あらすじ
侵入成功! 要塞化した矯正施設で、いよいよ戦いが始まる。
最上階の心臓部に眠る真実――沙布、生きていてくれ!
感想・レビュー・書評
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遂に矯正施設最上階へ到達。
あさのあつこの詩的な心情表現は好きなのだが、あまりに入れ込みすぎるのも如何なものかと最近思うようになった。そうでなくても展開が遅いのに、現実枠の時間経過より、回想場面の描写の方が多くなっているように思う。回想の中で更に回想、という場面もあり…とにかくなかなか進まない。
紫苑とネズミの立ち位置がいまだ安定しない。極限に追い込まれていけば、お互いに今まで知らなかった部分が表出してくることもあるだろうが、この薄い1冊の中だけでもフラフラとしていて、少しだけイラっとしてしまった。
新書版はもう最終巻まで発刊しているそうなので、文庫版もさっさと出して欲しいところなのだが、大人の事情でそうはしてくれないのだろうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずっと追いかけている、紫苑とネズミ。
紫苑が涙をこぼし、ネズミが感情の箍を外す。
ふたりの少年の成長を、最後まで見ていたい。ずっとずっと。
でも、その成長に終わりがあるからこそうつくしい。
少年から、青年へ。 -
2023/03/06
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あさのあつこさんのNO6第7巻。こちらも本当に良いところで終わります。続きが気になりすぎるので読み進めていきます。
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9巻にて
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★4.5