獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062773447

感想・レビュー・書評

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  • 2巻でやめておけば良かった。
    エリンのワガママっぷり&人の話を聞かなさすぎについて行けず。世界観もはまれず。ファンタジーは「もっとこの世界を見たい感じたい」と思わされないとキツイ。話のヒキが強いので読まされてたけど、この3巻ではそれも弱く。と思ったら、元々は2巻で終えるつもりだったのね。なんか納得。平易な表現を、普段使わないような言い回しにしたような文章もあざとく見えて苦手。

  • 私の感想はおそらくかなり少数派だと思うが、相変わらず身勝手なエリンにうんざりさせられた。文中で「イアンとエリンが身勝手なら・・・」といったような描写があったのでびっくり。こんな身勝手な登場人物、なかなかいないと思うんだけど。

    襲われている父親を放ってリランの後ろに逃げ込むジェシもただのクソガキにしか見えず、登場人物が揃いも揃って不快な人物ばかりである意味すがすがしいくらい。まともなのはイアンとエサルぐらいか。

    それにしても一巻から終始疑問に思うのは、他者への迷惑を顧みず、己の知への欲求を貫こうとするエリンの姿勢。こんなの青い鳥文庫に入れちゃっていいの?
    親になっても変わらないその姿勢に、読んでも不快になるだけでこれ以上読み続ける価値はないと判断したので、私はここでリタイア。図書館から借りた本で良かった。

    上橋菜緒子の小説はこれが初めてだったし一作だけで判断はできないけど、私には合わないのかもしれない。
    作りこまれた世界観は見事だし日本語もしっかりしているだけに残念。

  • 2014年5月

著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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