- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062773447
感想・レビュー・書評
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始まらなければ、美しいままで終われた作品の続きを書いてしまった作品。そして、それを読み進めずにはいられない面白さ。読者にとって、ページをめくらなければ幸せであることと同じことを、作家がしてしまったような、そんな感覚になる。
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ジェシのキャラクターを掴めれなくて、かわいさが分からないし、さほど魅力を感じない。そこに戸惑っている。
しかしながら、着地点は見えないものの物語がエンディングに向かってる感がプンプンして目が離せない。続きがどうにも気になってしまう。 -
自分の見られる世界が広がったら、
自分の置かれる世界も広がっていきます。
自分の置かれる世界が広がったら、
自分のやるべき事も変わっていきます。
そこに、覚悟と誇りがあるのか?
その道を探求する覚悟はあるのか?
パンドラの箱を開ける覚悟はあるのか?
次は、とうとう完結編。 -
抗えない運命にもがいて大切なものを守っていこうとするエリンとイアルの姿がとてもよかった
刹那を読んでから読むと、エリンとイアルのきれいでもろい、だけど幸福な関係性がより一層切なく感じる -
エリンは強いなぁ。どうにもならない運命を自分で切り開こうとしてる。
我欲に支配されてるような人がトップにいないことがせめてもの救いか。 -
ここまでは、少女エリンの物語だったけど、いきなりお母さんになっていて、びっくり。
あとがきを読んで、あぁ、そういうことだったのか、と思う。
この巻は、エリンとその夫になったイアルが、苦しい決断をするまでの物語。
多くの人、いくつかの国がせめぎあう世界で、悩み惑いながら自分の道を探す人たちの物語だけど、とりわけエリンの歩む道は厳しい。だからこそ、この巻は、半身のようにエリンを見守り愛するイアルの独白で始まるのだろうか。
描かれなかった時間が、暖かくやさしいものであったことを感じる。 -
前巻までで完璧な作品として成立していたから、途中までは蛇足ってことは全くないけど少し必然性が弱いんじゃないかと思いつつ読んでた。でも、やっぱりちゃんとこの世界でキャラクターが生きてきたんだということが感じられて結局一気読みした。
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2016夏読了