- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062773669
作品紹介・あらすじ
あのデビュー作が完全コミック化!
二ヵ月前の学園祭、飛び降り自殺をした同級生は誰?
受験を控えたある雪の日、凍てつく校舎に閉じ込められた8人の高校生。いつまでも鳴らない予鈴と無人の教室。そして5時53分で止まった時計。直木賞作家と大注目漫画家が夢のコラボ。月刊少年マガジンに掲載された大人気ミステリのコミック版、登場!
※本書は、2008年11月~2009年5月に刊行された「講談社コミックスKCDX」全四巻を二分冊した上巻です。
感想・レビュー・書評
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先日直木賞をとられた辻村深月さんのデビュー作、名刺代わりの物語。
そちらのコミカライズ版となります、白く、白く、ひたすらに白く。
その白く塗り込められた心に それぞれが何かしらのネガを隠しこみ、
青春の純粋さとそれ故の残酷さが、いっそう浮き彫りに見えてきます。
秋の入り口を迎えた今の時期、久々に原作も読み返したくなりました。
この、秋から冬へ、そして、春の芽吹きに至る、スコシフシギな物語を。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原作は未読。ミステリとしての仕掛けは面白かったが、こういった仕掛けは小説のほうが相性がいいだろうなあと思った。
これ、原作はP1200の大長編なんですね。流石に漫画上下巻2冊でまとめるのは無理があったのでは。もう少し一人ひとりを丁寧に掘り下げないと、ピンとこないかも。ミステリというより青春小説としての側面が強そうだし。
仕掛けは十分面白かったと思う。文字で読む方がミスリード出来て楽しめただろうから、今更だけど、未読の方は原作読む方がいいですね。まあ、p1200読むのは無理だけどあらすじが知りたいって人にはちょうどいいかも。
漫画は君嘘の方が書いてますが、デビュー作らしくかなり荒削り。 -
先日ハマった原作のコミカライズということで(しかも漫画は新川さん!)、書店でお取り寄せしてもらいました。
原作の雰囲気を壊すことなく、登場人物が奮闘します。原作では、暗い冷たい寒いの描写が食傷的なほどありますが漫画になるとテンポも良くなる分、そこはさらっと絵で表現されていました。
原作を読んでから手に取るのをおすすめします!! -
漫画版も読んでみました。
絵がかなり綺麗なのでこちらもオススメですが、やはり小説版の全てが描けているわけではないので、小説版を押します(o^^o) -
4月は君の嘘の絵より少し雑かなとは思いました。辻村さんだけでなく、新川さんの絵ということで期待してたので、残念。
ストーリーは良かったです!小説も買おうと思います^^ -
辻村深月の原作小説のコミック版。閉ざされた校舎で、学祭で自殺した何者かを思い出す度に1人ずつ消えていくホラーミステリーなんだけど、絵が何処と無く柔らかいからか、そこまで怖くはなかったかな。雰囲気は好き。それぞれが青春特有の心の闇を抱えているなか、何故8人が閉じ込められて消されていくのか、この中に自殺した人物がいるのか、上巻は謎ばかりなので下巻で確かめたい。やはり原作の方が深く味わえそう。
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最初はコミック版で入りました。
けっこう、
簡略してるし、キャラクターの性格なども違うので小説から入った人には違和感があるかもしれません。
が、
スピード感があり、ちゃんと最後には心に残るものがあるので損した気分にはならない良書です。 -
雪の降る朝、校舎の時は止まり…それは誰かの思いの中。
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原作よりもホラーテイスト。
読みやすくなっているが、それだけに失われてしまったものも多い。
途中、誰が誰だかわからなくなってしまった。 -
受験を控えたある雪の日、凍てつく校舎に閉じ込められた8人の高校生。いつまでも鳴らない予鈴と無人の教室。
5時53分で止まった時計。
二カ月前の学園祭、飛び降り自殺した同級生は誰だ?
緊迫したはじまりかた。
辻村深月さん原作。
本を読もうとも思ったけど、長そうなので、とりあえず漫画から~と思って手にとってみた。表紙が好み。
4巻までの方のコミックもあるみたいで(講談社コミック?)、そっち買おうとして本屋いって、先にこっち見つけたからこれ買ったんだけど、どこか違うんだろうか?
最初だけじゃなく、終始ドキドキハラハラの展開。
続きが気になってしょうがない。